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まだ学生の頃、私はライブハウスでアルバイトをしていた。

ライブハウスといってもカウンターbarがあり、卒業して就職してからも、毎週末の様に呑みに通っていた。

来るお客さんも音楽好きばかり。
常連ばかりで、家族のような楽しい場所だった。

旦那ともそこで出会うことになる。


今時の若者が聴くような音楽ではなくて、ブルースやR&B, 50年代から60年代のオールディーズを好んでいた私は当時20歳。

お店にやってくるお客さんからしたら、異質な存在だったと思う。

私より5歳上の旦那とは、そんな中すぐ仲良くなった。

ある休日、私達は天気のいい公園で昼間からビールを片手に芝生でゴロゴロしていた。
犬を散歩する人が沢山通りかかり、中でもトイプードルが多い。


俺の夢は、トイプードル飼ってアフロにしてJBって名付けることなんだよね~

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そんな何気ない会話が数年後に実現することになる。


お互いに当時付き合っていた人と別れてしまった時、一緒にいて居心地が良く、何より楽しかったから自然と付き合うようになった。

そして1年後には同棲を始める。

そんな矢先、当時自営業の旦那は仕事がうまくいかず鬱病になってしまったのだ。

病院へ通い、薬を飲んでいるが気持ちはマイナス思考ばかり。
私に迷惑かける自分が許せないと自分を責め続けていた。


希望を持ってもらいたい。。。


そんな中、公園での一場面を思い出したのだ。


          犬を飼いたいんだけど。


旦那に言ってみた。

俺がこんなんで、動物なんて絶対無理だよ。

でも、トイプードルのブリーダーさんが居るんだって!見るだけでも見に行かない?


半強制的に連れて行ったのだった。

そこは郊外にある、動物病院の先生が営むところだった。
元気過ぎる仔犬が我先にとアピールしてくる。
連れてってー!
連れてってー!



可愛いねぇ。

旦那に話かけると泣きそうな顔で、

俺、コイツがいい。

と、これまたビクビクした仔犬を抱いていた。
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元気一杯の仔犬達に揉みくちゃにされ、隅の方で旦那を見つめていたのだという。

うまくアピール出来ずに兄弟達に押し退けられていたこの子を見て堪らなくなったのだ。

その頼りなさげな表情に私も一瞬でノックアウトされてしまう。

絶対ダメ!としつこく繰り返していた旦那は、その子を離そうとしなかった。



我が家にはついにJBがやってきたのだ。


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JBには俺らしかいないんだよね。
幸せにしてやらないといけないよね。


外出も嫌がってた旦那はJBを連れて散歩する様になった。
散歩道でご近所さんとよく話すようになり、JBを連れてドライブにもよく行くようになった。

JBは我が家の希望だった。

鬱を克服し、JBと共に我が家には笑顔が溢れるようになった。



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現在JBは8歳。3月9日で9歳になる。
サンキューJB。

長生きするんだよー。