今朝、情報番組で「3・11東北大震災の復興」をとりあげていました
数々の番組をてがけるデレクターさんのお母さまが福島で被災されて、あの日からの一年間を自らカメラを持ちドキュメンタリーにして放送されていました
当時78歳のお母さまは、最愛の夫を亡くした3ヶ月後にあの震災で被災したのです
52年間連れ添った夫に先立たれ、たった一人で心細い中での被災
その数日後、息子がまわすカメラの前でお母さまが言った言葉・・・
「生き残って良かったのだろうか・・この歳で今から復興にむけてやっていくのはしんどい。死んだほうが良かった」
先の見えない状況での不安や葛藤、複雑な心境は計り知れません
「まだ戦争で被爆したほうがましだった、戦争なら憎む相手がいて怒りや悲しみをぶつける場があるから。地震被災は天災、どこに気持ちをぶつけたらいいの?」
それからの1年間は詳しく放送されませんでしたが想像を絶する日々だったことでしょう。それでも被災から1年たって半壊していた家も建てなおし、新しい生活がスタートしたようです
最後にお母さまがカメラにむかって笑顔で言った言葉・・・
「生きてやろうじゃないの!」
涙が止まりませんでした
「亡くなった夫が生前いつも言っていました。俺が先に死んでもお前は長生きしろ!って。今は生かされたことに前向きに、亡くなった夫のぶんも精一杯に長生きしますよ」
震災から1年半・・・震災直後も自分に何ができるかわからずに、ひたすらお店のレジでチャリンチャリンと小銭を募金するしかなかった私
1年たったからこそ、わかることもあるかもしれません
自分の母親が涙する姿をカメラにおさめ続けたデレクターさんの、色んな意味での覚悟に感謝します
改めて震災復興への関わり方を見つめなおす機会を与えてくださってありがとうございます
自分に何ができるか・・・
まずは、このドキュメンタリーが本になっているそうなので購入したいと思います
本、1冊分の売り上げだけでは大きな支援にはなりませんが、この本を読んで何かを感じることができたらその先に、私にできる何かを見つけることができるかもしれません
[生きてやろうじゃないの!] 青志社から 武澤順子・武澤忠(著)
お母さまが震災後、誰にもぶつけることのできなかったたくさんの想いを、新聞広告の裏や紙切れにつづり続けた手記などを息子さんの目線でまとめた本です



