ここの所この歌をずっときいています

スガシカオさんの新しいシングルです

くりかえし聴けば聴く程

どんどんせまってくる歌です

「甘い果実」の時と同じで

何度も聴くうちに、どんどんピントが合って来て

音が足下まで迫ってくるくるような…

気がついたら満ち潮で

足がふいに波で濡れて ぞくっとした。みたいな

この『真夏の夜のユメ』は

映画「DEATH NOTE」の主題歌です

私は原作のマンガがとても好きで

自分にはとても創り出せない世界に

いい意味で ほんとうに翻弄されっぱなしでした

最終巻読みました

見事なラストでした

すごいなぁ。

このどんどん広がって複雑になる世界を

投げ出さずに 積み上げ続けた

 原作の大場つぐみ先生と

絵というのはカンペキに近くなると

どうしても堅くなっていくはず、とおもっていた

私の考えをぶっつぶしてくれ

いろんな人間の表情を、とてもとても豊かに

そして固まらず流れるように

新しい表情を手から産み出してくれて

私たちに見せてくれた

小畑先生に 

ひとりの読者として

でも、やっぱり描き手として

感謝と尊敬を

ああ、照明の落ちた映画館で

エンドロールと一緒に

スガさんのこの歌が流れるのを

頭の中で再生するだけで 鳥肌がたちます

ハチミツとクローバーの映画を作っている現場をみて

映画にとても興味がでてきました

たくさんの人が関わってほんとに一生懸命作ってるのです

アニメも。マンガも。音楽も。

好きな事を仕事にしてしまった人たちの

苦しさと かなしさと ほんのちょっとの希望と

いっしゅんの喜びと

そういうのが 見えてしまう様な気がして

せつないです

がんばろうね。わたしもがんばらないとね。

幕を引けるのは 創り出した人間だけだものね

それにしてもなんて勇気がいるんだろう