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今回は、町内会シリーズを。

 

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今年のGWは、ほんっっっまにどこにも行かず、ひたすらベランダでBBQを連チャンでやってまして。

 

2日目にお越しになられたメンバーは、うちの旦那のお母さんとほぼ同じ歳のオバチャンの手前さん(←仮名)と、そのオバチャンの10歳くらい年下の丘さん(←仮名)オバチャンのコンビだったのですが、この二人がオバチャンらしからぬトークで、メッチャ面白いのなんの。

 

まず、トークの内容がババ臭くなく、ちゃんとオチがある。

 

一つの話だけはご近所さんの話だったが、その方は元・町内会の会長であるヒカリさん(←仮名)で、どれだけ天然か?という話で盛り上がり。

 

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ヒカリさんは、我が家が引っ越してきてまだ半年か1年くらいの時期に我が家に来られ、私に、

 

「来年の自治会長をご主人さんにやってもらえないか?」

 

という話をしに来られ、正直メッチャ驚き、

 

(まだ埼玉県民になって間もないで???)

(っつーか、この町内の事も全然知らんのに???)

(うちの旦那・・・って常識知らずで有名なのに???)

 

と思いつつも、

 

「いや、『やれ』と仰るならやりますけど、うちの夫は会長なんて絶対やりませんよ。やるなら私が会長の仕事をする事になりますけど、女性でもエエと仰るなら・・・ですが、そもそも、私、まだ埼玉県に引っ越してきて間もないですし、町内の事なんて全くわかりませんから、どなたかにサポートしてもらわないと務まりませんけど、そんなんでエエんですか?」

 

と言うたら、考え込まれたヒカリさんは、次年度の会長をオバハンさんの夫というプランは取り消されたものの、長期計画書の中に我が家の名前が入ったプリントを持参されたという話で、

 

「えーーーっ、もう会長になるのが決定してるの???

だけど、オバハンさんが会長さんになったら、うちの町内は安心になるけどね〜〜〜。もうみんなヨレヨレだから(笑)。」

 

と。

 

 

 

手前さんは今年の班長さんなのだが、

 

「うちもね、『今年の班長さんをしてもらえるか?』って、2月くらいにヒカリさんが言いに来られたんだけど、ま、私も

『少しは元気になったし、いいですよ』って言ったのね。

そしたら、

『手前さんは何のご病気だったんですか?』って聞かれてね、

『悪性リンパ腫だったんです』って言うたらね・・・(抗がん剤治療をされて5年経過されたらしいので寛解という感じ?)、

ヒカリさんが、

『あ、そのその病気ね〜。僕の同僚もかかってポックリ死んで、もう一人もそれでアッという間に死んだんですよ』

って、『死んだ死んだ』って、やたら言うのよね(笑)。

悪性リンパ腫にかかった人間に言う話じゃないよなぁ・・・って思ってるうちに、(あ、この人、天然なんだ〜)って思うと合点がいってね(笑)。」

 

と、いかに天然さを発揮されたか?の自慢大会に(苦笑)。

 

ヒカリさん、ほんま、正義感正しくて、ちょっと面白いオッチャンなのですが、最近は私がやたら町内のややこしい問題に首を突っ込んでるので、私の顔を見たら関わりたくないんだか、逃げるように立ち止まらず去って行かれる。

 

***

 

このオバチャンコンビは、我が家の野性料理がメッチャ美味しいらしく(*炭火で焼いてるだけなのだが)、ベタ褒めされるのだが、

 

「ああ〜〜〜もうこんなに美味しい物をいただけたら、もういつ死んでも良いわよね〜。」

「そうよね〜。明日ポックリ逝っても良いわね〜。」

 

とか言いつつも、我が家は賃貸なので、いつ大家さんから出て行けと言われるかわからんという話をすると、

 

「えっ、やだ。オバハンさんとこが引っ越ししたら、私たちすぐに死んでしまうわよね〜。」

「そうよね〜。引っ越した翌日に死ぬわ〜。」

 

って脅される。

 

そんな事を言いながらも手前さんが、

 

「死ぬ死ぬって言う人ほど、コロっと死なないのよね(笑)。」

 

とサラッとオチを話されるオバチャン。

 

***

 

この手前さん、息子さんが二人いらっしゃるのだが、つい最近まで味覚障害があったらしく、食べる事しか楽しみがないと常々仰られてたので、

 

「私ね、味がしないから、『もう生きてても楽しみがないので死にます』って息子に言うたのね。そしたら息子等が大騒ぎしてね、今日様子を見に来るって言うてたんだけど、あら、何、この良い匂い〜〜〜。あらやだ〜〜〜(一口食べて)美味しいわ〜〜〜。ワインに合うわ〜〜〜。」

 

って、全然味覚障害じゃないし、ワインもグイグイ。

 

そこへまず長男さんから電話が入り、

 

「あら、やだ〜噂をすれば・・・息子から電話よ。

ごめんなさいね〜。」

 

って、テーブル席を離れて後ろのソファに移動されたのだが、スピーカーフォンで、しかもデッカい声で、

 

手前さん:「今ね、オバハンさんとこで焼肉パーティしてるんだけどね・・・」

 

長男さん:「えっ!?どこ?お母さん、どこ行ってんの?」

 

手前さん:「(←思った事を一方的に喋るタイプ)さっき、アボカドの入ってるサラダを食べたんだけど、美味しぃ〜〜〜〜いのよ。んでね、次は野菜の焼いたのが出てきてね、ズーーーキーーーだっけ?(←ズッキーニ)みたいな、韓国のがね・・・(←韓国カボチャのこと)」

 

長男さん:「えっ?えっ?何言ってんの???」

(*1から10まで話すのが面白すぎて丘さんと爆笑)

 

手前さん:「なんかね、オシャレなイタリアンレストランに来たみたいでね、何を食べても美味しいのよ〜〜〜。」

 

長男さん:「お母さん大丈夫???」

 

と、長男さんがパニックになってるので、私が横から割り込んで、

 

「あ、私、オバハンと申します。手前さんの近所に引っ越して来て1年半くらいになるんですが、うちのバーベキューにご招待してまして、今回が2度目なんですが・・・」

 

と言うと、

 

「えっ、2度も母を??? 」

 

と、また驚かれつつも、私の大阪弁ぶりでまた混乱されてるご様子だったので、

 

「あ、私、元・大阪人ですけど、長いこと大阪には住んでなくて、首都圏に住んで20年以上になりますが、ちっとも大阪弁が抜けてなくて誤解されるんですけどね、今はお母さんのご近所に住まわせてもらってます。

あの、長男さんの分の肉もご用意してますんで、どうぞ来て下さい!」

 

と言うと、ちょっとだけ理解されたらしく、

 

「そうでしたか〜〜〜。本当、ありがとうございます。」

 

とちょっとだけ会話をして、再び手前さんとの会話。

 

長男さん:「なんか、お母さん、元気そうだから、今日はそっちには行かないでおくわ。」

 

手前さん:「あらそう? オバハンさんがお肉を・・・いいの?」

 

とか何とかお喋りしてはったら、長男さんが遮って電話終了(長男さん、コツがわかってらっしゃるような・・・笑)

 

暫くしたら、今度は次男さんから電話が入り、再び席を離れてデッカい声で、再び長男さんと同じ内容を喋りだし、次男さんも

 

「えっ!?」

「どういう事!?」

「オバハンさんって誰???」

 

と、非常に混乱されてたので、これまた私が再び

 

「オバハンと申しますぅ〜・・・」

 

と喋り、長男さんと同じ内容をお話して、何とか息子さんお二人に伝わったような。

 

しかし、自分の親が、子供が知らない家に招かれてたなら、

(怪しいヤツじゃないのか???)

と警戒するかな?と思って、手前さんの息子さん方を安心させる為にも、夫の大学から仕事までちゃんと詳しく話すと、何と次男さんと夫は同じ大学の先輩後輩だった。

 

しかも、次男さんもどこまでもママチャリでウロウロする趣味も、フォーマルウェアが短パンなのも、また、ヘアスタイルまで同じで、

 

「なんかね、旦那様を見てると次男を見てるようでね・・・」

 

と言うてた理由がよくわかったのでした。

変わりもんが2人もおったなんて(苦笑)。