*ブログをご覧頂き、ありがとうございます。

今回は映画のアレコレを。

 

=ご注意=

ネタバレがあります。ご注意下さい。

 

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オバハン(私)は 、

『WOWOWの有料放送代を払う限りは元取らなアカン!』

と思い、せっせとWOWOWを見てる。

 

WOWOWでは映画も色々してるのだが、この連休に見てた映画のオバハン的感想を。

 

ただ、これらはオバハンの主観なので、偏見ありまくりやと思います。

 

たかがオバハンの戯論なので、その辺りは多めに・・・

(いや、体重やない)

モトイ〜〜〜。

大目に暖かい目でご覧頂ければ幸いです。

 

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その1:『ボヘミアンラブソティ』

 

私、クィーンをライブで見た世代ですけど、ファンじゃないんで・・・映画館に見に行かなくて良かったと先ず思いましたわ。

 

クィーンの音楽の完成度は高いと思いますわ。

フレディ・マーキュリーの歌唱力も素晴らしい。

それも認めますわ。

曲も知ってる。

けど、レコード買おうとは思わなかったし。

 

ももうちょっと生きてる時代が遅かったら、今やエイズの治療薬も色々と開発されてるようですし、命を落とさなくても済んでたかも?と思うと人生は残酷やなぁと。

 

インド人だったのも知らなかったし、あんな猫好きだったのも初めて知りましたわ。

バイセクシャルな人だったのも今回初めて知りましたわ。

彼はゲイやと思い込んでたんで。

 

だけど、映画館で盛り上がってたんでしょ?

(めっちゃ話題になってたのをネットのニュースで見た)

 

私が万一映画館に行ってたら、周りで『ドンドンパッ』とかやられたら、私は引きまくると思う。

 

ってか、この映画、何度も寝てしまって(家でゴロゴロしながら見てるんで)、映画館で見てたなら、途中からイビキかいて爆睡してたんじゃないか?と。

クィーンのファンの方なら楽しめたんでしょうな。

 

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その2:『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』

 

この映画も、『トーニャ・ハーディング』を知らないとわからんやろうと思える映画。

私は勿論ライブでこのシーンを見たんで知ってるが、私もこの映画を見るまでは、トーニャ・ハーディングという元フィギュアスケーターには良い印象はなかった。

 

だが、彼女の生い立ちを知ると、少々彼女が可哀想に思えた。

環境が彼女をそうさせたのもあるなぁ・・・と。

(家族を捨てて逃げるオトン、やたら厳しいオカン、貧しい白人家庭に、トーニャの夫になった人物からDVされまくり)

 

ただ、彼女を知る人からは、この映画でのトーニャはエエように脚色されてると言うてる人もおるんだそうな。

 

映画の撮り方がちょっと変わってて、彼女自身が過去を振り返りながらストーリーが進行していく感じでテンポも良く、これは眠くならずに一気に見られた。

 

このトーニャ役の女優さんが上手い。

スケートもある程度できるらしいが、CGを使ってあのオリンピック級の滑りを再現してるんだとか。

その技術に関心してしもた。

 

ただ、うちの姪っ子に見せても、何のこっちゃわからんでしょうし、ナンシー・ケリガン事件を知らないと後半は意味不明やと思いますわ。

 

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その3:ショーシャンクの空に

 

この映画も噂では『名作や』と聞いてたが、オバハンはこの映画を4度目くらいでようやく全部見られた。

それくらい、何度も何度も途中で寝てしまう。

 

ま、オバハンが寝るか寝ないかで、オバハン的に面白いか面白くないか・好きか嫌いか? がわかる。

 

いや、エエ映画やと思いますわ。

思いますけど、ンーーー、なんて言うたらエエんやろ?

なんか、(ほら、感動するやろ?)的なる押し付け感がちょっとあるような。

 

主人公は銀行家で、嫁とその愛人の殺人容疑で刑務所に収監される。

だけど、映画の中ではハッキリとしないが多分冤罪。

彼は終身刑となる。

 

その彼は、めちゃめちゃ頭が良く、刑務所の改善運動をしたり、囚人に勉強を教えて高校卒業の資格を取らせたり、刑務所に勤務してる人の確定申告書(税務処理)をしたり、所長の賄賂を裏帳簿を作って、バレないようにしたり、地質学を知ってたり・・・と言う人が、なんで刑務所に入らねばならなかったのか?と。

 

裕福そうな感じだったんで、エリート弁護士をつけたら何とかなりそうなアメリカなのに、なんでそれをしなかったんや?と言うのが矛盾してるところ。

 

刑務所に入ってるシーンを見る限り、彼は他の囚人と全く違って、常にずば抜けた知識や教養、才能が見られるシーンが多々あるんで、余計に(なんで?)と思ってしまうのだが、そこは所詮映画なんですな。

 

故・藤原伊織の小説に出てくるキレ物のオッサンと共通した感じだが、まだイオリン(藤原伊織のあだ名ね)の方が筋が通ってて、人物像の作りがマシなんですわ。

 

ま、エエ映画でしょうけど、私はあんまりハマらなかった。

 

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その4:『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』

 

私はこの邦画をちょっとバカにしてた。

そもそもタイトルが・・・。

 

(しょーもない映画ちゃうの?)

 

と。

 

これは実在されてた進行性筋ジストロフィー患者のお話。

筋ジストロフィーという病気は、動けなくなる病気というのだけは何となく知ってたが、彼ら障がい者の方がどうやって生活してるのかが実際にわかるのは興味深かった。

 

障がい者の方のタイプで、こういう人おるおる・・・と思ってたが、彼らがどうしてああいう態度なのかが少し理解できた。

 

そして、障がい者を産んだという罪悪感に苛まれてるお母さんの苦悩はうちのオカンにダブってしまい、(うちのオカンの娘もガンで若くて病死してるんで)オカンが私の病気を認めないというのも、認めたくないからなんやろなぁと。

 

だって、ずっと次女が病気で、最後は亡くなったかと思うと、今度は長女である私が次から次へと病気をするんですから、そら親としてはいたたまれなかったのかも知れませんけど、私もなりたくて病気になったんちゃうし。

 

障がい者としては、私の幼馴染で四肢が麻痺してるオッサン友達を思い出した。

彼の場合は礼節をちゃんと弁えており、横柄な口調とは程遠い人物なのだが、それは私がボランティアや介護スタッフではなく、友達だからなんやなぁと。

 

健常者が普通にできる事ができない苛立ちは、健常者には計り知れないと思いますわ。

常に全ての面でストレスを抱えてるでしょうし、常に健常者に人的助けをしてもらわなければ生きていけない状況に、負い目も感じるでしょうし、やりきれなさも生まれると思う。

 

オカンもある面は障がい者ですから、こういう苛立ちがあるんやろなぁと思いますが、この主人公も普段はお礼なんて言わないけど、ここぞという時にはちゃんとお礼を言う。

ここがオカンとは違う所ですわ。(やっぱムカつく・・・笑)

 

だけど、この映画を見て、オカンをまた1泊プチ旅行をさせてあげたいかな?と思えるようになった。

(映画でもボランティアと一緒に旅行をしてたから)

 

オカンは香港には行きたそうだったが、今の香港の情勢は不安定なので、デモに巻き込まれたら怖いんで 無理ですわ。

何より、パスポートが切れてるんで、パスポートから取り直さなアカンと思うと面倒臭い。

 

近場だけど、ここと思えるホテルが一つあり、あとは出張できる介護スタッフを1名派遣してもらったら、何とかなりそうで・・・。

 

大阪では中々そういう会社は見つけられなかったが、東京だとあるんですわ。

介護の便利屋さんみたいな会社を見つけたんで、実行できそうな気がする・・・。

(但し、ここは介護保険は適用されません)

 

あとは私の体力次第だが、介護スタッフの方が一緒に泊まってくれるなら私も眠れるし。

泊まれなくても、夜までいてくれて、朝また来てくれるなら何とかOK。

そこは交渉してみないとわかりませんわ。

 

と、映画に戻る。

この主人公を演じてるのが大泉洋。

なかなかエエ演技をしてはる。

最後は亡くなりはるのだが、前回のブログにも書いた通り、オバハン号泣。

2度見てしもたけど、2度共号泣。

 

彼は身を以て、世の中のあらゆる偏見や不平等さを訴えてたんやなと思いますわ。

私もそこは同感。

 

それに、障がい者を面倒看るのは親や子供と決めつけられてる社会にも反旗をひるがえしてた面も凄いなぁと。

こういう勇気ある方に長生きしてもらいたかったですわ。

 

めっちゃ勉強になった映画でしたわ。

ありがとうございます、鹿野さん。(←主人公の方)

これは永久保存版とする。