ケーキを美味しく食べる方法 -4ページ目

フッと浮かんだ二年前によく聴いていた曲。
フラッシュバックするあの風景。

肌寒い日
雪が降った日
雨が降った日

毎日同じ道を通って出勤していた頃

浮かぶあの道

駅の下
電気屋の隣の道
空き地

大好きだった職場

何ひとつ欠けない記憶

あの子を失った次の日も
叶わない恋をしていた日も
やっと地に足をつけた日も

変わらず通った道

やっぱり欠けない記憶


忘れる必要なんかない。
忘れられない。

忘れてたはずだった。
もう思い出さないはずだった。

何かを置いてきた
何かを忘れてきた
…多分未練。

大好きだった職場。
自分がいた場所にもう自分がいない現実に耐えられない。

思い出す道は家にも続く。

白いマンション
国道
ガソリンスタンド
ファミレス
大学野球部の寮
またガソリンスタンド
公園



高校時代
専門時代
社会人
毎日通った道

ある日は一人で
ある日は友達と
ある日は彼氏と
ある日は親と…

もう一度通ることはあるのか。

母は今もあの道を通っているのか。
何を思い
何を感じて
どんな表情をしているの

私とも何度も通った道
ランチに行った
買い物した
喧嘩しながら通ったりもした

夜遅いと駅まで迎えにきてくれた
なかなか会話ができない道
もっと話せばよかった。

家に続く道はさらに家の中まで続く。

私の汚い部屋
父が寄り掛かる壁
台所
テレビ…

家族四人で囲う食卓

何ひとつ欠けない記憶
でも気付いた欠けてる記憶。

母の笑った顔
父の笑った顔
弟の笑った顔

思い出せない。

最後に笑ったのはいつ?
その笑顔を消したのは私?

『あの日』
私は夕飯に餃子を作った。
美味しいって言われた。
クイズ番組見てた。

もしあの日が最後だってわかってたら
もっと伝えたいことがあった
伝えてほしいことがあった
声が聞きたかった。
笑ってほしかった。

未練があるのは恋じゃない
職場でもない

大好きだった北九州。

私の幸せな、幸せな…
悲しい日々。


自分がいた場所にもう自分がいない現実に耐えられない。


今の私に音楽は毒
でも思い出さなきゃ
覚えておかなきゃ

私は今の幸せに埋もれてしまいそう。
静岡という地に埋もれてしまう。

私は北九州にいた。

あの道
忘れてしまったらもう戻れない。

何ひとつ欠けない記憶
でも忘れてしまっていた記憶

思い出したい
あなたの笑顔。

心には心を

心には心を

心に心以外のもので返しても釣り合いはとれない。

いつか壊れてしまう。

少なくとも私は疲れてしまう。

人が何かをする時その裏でその人の心が動いてる。

その心に心で返さなきゃ。

『あとで』
じゃなくて

楽しかった
嬉しかった
感謝した
『今』

自分にできることを心で返さなかったら
きっと損をする。
後悔する。

知らないところで
心の距離は離れていく。

心には心を

忘れないで
私の大切な人。

快晴

数日続いた雨も嘘のように晴れ。
こっこもこーちゃんもお昼寝してます。

窓を開けていると風がかすかに金木犀の甘い香りを届けてくれ、もうすぐ秋がくると告げてくれています。

退屈だと思いがちな昼下がり、私はとても幸せです。