二日酔いの朝です(´0` )
今日はアイゼナハを後にして、次の公演の地・ゲーラに向かうのですが、途中、先日宿泊していたナウムブルクに寄ります。
と言うのも、街の中心のヴィンツェル教会にあるジルバーマンの弟子のヒルデブランド作で、バッハ自身が鑑定・調律したオルガンの音色を、教会のカントールの演奏で特別に聴かせていただけることになったからです。
教会自体は現在冬季休業なので、お約束の時間に訪ねて、開錠して入れていただきました。
残念ながら写真や動画は公開しないでね、とイケメンのカントールさんにお願いされたので、内部の写真と動画はblog公開は致しませんm(._.)m
英語とドイツ語に堪能なカントールさんですが、グリムさんが通訳してくれるので、ドイツ語でオルガン作者のヒルデブランドや、その友達でオルガンの鑑定をしたバッハとの関わりを詳細に説明してくれました。
ひと通りの説明の後、パイプオルガン脇の階段から、鍵盤のある3階へ上がり、自らの演奏で6曲ほどバッハのオルガン曲を披露してくれました。
オルガンの音色は、細やかな音から重低音まで、非常にクリアで繊細な美しい響きで、カントールさんの素晴らしい演奏の腕前もあって、感動MAXな響きでした!
東独時代は信仰の自由もなく、教会も荒れ果ててオルガンもすっかりボロボロ状態だったそうですが東西統合後2000年からオルガン専門のなんちゃらという会社が丁重に修復と調律を行い、バッハの調律当時そのままの状態に復旧したそうです。
演奏の後、演奏席を実際に間近で見せていただきましたが、音色を変えるバーのレーベルの一部こそ後年に交換されたものがあるものの、殆どはバッハが鑑定した当時のものという事でした。
我々が教会に入る際、ついでについて来ちゃって一緒に見学できたラッキーなじじばばが数人いましたが、非常に特別な体験をさせていただいたひと時でした(^-^)