またしても夢の話ですよ?



私はドラクエみたいな世界の村にいて

その村になんと巨大黒豹が襲って来た所から
夢がスタート

村人は(私も)村の一番奥の教会に逃げ込んだのだけれど


でっかい入り口の扉が開いたままで

「このままでは、黒豹が飛び込んで来て
結局全員喰い殺されてしまう…」と思ったのだけれど

村の男の人たちも、私の父も
恐怖で叫んで震えていて
誰も扉を閉めに行けない

入り口に近づいたら、気付いた黒豹に真っ先に
喰いちぎられてしまうかもしれないから

『でも、このままじゃほんとにただ全滅を待つだけだから』

わたしは、も、なんだかやけくそになって
一人、入り口まで駆け
重たい鉄の格子戸を、渾身の力で引き下ろそうとして

でもそのとき

教会の外に鎖で繋がれている
ヤギや犬が目に入って…

「あの子たちを外に繋いだまま扉を閉めたら
 鎖で逃げられないで、みんな生きたまま喰いちぎられてしまう」

「でも、鎖をはずしている間に黒豹が来るかもしれない
 そうしたら私も死んじゃう!!」と激しく瞬時にぐるぐる考え

でも、まだ黒豹が来るまでには何十秒かある!と思い
鎖を外し始めたのだけれど

恐さのあまりに手が震えて
どうしても鎖が外せない!!

どうしよう、もうダメ!見捨てて中に逃げようか…と思ったのだけれど
そのとき鎖に繋がれた犬と目が合って

その目が真っ黒でツヤツヤ光ってて
ちっとも状況が解ってないようで
とっても可愛い目をしていて

それを見てしまったからには
「もうちょっとだけがんばるんだ!!」と
必死に鎖を外し続け…………

そこで『は!!!』っと目が醒め…

『自分、ちょーかっこえーーー!!』と思ったのと同時に
あまりの自分の『漢らしさ』にがっくり来た!!




そして次に思ったのは

1/「ね。あれ?勇者は?」(素朴な疑問)

2/「なんでワシ、教会の奥で泣きながら『もうダメー』とか言ってる
   村娘の役じゃないの?」

3/「なんでワシ(女子)が鉄の鎧戸を、
   ものすごいガッツで引きずり降ろしてんの?しかも一人で?」

4/「その挙げ句、なんで
   か弱き犬やヤギまで
   ガクガクブルブルしながらも助けようとしてるの?」

5/「もっかい問う。ね、勇者は?」

この夢の話を、友人たちに話したら
「勇者はね。 ま、いたじゃん?」と
微笑みながらそっと肩に手を置いてくれたりなどと
色々な残念なご意見が返って来たりして

ま、「全ウミノ村が泣いた!」
みたいな結果になってしまった訳ですが

次に同じような夢を見たら
是非、「ハウル」とか「ジャックスパロウ」が
斜め後ろからあらわれて

『俺の後ろへ!いいか、離れるな』

などと、言われるの希望!!切望!!

黒豹め!!おぼえてろよ!!