Jリーグ開幕10チーム中唯一、企業母体を持たない市民クラブとしてJリーグ加盟が承認され、参加した清水エスパルスは、1992年の7月4日に初の対外試合としてガンバ大阪と対戦しました。

以来、7月4日を『エスパルスの誕生日』と定めており、来年の今日(7月4日)、20周年を迎えます。

エスパルスでは、20周年を記念したシンボルマークを制作・発信し、今後1年間、様々な20周年記念企画を実施してまいります。


※以上、エスパルス公式サイトより抜粋


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…との事です。


まぁ、ようするに今年はまだ19年目という事なんですが…


この記事を読んで少し感慨深くなりました。


私的メモになりますが、せっかくブログを始めましたので


少しずつ私の清水サポとしての思い出を振り返ってみようと思います。



まず…私のJリーグ初観戦について。



私のスタジアムでの初観戦試合はJリーグ元年、1993年7月31日・NICOSシリーズ第2節の清水エスパルス対サンフレッチェ広島戦でした。


なぜそんな昔の事が詳細に分かるのかというと、この試合が清水エスパルス史上、伝説の選手…“蜘蛛男”ことGKシジマールのデビュー戦だったからです。


そして、この試合の長谷川健太の延長Vゴールを今もハッキリ覚えているからでもあります。


この2つのワードを元に調べてみて、自分のJ初観戦が1993年7月31日だと確認できました。



1993年にJリーグが開幕して以来、スタジアムに行きたくて行きたくて仕方なかったのですが、


何しろ当時のJリーグ観戦チケットは超プレミア化しており、なかなか入手出来ず…


SUNTORYシリーズ(1stステージ)を経て、行われたNICOSシリーズ(2ndステージ)のホーム開幕戦のチケットを私の親が知り合いに譲っていただいて、そのチケットで初めて日本平スタジアムに行った、というのがこの試合でした。



当時の日本平スタジアムのまだゴール裏は芝生席で1層しかありませんでしたね。


ちなみに私はまだ中学生でした。



試合は前半開始早々に失点を喫し、『このGK(シジマール)大丈夫かいな?真田の方がいいんじゃね?』などと、その後に彼が打ち立てる偉大な記録も知らない当時中学生だった私は生意気な事を思っていました…。


試合はその後、途中出場の“牛若丸”向島建の同点ゴールで追い付き、前述の通り、延長開始早々に“重戦車”長谷川健太のVゴールでエスパルスが逆転勝利をおさめました。


ちなみにこの試合のスタメンは…


GK:シジマール
DF:ゴメス、加藤久、堀池巧、斎藤浩史
MF:三浦泰年、大榎克己、澤登正朗、太田貴光
FW長谷川健太、エドゥー・サントス


…という懐かしい顔触れ(笑)


私はこの試合で劇的に清水エスパルスにハマってしまい今に至ります。


ちなみに先ほど少し触れたシジマールの偉大な記録というのは、リーグ戦の連続無失点記録…なんと731分です。


この記録は2006年に当時、横浜FCの菅野が破るまで13年間Jリーグ記録でした。


しかし、菅野の記録はJ2でのものであり、現在でもJ1では破られていないというとてつもない記録です。


この偉大な記録は、私の初観戦試合である広島戦の失点直後から始まり…


そこから次戦の横浜M戦、更に横浜F、名古屋、鹿島、浦和、V川崎、そして9節のガンバ戦の後半8分まで続きました。


ですから、この偉大な記録のスタートを私はこの目で見ていた事になるんですねぇ。


…にも関わらず、最初の失点を見ただけで『このGK大丈夫かいな?』などと、生意気な事をほざいていた当時14歳の私がいかに愚か者だったか(笑)



この後もなかなかチケットが取れず、やっとコンスタントに日本平スタジアムに通い始めたのは1996年ぐらいからだったと思います。


高校を卒業した頃からは毎年シーズンシートも購入するようになり、私はいよいよ本格的にサポーター化しました。



思い出の試合、好きだった選手など語りたい事はたくさんありますが、それはまたの機会に…。



…いつになるかは分かりませんが。



2011.7/2(土)18:34キックオフ
@アウトソーシングスタジアム日本平
観衆:15528人 天候:雨のち曇り
主審:扇谷健司


清水エスパルス0‐0鹿島アントラーズ


▽清水スタメン


--------高原--------
-アレ----------大前-
--------小野--------
-----村松--平岡-----
太田-ボス--岩下-辻尾
--------碓井--------


▽鹿島スタメン

-----興梠---田代----
-遠藤----------野沢-
-----青木---増田----
アレ-中田--岩政--西-
-------曽ヶ端--------


《得点》
なし

《選手交代》
57分(清)伸二→俊幸
64分(清)平岡→枝村
68分(鹿)西→伊野波
75分(鹿)遠藤→大迫
78分(清)元紀→大悟
85分(鹿)野沢→小笠原

《警告》
3分(清)岩下
5分(鹿)興梠
58分(鹿)西
61分(清)大輔
92分(清)アレックス


清水エスパルス:勝点20
(5勝4敗5分/-1)9位→9位



鹿島戦の試合後の会見でゴトビ監督は開口一番こう述べたそうです。


『まず初めに、我々の目指している攻撃的なサッカーをお見せできなくて、ファン・サポーターには謝りたいと思う。』


今季、ホームゲームでなかなか良いゲームができない清水ですが…この鹿島戦はその最たる試合でした。


正直、この日のスタメンを確認した時点で、このようなゲームになる事を予想したサポーターは決して少なくはなかったでしょう…。


出場停止明けのボスナーがCBに戻り、前節CBだった平岡は再びボランチへ。中盤の底で大輔とのダブルボランチを形成しました。


試合内容からすれば完全に負け試合でした。それでも2試合連続となる無失点で勝点1を獲得出来て良かった…と言いたいところですが…。




この日は18:34キックオフという事で、仕事終わりにスタジアムへ駆け付ける自分としては結構慌ただしかったです。


私がスタジアムに到着したのは選手紹介の真っ只中でした。


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選手入場後、試合前にはセレモニー。この日の試合で伸二がJ1出場150試合、岩下が同100試合を達成した事によるものです。


この日は夕方前から雨が降ったりやんだりのはっきりしない天気でしたが、このセレモニーの最中…岩下への花束贈呈のあたりで、また急に雨が激しく降り始めました。


試合開始時には結構な大粒の雨が降っていました。



清水ボールで始まった前半。


序盤から高い位置から積極的にプレスをかけてきた鹿島がいきなり攻勢に出ます。



開始3分。岩下が興梠へのファウルをとられ鹿島FK。

このFKは高原がクリアしますが、セカンドを拾われ、最後はエリア内でフリーの野沢にボレーシュートを許します。

これはニアポスト直撃でゴールにはなりませんでしたが、いきなり危ない場面を作られてしまいます。


このようなシーンから始まった前半…清水は本当に何も出来ませんでした。


ビルドアップでの繋ぎでミスを連発。2人のボランチは鹿島のハイプレスの餌食となり、まったく繋ぎ役が出来ずにゲームを落ち着かせる事が出来ません。


中盤に預けても預けても、バックパスが戻ってきてしまう状況に焦れて、DFラインから一発で縦に長いボールを入れても、これは鹿島の狙い通り。ことごとくカットされカウンターを浴びてしまいます。


こうして自分たちのリズムが掴めない清水は、DFラインをあげる事も出来ず、完全に試合の主導権を握った鹿島に押し込まれていきます。


33分、ノープレッシャーの西に際どいミドルシュートを打たれ、36分の鹿島のFKでは飛び出した田代を捕まえきれず、ゴール正面の至近距離からフリーでのヘディングを許してしまうなど、何度となく危険なシーンを作られます。


しかし、相手の決定力不足にも助けられ、何とか前半をスコアレスで折り返します。



今季、ホームで良いゲームが出来ていないのは冒頭に記した通りですが、毎回前半の45分間はそれが特に顕著です。


それはこの日も変わらず。特にこの日はあまりにも何も出来なさ過ぎでした。



以下、ゴトビ監督のハーフタイムコメントです。


『サッカーをやる前に負けている。相手をリスペクトしすぎているぞ!』

『全ての競り合いで負けている。もっと強く!もっと闘え!もっと男になれ!』

『ホームだぞ!ホームだぞ!ホームだぞ!闘え!』


文面からも、監督の怒り具合が伝わってくるようなコメントです。


更に試合後には、この日の前半の戦いについて『前半の45分は今シーズンの中でも一番、出来が悪かった。ピッチ上すべての場所でフィジカル的に負けていた』とまでコメントしています。



今シーズン一番…なのかは分かりませんが、そうコメントしたくのも分かるぐらい低調な前半でした。


特にここ数試合は内容も上向き傾向で、結果も表れ始めていただけに、前節でハードな連戦を終えて中5日で迎えたこの試合…まさかここまで圧倒されるとは、という感じでした。



逆に考えると、そこまで圧倒された前半をスコアレスの同点で折り返せたというのは不幸中の幸いでした。


スタメンにCBが本職の選手が4人並んだ事もあり、この日のベンチにはDFの控えはゼロ。

浩太、真希、枝村、大悟、永井、俊幸と攻撃的な選手が並んでおり、内容はともかく、スコアだけは想定の範囲内どころか狙い通りだったと思います。


スタメンとベンチのメンバーのバランスからして、まずは序盤はゲームを壊さない事。

後半の勝負所で攻撃的なカードを切り、勝ちに行くというゲームプランが何となく見えてきます。



迎えた後半も立ち上がりから鹿島ペースで試合が進み、まずは後半10分過ぎに伸二に代え、俊幸を投入。俊幸は左に入り、アレックスがトップ下になります。


直後にショートカウンターから高原→元紀→アレックスと繋ぎ、チャンスを作りますが、これは果敢に前に出てきた曽ヶ端に防がれます。


これで得たCKの流れから最後は俊幸がミドルを放ち、これがDFに当たりコースが代わって際どいコースに飛びますが、これも曽ヶ端がセーブ。


何とか試合の流れを掴みたい清水は19分には平岡に代え、枝村を投入します。


この時間あたりは、清水が鹿島陣内に攻め入るシーンも少しずつ増えてきましたが、決定機を作るまでは至らず。


逆に鹿島の攻撃は29分に増田、31分には興梠とかなり際どいシュートをフリーで放たれてしまいます(いずれも僅かに枠外)


清水ベンチは後半33分、元紀に代え、3枚目のカードに大悟をピッチに送ります。



俊幸、枝村、大悟…途中投入された選手たちによって前への意識は高まりました。人数をかけた攻撃も徐々に増えてきました。


対する鹿島も38分、岩政のフィードを前線で田代が擦らし、裏へ走り込んだ興梠がGKと1対1の形を作りかけるなど危険な攻撃を仕掛けてきます。


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44分、清水ゴール前で岩下と興梠が競り合ってこぼれたボールを鹿島アレックスが拾い小笠原に繋ぐと、DFラインの裏へループパス。

オフサイドギリギリで走り込んだ興梠がペナ内やや左から中央に折り返し、大迫が走り込むという決定機を作りますが、これは健平が判断良く飛び出しファインセーブ。


ロスタイムにも岩政のフィードを田代が擦らし、興梠が裏へ抜け出し決定的なシュートを放ちますが、これはバーの上へ。


ラストプレー…俊幸→高原→辻尾と繋ぎクロスを上げるところまでいきましたが、これはGK曽ヶ端がキャッチ。

ここで競り合った宏介に向かって、理不尽にキレて突っ掛かっていくという態度を見せた曽ヶ端に対し、清水ゴール裏からは怒号のようなブーイング…。


この直後にタイムアップの笛。


スコアレスドローで勝点1を獲得という結果でした。


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正直、試合内容は負け試合でした。
ドローという結果を悔やんでいるのは、再三攻め込み何度か決定機を迎えながら無得点に終わった鹿島の方かもしれません。


…が、内容が悪いながらも勝点1を獲得したとはいえ、ホームで0封された清水側としてもフラストレーションがたまる試合でした。


前半は手も足も出ず、といった内容で、後半は中盤から終盤にかけて多少攻め込んだものの、決定機と呼べるチャンスは皆無でした。


しかも、その攻め込んでいた時間帯でも、カウンターを浴びて危険なシーンを作られるなど…やはり全体を通して鹿島が試合を支配していたという印象です。


玉際の競り合いや、ルーズボール争いもことごとく負けていたと思います。


セットプレーにおける、いわゆる『危険な匂い』も鹿島のそれが上回っていたような気がしました。


健平の再三に渡る好守は素晴らしかったですが、やはり鹿島の(特に興梠の)決定力不足に救われてのドローという結果だった、という印象が個人的には強いです。



『すべての選手がパスを失い過ぎており、相手に取られてしまっているところがあった。それはセンターバックからセンターフォワードの選手にまで言えることだ。それはチーム全体が病気のようだった(ゴトビ監督)』


『チャレンジする選手がチャレンジにいけていない。後手後手に回って相手のFWに動き出すチャンスを与えすぎた(岩下)』


『相手のプレスがきつく前にいくほどボールのタッチが減ってしまった。特に前線で簡単なミスによってボールを失っていたことが自分たちの首をしめることになってしまった(アレックス)』



まぁ…そんな感じですかね。ハッキリ言ってつまらない試合でした。

もちろん全ての試合に連戦連勝出来るとは思っていません。ただ、ホームではもう少し良い試合を見せてもらいたいです…。


…ちなみに、


私的に“つまらなかった試合”になった理由がもう1つあります。


レフェリーです。この日の主審は扇谷健司さん。PR(=プロ契約審判員)であり、J1で100試合以上も主審を勤めている方です。


…なのに、この日のジャッジは何なんでしょうか?


基準が本当に曖昧で、明らかにファウルっぽい接触プレイを流したと思えば、細かい接触で再三ファウルをとり、試合を止めまくっていました。


直接得点に関わるようなミスジャッジはありませんでしたし、特にどっち寄りという有利不利はありませんでしたが…


何かにつけ、笛を吹いてはいちいち試合を止めまくっていたレフェリング振りは試合を非常につまらなくした大きな要因だったと私は感じました。



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まぁ、審判の話はともかく…



この鹿島戦は、多くの課題が出た試合になりました。


Jリーグでは、この鹿島戦が行われた第2節から始まった今月の6試合を『HOT6!』と銘打ち、7月のリーグ戦を盛り上げようという企画を行っているようです。


夏場の、しかも再び平日開催を含む過密日程もある7月も正念場です。


チームはまだまだ成長途中、発展途上中です。ここで出た課題をチーム一丸となって克服し、この『HOT6』で良い成績が残せるよう頑張ってもらいたいです。この鹿島戦は正直ガッカリでしたが、まだまだ期待しています。



…個人的には、この日に採用した大輔・平岡のダブルボランチ構想は封印してもらえないかな~…なんて思ってみたり。


私的には…アンカーに1枚、その前にアレックスと伸二の2人が並ぶ布陣が好きだったりします。


まぁ、もちろんいちサポーターとしてゴトビ監督を考えを支持しますけどね…。


ちなみに次節・甲府戦、私は仕事の為に泣く泣く不参戦です。
現地に行かれる方に託します。よろしくお願いいたします。



最後に…余談ですが…


私は当ブログを主に携帯で作成しています。

最初、鹿島の興梠選手の名前が『こうろき』で変換できず戸惑いました。

『興』(こう)は分かりましたが、『梠』は一文字で何て読むんだろう?と…。


調べてみましたら、正解は『りょ』でした。


…ひとつ勉強になりました(笑)



2011.6/26(日)18:34キックオフ
@アウトソーシングスタジアム日本平
観衆:13081人 天候:晴れ
主審:吉田寿光


清水エスパルス1‐0ベガルタ仙台

▽清水スタメン


--------高原--------
-アレ----------大前-
--------小野--------
-----真希--村松------
太田-岩下--平岡-辻尾
--------碓井--------


▽仙台スタメン

-----柳沢---赤嶺----
-梁勇基--------松下-
-----角田---富田----
-朴--渡辺--鎌田-菅井
---------林---------


《得点》
81分(清)アレックス 1-0

《選手交代》
59分(清)元紀→俊幸
61分(仙)柳沢→太田
71分(清)伸二→大悟
78分(清)高原→永井
78分(仙)菅井→田村
84分(仙)松下→中原

《警告》
62分(仙)朴


清水エスパルス:勝点19
(5勝4敗4分/-1)10位→9位



16日間で5試合というハードスケジュールもこの試合がラスト5戦目です。


そしてこの日も暑かったですね…。


ここまでJ1最少失点を誇る仙台が相手という事で、固い試合になるんじゃないかなぁ…と何となく予想はしてました。



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『宮城の希望の星になろう』という段幕も見られました。



さて、この日のスタメンですが…


ボスナーが出場停止という事で、平岡が本来のCBに。


ここ数試合平岡がつとめていたボランチには、真希か、大輔かと予想されていましたが…発表されたスターティングメンバーは2人とも先発でした。この2人でダブルボランチを組むというカタチ。


トップ下に伸二。前線は元紀、高原、アレックスです。



スタートからダブルボランチで挑むのは14節のアウェイ・ガンバ大阪戦以来だったと思います。


この試合で再びダブルボランチにしたのは狙いがあったようです。



試合後のゴトビ監督によると、


『仙台はロングボールを入れて、セカンドボールを拾ってからの攻撃が脅威』という事。

そして『仙台では日本でも有数のカウンターが上手いチーム』という事。


この2つのポイントを押さえる為のダブルボランチだったようです。


まず…元紀とアレックスを含めた中盤5人でブロックを作り、スペースを消す。

そして相手をロングボールを蹴らざるを得ない状況にし、セカンドボールはダブルボランチが拾う、という狙いです。


結果…さすがに完璧とは言えないまでも、この狙いは嵌まりました。


5枚のブロックを形成した事で仙台のコンビネーションプレイを封じたうえ、セカンドボール奪取に体を張って簡単にカウンターを出させない、という狙いはある程度成功だったと思います。



しかし、仙台の方もハイプレスをガンガンかけるというよりも、どちらかというとまず自陣でブロックを形成するディフェンス。


清水側としてみれば、守備はある程度は狙い通りだったとはいえ、攻撃に関してはシステムやメンバーの変更の影響か…少なからずミスも重なり、仙台の固い守備をなかなか崩す事が出来ません…。


5連戦の5戦目、そして試合開始時にも25℃以上という暑さの影響もあったとは思いますが、前半はお互いに前から激しく、という感じではありませんでした。



前半は互いに守備での良さが光った45分でした。良く言えば締まった前半…悪く言えば見せ場の少なかった前半…という感じだったでしょうか。


清水とすれば仙台の勢いとカウンターを警戒、仙台とすれば典型的なアウェイの戦い方…


前半をスコアレスで折り返したのは両チームとも想定内だったと思います。


ちなみに前半のシュート数はお互いに3本ずつでした。




迎えた後半、時間の経過と共に試合が動き始めます。


後半最初のチャンスは6分。中央、伸二から右サイド辻尾→元紀と繋ぎ、元紀からクロス。このクロスが相手DFに当たりコースが変わると、この落下地点にアレックスが飛び込みますが、シュートは僅かにバーの上へ。



13分。清水の左CKから仙台のクリアボールを拾った柳沢へ、真希が激しくプレスにいきボールがルーズに。

こぼれ球を拾った元紀がエリア内に侵入を試みます。相手DF2人の間を突破しようとしたドリブルが少し大きくなりボールがスペースに流れます。

この流れたボールに素早く反応したフリーの宏介が思い切り良くシュートを放ちますが、これはGKに防がれます。


後半の清水は序盤からダブルボランチの2人が前半に比べ、やや高めの位置をキープする事により、徐々に攻撃のギアを上げていった感じです。


清水ベンチはこのプレイの直後に元紀に代え、高木俊幸を投入。

対する仙台も直後に柳沢に代えて太田吉彰を投入します。


18分には代わったばかりの俊幸が左サイドの宏介からのクロスをダイレクトシュートにいきますが、これは惜しくも枠の外。


25分、梁勇基のクロスから赤嶺のヘッドという危険な場面を作られた直後には伸二に代え、大悟を投入します。


この時間帯ぐらいからさすがに運動量が落ちてきた両チーム。徐々に中盤にスペースが出来始めます。


…すると仙台が得意のシンプルかつ素早い攻撃で、清水に傾きかけていた試合の流れを引き戻し始めます。


しかし清水ゴールに迫った何度かのチャンスで、フィニッシャーの赤嶺が決めきれずスコアレスのまま試合は終盤へ。


後半33分、清水ベンチは高原に代えて3枚目のカード・永井を投入。先手先手の選手交代で先制点を狙いにいきます。


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試合が動いたのは後半36分。一瞬の隙を突いたという感じでした。


最終ライン平岡からハーフラインを少し越えた辺りにいた左サイドの宏介にパスが出ると、これが全くのフリー。

宏介はノープレッシャーのままドリブル→アーリークロス。


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このクロスに反応したのは永井とアレックス。ニアで永井が潰れると…

その裏に走り込んでいたアレックスがうまく左足を合わせ、ゴール右隅に流し込み価千金の先制点を奪います。


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宏介→アレックスのホットラインは川崎戦の1点目に続く2試合連続になります。


ところで、この得点シーン。宏介のサイド…つまり仙台の右サイドには何故あのような広大なスペースがあったのでしょうか?


試合後のコメントでは『あの一瞬だけ梁と松下が2人とも左サイドに寄ってしまっていた』との事ですが、直前の流れからVTRを確認しましたが、よく分かりませんでした。


直前のプレイでは清水の右(仙台の左)サイドでの攻防は特にありませんでした。


試合後に宏介は『相手のサイドバックとサイドハーフの間のスペースでボールを受けて仕掛けるのが狙いだった』とコメントしています。


しかし、この場面では相手右サイドハーフ(松下)が逆サイドにいたうえ、右サイドバック(田村?)は自陣深くに引いており、この一瞬は宏介をチェックする選手が不在だったようです。


クロスを上げる際にはボランチの富田が寄せてきていますが、プレッシャーをかける程は寄せきれていません。


ちなみに宏介はこの5連戦で1得点3アシストになりました。絶好調のこの男にフリーで蹴らせてしまっては…という感じですかね。


まさに堅守を誇る仙台の一瞬の隙を見逃さずに奪った先制点でした。



同点ゴールを狙う仙台は直後の後半39分、松下に代えて中原を投入し、ここから猛攻を仕掛けてきます。


40分、田村から前線へロングフィード。これを梁勇基がダイレクトでエリア内に叩くと、受けた赤嶺が鋭いターンで平岡を交わし、決定的なシュートを放ちますが、ここは健平が飛び出しファインセーブ。


仙台は縦に長いボールを多用し、どんどん清水ゴール前にボールを入れてきます。


清水は引き気味にならざるを得ず、完全に自陣に押し込まれてしまいます。


何とかマイボールで時間を使おうと俊幸やアレックスが前線で体を張りますが、仙台の粘り強い守備に合い、なかなかキープできません。


45分には梁勇基からのクロスに中原がフリーでヘッドで放ちますが、これはGK健平の正面。



何とか1点を死守したい清水はロスタイム4分間を、永井をディフェンスラインに入れた5バックの守備で必死に守ります。



そして手元の時計で94分と20秒を経過し、健平がゴールキックを蹴った瞬間に試合終了のホイッスル。


開幕から12試合負けなしの仙台をストップさせる今季5勝目を達成しました。


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私の周りには『内容に不満』という人もいたので、そう感じた人は他にもいるのかもしれませんが、私的には大満足の試合でした。


もちろん撃ち合いの試合の方が楽しいというのは否定しませんが、私は個人的に、いわゆるウノゼロの緊張感が好きなんです。


まして、このハードスケジュールの最後の試合です。内容どうこうよりも、最後まで戦い抜いた選手を褒め称えたいと思います。




それにしても…やはり仙台は強かったです。さすがにここまで“負けていない”チームだなと思いました。


固い守備も、最後まで諦めない姿勢も素晴らしかったです。


リーグ中断の際は震災の影響も大きく、まともな練習も出来ていなかったと聞きます。

更に今季のエース候補マルキーニョスの電撃退団など…私たちには到底考えられない、いくつもの困難を乗り越えてきてのここまでの戦い振りは見事としか言い様がありません。


…プロクラブであり、ライバルクラブですから、同情などは失礼になると思いますが、今後も(清水戦以外で)頑張ってもらいたいと思います。


そして、その強い仙台に完封勝利した清水エスパルス。


前節は10人相手に勝ち越しを許すというショックな負け方を喫しましたが、この勝利で嫌なムードは払拭したと言えるでしょう。


以前、このブログで『6月の連戦が終われば、各クラブの勝点がバラけていると思います』といったような文章を記しましたが、バラけるどころか、ますます混戦になっていますね(笑)


チームは間違いなく成長していますし、現在は良い流れになっているのも間違いないと思いますが、決して油断出来る状況ではありません。


当初の予定ですと、リーグ戦はここで中断するスケジュールになっていました。


しかし今週末からは震災の影響で延期となっていた分の試合が組み込まれています。


昨年は絶好調のままW杯による中断に入り、再開後に低迷してしまいましたが…今季は今の勢いのまま夏の戦いに挑める、とも言えるかもしれませんね。


次節の対戦相手は鹿島アントラーズ。少し前はだんだん調子を上げてきたのかな?と思っていましたが、どうもまだいまいち噛み合っていないような感じです…。


このところの観客動員は平日が続いた事もあり、イマイチな感じでしたが、
この試合はもともとはホーム開幕戦だった事もあり、チケットもだいぶ売れているようですね。


7月も厳しい戦いが続くと思いますが、我々も一丸となって選手をサポートしていきましょう。



最後に…


最近のこの猛暑は何なんでしょうか?

まだ6月だというのに静岡は連日35℃を越える猛暑日が続いています。


元気がなければスタジアムにも行けません。体調管理にはくれぐれも気を付けましょう。


熱中症でブッ倒れる事がなければ、今週末の鹿島戦も参戦予定です。