皆様、、、といってもどれくらいの方が読んで下さるのか・・・
この記事も書庫に放置したまま1ヵ月以上経過してしまいました
でも、気を取り直して、書きます!
私にとってスペインで一番特別な場所と言えば、Santiago de Compostela (サンティアゴ・デ・コンポステーラ)。
Santiago(サンティアゴ)とは、英語で言うところのSt. Jamesという聖人の名前で、
Compostelaは、ラテン語で星(ステラ)の野(カンポ)という意味だそうです。
星に導かれて聖サンティアゴの骨を見つけた場所ということが名前の由来とも。
確か、大聖堂には骨が入っていると言われる銀の小さな棺が展示されています。
また、フランスから続く巡礼地のゴールとしても有名な場所で、
夏になるとヨーロッパだけでなく、多くの国の人が徒歩あるいは自転車でこの地を目指して来ます。
カトリックの聖地ではあるものの、カトリック教徒でなくても、人生の節目として歩く人も多く、
最短で100キロ、最長はフランスから900キロの道程です。
いつか私もピレネーの国境から歩いてみたい!
死ぬまでにしたいことのトップです
さて、スペインのガリシア地方にあるこの街は、大学の街とも言えます。
大学生の総数は3万人とも言え、学期中は若者が多い街です。
私は1993~1994年の1年間、この街に住み大学でスペイン語を学びました。
あれから、もう約20年になるのですね~(遠い目)
この街に着いた日は忘れもしない、6月下旬のある日、
ガリシアらしい濃いグレーの雲に覆われた空、小雨がすでにぱらつき始めていました。
それまで3ヵ月間住んでいたサラマンカという似たような大学都市から、
スーツケースとボストンバッグのみの引っ越しでした。
町はずれの鉄道駅でスーツケースをコインロッカーに突っ込んで歩きだした時点で、
私は地図も持たずに来た事をすでに後悔し、不安な気持ちを抱えて緩やかな坂道を登り始めました。
良く考えれば、6月と言えば学年期が終わり、学生の多くは実家に戻っている時期。
街のメインと言える旧市街は観光客が多く、学生らしき姿はチラホラ見える程度。
萎んでいく気持ちをなんとか奮い立たせて、小雨の中、歩みを早めました。
まずは住むところを決めなければいけない・・・けど、知り合はいない。
今思えば、勇気があったいうか、無謀だったというか。
世界中から来た留学生で溢れていた国際色豊かなサラマンカでは、
留学生向けの情報は沢山あり、地元も外国人学生の受入れに慣れていて、
大学やスーパーの掲示板にはたくさんのフラットメイト募集やホームステイ情報がありました。
サンティアゴも同じ大学都市だから、まあ大丈夫だろうと高を括っていた私。
話はちょっと逸れますが、なぜサンティアゴに移ったか・・・。
サラマンカは美しくて楽しい街だったけど、何せ外国人が多く日本人も多い。
心細さも手伝い週末は日本人留学生で集まり、ほとんどスペイン語を話さない、そんな日もあり・・・。
また、スペイン人学生とは交流はあったものの、
短期で帰国してしまう外国人留学生とは、友情と言える関係を築くのに消極的でした。
「このままでは、何のためにスペインに来たのかわからなくなってしまう」
そう思って、ホームステイ先の家族に相談したところガリシアは綺麗だし、
古い大学もあるけど、まだ外国人留学生は少ないはず・・・と教えてもらい、
意を決して茨の道を選ぶことにしたわけです。
そうして、サンティアゴで・・・
各学部の掲示板を見に行ったものの、古そうな2,3のメモがあったのみ。
スペインの学生は夏休みが長いので、6月末の試験が終わると部屋を一旦引き払うことが多く、
この時期はフラットメイトの募集おろか、スペイン人学生さえあまりいなかったのでした

天気のせいもあって気分はどんどん落ちて行く・・・気を付けないと泣きそうになる。
「どうしてここに来ちゃったんだろう」「サラマンカに留まればよかった」と呟いてみたり。
毎日続く曇り空と、6月末だと言うのに肌寒い気温。
そんな日が3日も続き精神的にも参って、泊まっていたペンションの女オーナーが
心配そうな顔で「大丈夫?」と話しかけてくれるのが支えでした。
****** その2に続きます ****
サンティアゴ大聖堂↓(この日も曇天)