先週、ニューヨークで開催されたサイバーセキュリティに関する国際カンファレンスで、39歳の主婦が自身が「サイバー・スパイ」であることを告白した。

まぁ、主婦といっても、そんじょそこらの主婦ではないけどね。この金髪のオバサン(イヤ、金髪は別に関係ないけど)、2001年9月11日に発生した同時多発テロ以降、独学でアラビア語を学び、テロリストを摘発するためにその手のWebサイトやチャットルームに潜入してたんだって。子供が寝ている間の夜や明け方に、自宅のパソコンから粛々と潜入捜査を実行してたらしい。25人以上のテロリストになりすまし、計画されているテロ攻撃やテロリストの潜伏場所なんかを突き止めた。これら情報は然るべき機関に提供され、これまでに2件のテロ関連事件の解決に役立ったという。また、その他のテロ事件についても、解決までには至っていないが、有用な情報を提供したとして評価されている。

彼女は、FBIの主催するこのカンファレンスで、マシンガンを構えて威嚇しているアラブ系の男、テロ教育係と名乗るアラブ系の男、アルカイダのメンバー斡旋担当者の男などの写真を映し、「これ、全部アタシ。ネット上で作り上げた、この世には実在しないスパイ軍団なの。他にも沢山いるわ。」と、400人の聴衆に向かって言い放った。「テロリストを理解するには、自分もテロリストのように考え、行動するしかないと思ったの。」

でも、やっぱり一人で潜入捜査をするのには限界があるようだ。5000を超えるといわれるテロ支援Webサイト。全てを監視、把握するのは容易じゃない。それに、1つや2つ潰したところで、また別の新しいのが出現するだろうし。


スパイかぁ...

映画の中のことみたいで現実味がないけど、実際にこういう人が世界中には沢山いるんだろうな。もちろん、彼女とは反対に、悪人のために働くスパイもいるわけで...

ジェームス・ボンドみたいに派手なスパイだけとは限らないんだよね。サイバー・スパイって、どちらかと言えば地味かも。それでも、その人の心次第で「善人」にも「悪人」にもなる。 怖い、怖い...