さて、手術の話に戻ります。
手術室に入る際のいでたちですが…
着衣は病院の寝巻き。健康診断でよく着る、上が浴衣の合わせみたいになって脇で紐で留める、よく
あるアレです。
下着はつけないで、両膝下にだけ、血栓予防で圧着ストッキングを履いてます。
足先に穴空いてるんですよね。不思議形状です。
看護師さんと母と一緒に、虹の橋🌈(違)歩いて渡ってきまして、母とは手術待合室前でお別れです。
じゃぁねぇ〜がんばってねぇ、とハイタッチで分かれました🤚
待合室で案内の看護師さんに髪の毛のカバーを渡されて被ります。「素敵なお母さまですね💕」って言っていただいた事を憶えています。ハイ、美人さんの可愛い母なんです😊
手術室に入る前に、待合室で手術チームの方々に次々紹介されます。看護師の方々と、麻酔医の先生、その他? 総勢で6名だったかと思います。(何人かは手術室に入った後にご挨拶しました)
手術室に移動します。医療ドラマとかで見る通りですねぇ〜ドキドキ💓 (既に面白さの方が恐怖心に勝ってますw)
こちらはフリー素材ですが、ハイまぁこんな感じです👇 電球いっぱいのライトが、いかにも手術室って感じ。
其方に乗ると、首の高さに合わせて枕(私は頸椎根痛の持病があるので、バスタオルを折って低めに調整いただきました)をセットして寝転びます。
身体の上には断熱シートみたいな銀色の覆いを被せられて、その下で着てきた寝巻きを剥ぎ取られて、圧着靴下のみのスッポンポンになります。
事前に説明いただいた様に、チーム各位により、四肢・身体各処に、一斉に色んな器具が取り付けられていきます。
左腕の手首下外側から点滴の管。結構深く刺すもんですね。でも痛くありません。絆創膏っていうか透明なテープでガッチガチに固定します。右腕からは血液採取されました。
背中の硬膜外麻酔のセットには、横向きになって背中を麻酔の先生に向け、なるべく丸く突き出すような姿勢になって看護師さんに押さえつけられます。こんな感じ👇
背中には新たに大きいサランラップみたいなのが被せられて、麻酔が通るとこだけ穴空けてセットしてるようです。
脊椎の間の一番通りやすそうな処を見定められて、先ず痛み止めの注射、次に極細の管がシュルシュルっと背中に入ります。鍼灸の鍼の長〜いのが通る時のような、ツンとした痛みとピリッとした感触が管の辺りに走り、モゾモゾイテテッとなります。
両脚は圧着靴下の上から、血栓予防のプシュコンプシュコンてポンプする機械(語彙ご容赦🙏)がセットされます。
他にも色々あったかもですが、こんな感じでひと通りセットされて、上向きに寝転がると、
「はい〜麻酔入りまーす」
と口に透明な覆いが被さります。
ここで自分でもハッと思い出してるんですが、個室出てからずっと、院内コロナ防止ですからねーと着けるよう促された、不織布のマスクしたままなんですよ。えっ、取らないんだ?麻酔吸えるの❓効くの??とか思うんですが、お構い無しに
「ハイ〜、眠くなったら言って下さいねー」
と声がかけられます。取らないんですねー。
本人は楽しくて興奮してるし、中々効くもんか〜フフフー😏とか不敵に考えちゃってます。
その間、左のこめかみに、麻酔の効きをモニターする装置とかも取り付けられます。感触から、こんな先端だと思うのですが👇
くっつきにくくて、「あれ〜着かないな」とかグイグイ押し付けられて、イテテテテとか言ったのを覚えています。
そんなこんなしてたら突然、目眩みたいに、目の前の景色がグラっと揺れました。
「あれっ、眠くなってきた気がします」
そう言ったら、おーそうですか〜とかいう応答を聞いてるうちに、すうーっとものの数秒で意識が遠のいていきました。
麻酔効いている間は、何だかシュールな夢見てました。
風邪とか具合の悪い時に見るんですが、幾何学模様とか、よく分からない形状の物体が現れては消える、ダリの絵みたいな夢です。ちょっとモノクロ気味でした。
「◯◯さん、終わりましたよ〜」
と声を掛けられて、聞いたら何だかものすごく安心した心地になって目が覚めて、手術は終わっていました。