ちぶれ。~育児と虫と化石の4コマ漫画~

ちぶれ。~育児と虫と化石の4コマ漫画~

札幌在住の男児三人の母。現在合気道と放送大学と化石と昆虫採集が趣味。息子たちと一緒に北海道で生き物と触れ合う毎日を過ごしています。


 

エアチゼルもメーカーによって用途は様々。

 

ゴツクてパワーが強力!ガンガン削れるよ!という物もあれば、細かい仕上げ用に使う繊細な物もある。

 

エアーチゼルはその名の通り空気の力で振動させる器具。エアーコンプレッサーに繋げて使うので音がうるさいし、集塵機も同時に使わないと(これまたうるさい)砂ぼこりが凄い。当然目を守るゴーグルと防塵マスクは必須。(ハンマーの時も同様の装備を使う)。

 

で、ここでよくある失敗が「道具の手入れの時に部品を無くした!」のパターン。

 

繊細なチゼルほど部品が細かく、特にOリング(オーリング)と呼ばれるパーツは落としてしまうとまず見つからない。あと、バネもねえ・・・。

 

エアチゼルは海外メーカーの物が多いので部品の取り寄せも面倒くさい。

 

私はクリーニングの前に器具の手入れをするが、その際にはその辺にある標本用の内部が白い箱の中で行うようにしている。

 

エアチゼルは作業が捗るし、好きなんだけど個人では買えない(やってる人もいるけどね。防音設備無い家では無理)し、手入れが面倒。先端の針も鈍るので研磨しないといけないし、色々大変。

 

まあタガネも研磨する手間は同じなんだけど。

 

ただタガネに比べるとエアチゼルは針。なので研磨には慣れが必要。未だに上手くできなくて名人の男性に頼んでいる。うう、自分でも出来るように覚えないと・・・。

 

エアチゼルは削れ過ぎるから俺はタガネとハンマーでやってるぜ!という方も多いので好みの問題もあるのかもしれない。

 

他にも物理的なクリーニングにはルーターで削るという方法もある。振動が少ないので薄い部分にはお勧めだが、下手すると化石を削るリスクがあるので上級者向けかもしれない。

 

そして私は上級者ではない・・・(泣)。

 

 

 

化石のクリーニングには物理的な方法と化学的な方法、そしてデジタル的な方法がある。

 

物理的な方法にはハンマーで石を直接割る、ハンマー&タガネで割る、エアーチゼルという器具を使って行う方法などがある。

 

母岩が砂岩などで柔らかい場合はカッターやメスで削ったりするし、母岩が硬過ぎてチゼルでやると効率が悪い場合はルーターで切れ目を入れてタガネとハンマーでコツコツ母岩を取り除いて薄くしてからチゼルで仕上げる。

 

ハンマーを使う時によくある失敗がすっぽ抜けてケガをする、指を打っちゃう等。

 

すっぽ抜けを防ぐためにはハンマーを水に漬けて柄を湿らせるとか、ロックピック用の柄と一体形成のハンマーを使ったりする。

 

ハンマーも用途によって大きさを変える。タガネも同様。細かい部分は歯科衛生用のピックや針を使う事も。

 

母岩の状態によってやり方は様々だが、必ず出てくる失敗が「母岩を取るつもりで化石が割れた」ケース。

 

でもご心配なく、クリーニング室には接着剤が各種取り揃えてある。

まあ、割らないのがベストなのは言うまでも無いのだが・・・。

 

たまに博物館で見るレプリカの全身骨格展示でオリジナルは茶色に、近縁種で埋め合わせた部分は白で表示して展示していることがあります。

 

結構白い部分多いんですよね(笑)。

 

だから特定の種類の恐竜の骨の研究をする場合、近縁種の骨を見て推定するらしいです。

 

化石の事を勉強する為に骨をスケッチするのなら、まずはワニから入ると良いよと言われました。

 

確かにワニは恐竜と同じ主竜類(←で合ってるよね?)。基本から勉強するならそっちが近いかも。

 

鳥の骨格まで行ってしまうと色々変わっちゃってるし。

 

なので全身骨格をスケッチしていて「何かここ変じゃないか?」と思って専門家に聞いたりすると結構苦笑いされます・・・。

 

すいません、無知で(泣)。