朝のエレベーターで
待ってるのは2人きり
私と60過ぎの女性
顔見知り程度の人

朝の挨拶だけはする
こちらから
しないと絶対しないのは気付いてたけど
逆に面倒だから挨拶はこちらからする

彼女が先に待ってたから
彼女が先に入る
そしてボタンの前に立った
私はその後に乗り込み
自ずと奥へ進む

目的階到着 ドアが開く

さて

普通なら
前に立ってる
つまり出入口に近い人から降りていくものと
私は思ってる

たまに親切な人がボタンの前にいたら
《開く》ボタンを押してくれて
「どうぞ〜」とか言ってくれて
「お先に…」とか
「スミマセン」とか言いながら
降りることもある

それが日常の形と私は思ってて
そして別にそんな事どうでもよくて
急いでる人はさっさと降りればいいし
そうでもない人は
ゆっくり流れで降りればいい

さて
その人はボタンの前に立ちながらも
《開く》ボタンを押す訳でもなく
なぜか降りない

あら?
ここの階ではないの?と思い
ボタンを見ると
それ以外のランプは点いてない
ここが目的地のようだ

あら?なんで降りないのかな?
私より出口に近いのに
そんな事を思ったところに
突然
『早く降りろよ!
男言葉で怒鳴られた

え〜?
なんで〜?

なんで私怒鳴られてんの?このオバさんに

降りて欲しければ
ボタンを押してどうぞって言わない?
年配者が前にいるのに
それを越えてまで先に降りるなんて事
私はしないよ

《開く》ボタンを押してくれなきゃ
意思なんて伝わらない
この環境で年配者差し置いて先に降りる…
ましてや年配はともかく
先に待ってて
先に乗ってて
出入口近くの場所に立ってる人より
先に降りるなんてことする人いる?

正直こんな言われ方する謂れもないし
ただ開いたドアを前に
ボーッと立ってるオバさんが
譲ろうとしてるのかどうかなんて
ボタンを押してくれなきゃわかんない

しかも女で友達でもない人に
『早く降りろよ!』

こんな言い方されるいわれもなく
カチンと来た私は

『そんな言い方ないんじゃないんですか?』

と言ってやった…ボソッと
そしてそのままスッと降りた

そしたらその女性は
『すみませんね〜口が悪いもんで
そう答えた

すごいドン引き

相手にするだけ時間のムダ
こんな年齢重ねてても
赤の他人にこんな口の利き方をする人って
いるんだーと正直ビックリ

口が悪いなんて関係ない
還暦越えてるのに
他人に対するこの尊大な態度
少なくとも私の生きて来た環境にはいない

生まれとか育ちとか
あんまり気にはした事ないけど
こんな事が日常の環境の人なのか

世の中にはいろんな人がいるとは
思ってるけど
歳を重ねてまで
赤の他人にこんな口のきき方しか出来ない彼女を
少し哀れにすら思った

確かに趣味で集う人々の環境はまさに様々で
出会う事のない環境の人もいるって事に
最近ようやく気付き
そして環境の合う人同士が仲間になって行く
そんな単純な事にようやく最近付き始めたところ

さわらぬ神に祟りなし…だよね

それでもモヤモヤは止まらない
だからブログに綴ってみる