太宰治の本を読んで
「人間失格」

自分で自分のことを人間失格なんて言うべきことじゃない。
なんて思ってたけど
文学としては有りなんだ。

何度か読んだけど
たぶんあれは自分ってこうなんだと認めたかったんだろうな。
本心じゃない仮面をつけて生きてきたんだと。
自分を見つめた末に、真実はこうなんだと。
そして、命が無くなる瞬間までも、自分は命がけで人を愛したんだと、愛されていたんだと感じたかった。
死にたいって事はどういう気持ちなんだろうか。

私にも、もう生きていても仕方ないのかな、何もかもうまくいかない。
自分はなんの価値も無いよなって、考えたことは今までに何度かある。
実際に行動してないから、今も生きてるんだけども、生きるのが辛いってことは世の中のセオリーになってる気がする。
でも自分が産んだ子供たちの顔が浮かんで、また前向きに生きてきた。
まだ死ねないって。

その子供たちは二人共、独立して自分の道を生きています。

無茶苦茶頑張った。
何にも自信ない母で、何にもこれといって与えてやれなかったのかも知れない。
けど、唯一自信があるのは子供たちを本当に心から愛しているってこと。
誰にも負けない、唯一無二の私の真実。

自分が親に求めていた気持ち。
それをめいいっぱい子供たちに注いであげようって。
物じゃなく、心から子供たちを愛する気持ち。
なんだかんだ書いてるけど、育て上げた後にそうだったよなって振り返ったから、そう思うんだけども。

一生懸命な時はそんなこと考える暇がなかったよなぁ〜。

生きること。
このことについて、また自分なりに考えていってみようと思う。

子供の頃の話は
また書きたいときに。

何とも暗い話なのかな。
こういった事考えないのかな。

自分を見つめると、もっとたくさんの自分が出てくるような感じがする。