…集英社さんから

『ハチミツとクローバー』のイラスト集を出していただける事になりました

いま、表紙のカラーをぺたぺた塗っております

私は水彩絵の具の透明のと不透明とあと、ポスターカラーとかを使って描いているのですが

そういえば、ちゃんと色見本を作った事無いな、と思い

(ずっと、「あった方がいい」と思い続けて数年…)

横長の水彩用紙のいい紙のスケッチブックを買って来て

メーカー別に色を塗っては下に名前をかいて…というのをやっています

「急がば回れ」

漫画を描いていると、ピンチの度にこの言葉が浮かぶのです

これ、ほんとなんですよ

慌てて,作業をはしょると、

ショートカットできたようで、実は迷宮に入ってたりするのです

今お風呂で『脳』の本を読んでいるのですが

「能率が落ちて来た、とおもったら、部屋を片付けるといい」とあって

片付ける行為そのものが

頭を整理する作業に似ているから、とありました

色見本を作る事は色の整理整頓です

一回一回チューブを開けて,色を確かめながら選ぶというのは

積もるとかなりの時間になるのと同時に

やっぱり、見渡して全部の色を把握できないのは

言葉の解らない国で迷子になってるみたいだな…って

それにしても

絵の具をこう、一つ一つ並べておいていくと

なんてきれい

ほんとにきれい

あの色もこの色もほんとにきれい

ちゃんと理解して一番似合う場所に、似合う濃度でつかってあげられるように

ならなきゃいけなかったのに、できてなかったのです

こんなに奇麗なのに

子供の頃から使っていた『ホルベイン』はかなり把握できていたのですが

買い足してきた「クサカベ」とか「ウインザー&ニュートン」とか

「ターナー」のアクリルガッシュとか

もう、「あなたたち宝石ですか??」とおもうほどきれい

カラーを塗るのがますます楽しくなってきました

イラスト集はかなり分厚いものになります☆!!

中に入れるイラストのプリントアウトの山を見渡したとき

「よくもこんなに描いたなぁーーーー」と自分でも笑ってしまいました

かなりなボリュームのギュッと詰まった濃ーーーいイラスト集になりそうです☆

今デザイナーさんと編集さんと私でがんばって創っています

楽しみにしていて下さいね

今の所春発売の予定です

では!また色塗りにもどります☆