*ブログをご覧頂き、ありがとうございます。

今回は姪っ子が帰阪したお話を。

 

******************

今回姪っ子は我が家に1泊2日のみ来てた。

7月3日(水)の早朝にやってきて、4日(木)の夜行バスで大阪行きのバスに乗って帰阪となる。

 

4日の午後から彼女は暇だったんで、

 

「じゃ、新しいばーちゃんとこ(新館の施設)に行く?」

 

と聞いたら、

 

「行きたい行きたい」

 

と言ったんで、お昼は朝の残り物のおむすびを持参し、オカンも食べたがるかもしれないと思ってオカンの分も持参して連れてった。

 

今日はただの面会だったんで、施設に予告せずに行った。

 

オカンのフロアに行き、そーっとダイニングルームを覗き込んだら、オカンとオカンのお友達のおばあちゃんと仲良くオヤツのデザートを食べてた。

 

ここはデザートも作って下さる。

そのデザートもカロリーも考えて食事を作ってくれるんで、体重がそれほど増える事がないよう配慮されてる。

私もデザートを持って行かなくてもよくなったし、楽チン。

 

ま、一応スタッフがちゃんと仕事してるかチェックもあって、突然行ったのだが、ここは社員教育が行き届いてますわ。疑った私が失礼だったと反省。

 

新しいスタッフにちゃんと申し送りをされてたし、支配人クラスになった馴染みのスタッフの兄ちゃんが細かな確認をしに来てくれた。

 

姪っ子はオカンの部屋を見て、

 

「めっちゃエエやん!!!」

「全然広いやん!!!(大阪の特養よりは狭いが)」

「ええなぁええなぁ・・・」

 

と、真剣に羨ましがってた。

私だって羨ましいですわ。

 

姪っ子はいつもオカンに脳トレもどきをさせる。

 

「はい、私は誰でしょう?」

 

と、姪っ子の名前が言えるかどうかチェックをさせ、言えなかったら言えるまで思い出させるよう、しつこくヒントを出しながらオカンに考えさせる。

 

いつもはフルネームを言えないらしいが、今日は一発目で、フルネームをスラスラ言った。

 

「ばーちゃん、すごいやん!!!」

 

と、褒めつつ、私がやってる脳トレもどきを彼女が私の代わりやりだした。

 

私のオカン脳トレは、唐突に

 

「石原?」

 

と言うと、(オカンは石原裕次郎が大好きだった)

 

昔はキョトンとしてたが、最近はちょっと偉そうに

 

「裕〜〜ぅ次郎やん〜〜〜(当たり前やないの!)」

 

と答えられるようになってきた。

 

もう一つは、

 

「美空?」

 

と聞くのだが、姪っ子の世代からして、石原裕次郎も美空ひばりも見た事がない芸能人ですから、

 

「あれ?誰やった?んーーーおばちゃん、もう1人の人、誰やったっけ?」

 

みたく、姪っ子も認知症みたくなってるのを見たら、

 

(あんたもボケてるやん!)

 

みたいな顔しつつも、慌ててる姪っ子を見て、ちょっと楽しそうなオカン。

 

「美空ね。」

 

と教えると、

 

「そうそう!ばい、ばーちゃん、美空?」

 

と聞いたら、またオカンは(そんなん、わかりきってるヤン!)という顔をしつつ、

 

「ひばりやんかいさ〜〜〜」

 

とスラスラ答えるようになってる。

 

だーけーど、私の名前はいつまでたっても覚えてくれず。

というか、忘れたまんまの事が多々ある。

 

今日はお掃除グッズを持参し、

 

「えーっ、ばーちゃん、掃除してたん?自分で?(笑)」

 

と、びっくりしてたのだが、ま、オカンは掃除も洗濯も人任せだったんで、掃除道具を使って掃除してる姿を想像できなかったらしい。

 

その日は、前回オカンがイスイスとうるさかったんで、とりあえず家にあった折りたたみのイスを持参したのだが、アームレストはないし、軽いし、バランスを崩したら転んでしまうかな?と不安になって、スタッフの方に聞いたら、

 

「ご本人がスンナリと移乗できるのであれば・・・」

 

ということで、やらせてみたものの、安いIKEAの椅子だったから気に入らなかったのかして、

 

「椅子要らんわ。これ(車椅子を指さしして)あるし!」

 

と言ってくれたので、椅子は買わなくてええかな?と。

場所も狭くならないし。

 

今はオカンの部屋に、冷蔵庫を置けるくらいのちょっとしたベッドサイドテーブルを必死に探してるのだが、1ドアが置けるくらいの幅の小引き出し付きの物がなかなか見つからずで、まだ買えてない。

 

その事情を説明し、

 

「そのテーブルを買ったら冷蔵庫も買うから、もうちょっと待っててや。」

 

と言うと、これまたすんなりと理解してくれた。

 

それと、姪っ子が帰るのは本当は夜11時頃だったのだが、オカンには早よ帰らなアカンからと言い、2時間少々の滞在で帰ったのだが、別段引き止めもされず、文句も悪態もつかれず、フロアの玄関先までお見送りしてくれた。

 

ま、孫が来たら不満は言わなくなるんでしょうな。

それに、オカンにはいつも

 

「孫がわざわざお金かけてここまで会いに来てくれるんだから、あんた幸せやで。孫に感謝しーや!(しなさいよ)」

 

と言うてるが、そこはほんまに素直に孫に感謝の言葉を言う。

 

ってか、私にも感謝の言葉は欲しいけど。

私、めっちゃあんたの為に動きまくってますけど(苦笑)。

私に対しての感謝の言葉は めーーーーーーーったにない。

娘は親に尽くして当たり前だというスタンスを忘れてないでしょうな。

 

とまあ、オカンの施設を後にし、一旦我が家に帰宅し、姪っ子はシャワーを浴びて、またしてもマンダリンオリエンタルホテルのディナーに行ったのである。

 

*この話は昨日の出来事です。

 

(つづく)