19才…

ああ、そうきたか…とおもった

なんてきわどいタイトルなんだろう

こういう一言を切りとられてしまうと

「ああ、もう、ばか!」って

真山をののしる山田さんのような気持ちになる

もちろん。バカとは、大好きということです。

おなじく

女の子をこういう風にきりとれるとしたら

14才がいちばんちかいようなきがする

(これは個人的にそうおもうだけなのかもしれないけれど)

でも、どうして、男の子は19才で

女の子は14才なのかな。と考えていたのだけれど

やっぱり、体の都合だとおもいあたった

女の子の15才はもう大人だから

私は14才の最後の夜

とてもやりきれない気持ちになって

自転車で夏休みの終わりの生温いまちをぐるぐると走り回った

走り回ったって、どうにも逃げられないのに

ネズミが輪の中でぐるぐる回るみたいに

スガさんの『19才』を聴いて

そんな事をおもいだした

ハチミツとクローバーの映画のエンディングに流れる

嵐の皆がうたってくれる「アオゾラペダル」という曲は

スガさんが作詞と作曲を担当して下さったのですが

初めてその歌詞を受け取った時

ほんとうにどうしたらいいのか驚いてしまって笑い出してしまい

そして思わず声に出してつっこんでしまいました

『スガさん!!

 この歌詞、ハチクロの来月号なんですけど!?』

 

 

スガさん…

なんというか。もう、ほんとうになんていったらいいか

(結局、そのシーンはちょっとのびて、本当にラストあたりに

 入る事になりましたが)

あんまり貴方の歌を聴きすぎて

どこかが無線LANでつながってしまったのでしょうか

スガさんが映画のプレス用コメントの中で

「この物語のテーマソングなら誰よりもうまく書ける自信があった」

といってくださっていたのですが

ほんとうに…ほんとです。だって

この歌詞、ラストシーン近くでほんとに描こうとしていた情景なんですもの

こんなミラクルがおきることを

ハチクロを描き始めた頃は予想もせず

ただただ好きでスガさんの歌を聴きながら描いていました

それが、映画になり、ご本人から曲をいただける事になり…

そして…まだ描いていない来月号を

なぜか歌詞の中にみつけてしまう…

人生とか世界とか幸せとか

とりとめない所まで飛んでゆきそうです

きっと一生言葉にはおとしこめないんだろうな