2011.7/16(土)18:35キックオフ
@アウトソーシングスタジアム日本平
観衆:13599人 天候:晴れ
主審:松村和彦


清水エスパルス2‐1アルビレックス新潟

▽清水スタメン


--------高原--------
--小林-------アレックス--
--------小野--------
-----枝村--真希-----
太田-ボスナー-平岡-村松
--------碓井--------


▽新潟スタメン

----川又--B.ロペス----
-木暮----------田中-
-----本間---三門----
石川-菊地--鈴木-酒井
--------小澤--------


《得点》
5分(新)石川直樹 0-1
57分(清)小野伸二 1-1
90分(清)高原直泰 2-1

《選手交代》
46分(清)大悟→元紀
57分(新)川又→千葉
76分(新)木暮→チョ・ヨンチョル
78分(清)伸二→永井
78分(清)枝村→俊幸
90分(新)田中→ミシェウ

《警告》
なし

《退場》
55分(新)鈴木


清水エスパルス:勝点27
(7勝4敗6分/+1)9位→6位



ワンプレーの怖さを感じた試合でしたね。まぁ、痛感したのは新潟の方だと思いますが…。



連日の猛暑が続くこの時期、前節仙台戦から中2日でこの試合を迎えた清水と、前節から中5日のインターバルで迎えた新潟。


コンディション的には絶対的に不利。しかし、前々節よりこの過密日程を考慮した選手起用を行ってきたゴトビ監督。

この日は高原を先発に復帰させ、逆に元紀はベンチスタート。大悟がFWでの先発になりました。



試合は立ち上がりからコンディションに勝る新潟が高い位置からの積極的なプレスで主導権を握ります。


まずは前半4分、右CKからニアサイドの鈴木にフリーで際どいヘディングシュートを許し、肝を冷やします。


そして、その僅か1分後の前半5分でした。


今度は左CK。キッカー田中のキックをファーサイドでフリーになっていた菊地に折り返されると、これを中央の新潟DF石川に頭で叩き込まれ、いきなりの失点を喫してしまいます。


早々のビハインドを早く追い付きたい清水でしたが、前半の内容は正直酷かったです。今季のホームゲームでは毎度の光景になってしまっていますが…。


清水はバックパスとミスパスを連続。出し所に迷い(もしくは前に出し所がなく)とにかく後ろに下げたがる。たまに前に出したり、サイドを変えようとするチャレンジパスはことごとくミスになり、誰がと言うワケではなく、ほぼ全員です。まさしく負の連鎖。


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そして前半25分、これもミスから大ピンチを招きます。


最終ライン・ボスナーの何でもないバックパスを受けた健平がキックミス。自陣ゴール前で相手FWにボールを渡してしまう大ピンチ。田中、川又に連続して決定的なシュートを打たれますが、これは平岡のブロックとポストに救われました。


これでも、まだミスの連鎖は止まらず。中盤でカットされてはカウンターを浴びるという場面が多く、元よりコンディション的に不利な清水にとっては最悪の展開。


追加点こそ許さなかったものの、完全に新潟ペースのまま前半終了。前半の清水のシュートは遠めから打った2本のみという停滞振り。


ハーフタイムにはゴトビ監督から激しいゲキが飛び、後半から大悟に代えて元紀を投入します…が、後半も攻めても、なかなかシュートまでいけない焦れた展開が続きます。


そんな中、試合の流れを一変させるシーンが訪れます。


後半9分でした。ハーフライン付近で新潟のスローイン。石川から一旦最終ラインの菊地へ下げます。そして菊地から逆サイドの鈴木へパス。

パスを受けた鈴木はダイレクトで菊地に戻そうとしますが、これがミスになりゴール中央のスペースにボールがこぼれます。


すかさず高原がこのボールを拾うと、一気にエリア内へ侵入。突破をはかった高原に対応した鈴木が後方から高原を倒してしまい、判定はPK&レッドカード。


『少し(PKを)誘った』とは試合後の高原。まぁ、さすがですね…。


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千載一遇のチャンス。キッカーは伸二。


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ゴール左隅に蹴り込み…


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これで1-1の同点!!!



プレー再開後、混乱する新潟を尻目に清水が一気呵成に攻め込みます。伸二のシュートなどで流れを掴み始めました。


ちなみに同点になる直前にベンチからの指示で、大輔と真希がポジションを入れ替えていました。


これにより右SBに入った真希が躍動します。中央を固めた新潟に対し、清水はサイドからの攻撃が活性化し出しました。数的優位を活かし、完全に試合のペースを掴んだ清水は、新潟を自陣に押し込みます。


新潟の方はしっかり守って、ブルーノ・ロペスを中心としたカウンターに活路を見出だしたいといった状況。76分にはチョ・ヨンチョルを投入し、更にカウンター狙いの色が濃くなります。


数的優位で圧倒的に押し込みながら、なかなか追加点が奪えない清水は後半33分に俊幸と永井を同時投入して勝負に出ます。


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後半37分。右サイドでタメを作った高原から真希へ。真希のクロスをゴール中央で宏介が頭で狙いますが、これは僅かにバーの上。


その後もサイドから中央から、果敢に攻め込みますが、なかなか追加点が奪う事が出来ません。


この攻めあぐねる状況に、同じく数的優位の状況ながら追加点を奪えず、逆に勝ち越しを許してしまった先日の川崎戦の悪夢がよぎった人もいたのではないでしょうか?


後半43分。ボスナーのフィードからセカンドボールを拾った元紀はアレックスへ繋ぎます。そのアレックスからパスを受けたのは俊幸。

ペナルティエリアやや外から利き足とは逆の左足で思い切り良くミドルシュートを狙います。


このシュートはGK小澤に防がれますが、このプレイで得たCKで歓喜の瞬間が訪れます。


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キッカーは元紀。

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高原がヘッドで狙う!!


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叩きつけたヘディングはワンバウンドして新潟ゴールに吸い込まれます。


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遂に逆転!歓喜の輪が拡がる!


この後はロスタイムの4分を凌ぎ切り、試合終了。ちなみに逆転勝ちは今季初です。


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冒頭にも述べましたが、この試合のターニングポイントになったのは後半9分のワンプレイ。


鈴木のミスと、それを見逃さなかった高原の狡猾さ。


このワンプレイで試合の流れは一変しました。今回は清水にとっては幸運とも言えるシーンでしたが…

ひとつのプレイで、ここまで試合の流れが変わってしまうものなのか…と改めてサッカーの恐ろしさを実感した、という感じです。



この日のヒーローはやはり土壇場で逆転弾を叩き込んだ高原。


『サイコーーッ!』という雄叫びで始まったヒーローインタビューでは『厳しい環境でも本当に力強く生きている子供達と接して、自分たちのプレーでみんなを喜ばせたいという気持ちが強かった。疲れているから勝てないと言う言い訳は絶対にしたくなかった』と語った高原。


前節、仙台戦の翌日に監督・主将と共に被災地を訪れた高原でしたが…その行動を称賛する声が多くある一方で、過密日程の最中という事もあり、コンディションを心配する声も少なくなかったのですが…


『逆に子供たちからパワーをもらったんだ』と語っていた高原。疲れを言い訳にするどころか、子供たちからもらったパワーをゴールで証明してくれましたね、かっこ良すぎです…。


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この日の勝ちロコは勝ち方が勝ち方だけに今季最高の盛り上がりだったのではないでしょうか?


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前半は目を覆いたくなるような低調な内容でしたが、相手のミスを見逃さず、土壇場のチャンスに決め切って手にしたこの逆転勝ちは本当に大きな価値があるでしょう。


この試合が17試合目、リーグ戦も折り返しとなりましたが、この勝利で順位を6位まで上げ、後半戦は上位を見据えて戦える位置につけました。


試合内容は相変わらず課題が多く見られますが、これも改善の余地がある伸びシロだとポジティブに捉えましょうか…事実、結果が出ていますし、チームはどんどん良くなっています。


個人的には、この日の決勝点がコーナーキックから産まれたのも大きいと思います。今季公式戦でCKからの得点はこれが初めてではないでしょうか?最近は正直、まったく入る気がしなかったですしね…。


内容的に苦しい試合をセットプレーの一発でモノにする、というのはサッカーではよくある話で、そういった“したたかさ”を持ったチームはやはり強いです。


今後は岩下や平岡あたりがセットプレーから得点を奪うようなシーンにも期待したいところです。



守備に関しては、この日も粘り強く辛抱しました。


ここ数試合の貢献で大きく評価を上げた健平はこの日も好セーブを連発。

実は健平…この日の前半に犯したような決定的なミスをこれまで何度かやらかしているのですが(例えば磐田戦など)それが失点につながっていないのは、さすが“もってる男”とでも言いましょうか(笑)

素晴らしいセーブを多く見せているだけに、こうしたミスが失点になったら勿体ないでは済みません。

決して足元の技術がないわけではないようなので、集中力という事になるのでしょうか?気を付けてもらいたいものです。



DFラインでは、この日も岩下と辻尾が不在という状況でよく耐えたと思います。

…とは言え、ビルドアップの拙さは相変わらずでした。特に前半はDFラインでの回しでのミスも目立ちました。こちらも技術云々より集中力の問題なのでしょうが、一歩間違えば命取りになりかねないポジションです。この日の新潟のミスが反面教師になればいいのですが…。


この日の右SBは村松が先発。後半途中からは真希が入りましたが…やはり『本職の右SBがいない』という開幕前の不安がここにきて表面化してきましたね。


実は左SBも児玉新の長期離脱により、本職は『宏介しかいない』という状況です。



昨季を『勝負の年』と捉えるならば、今季は『ベース作りと現有戦力の底上げ』といった感じでスタートしましたから、正直シーズン中の補強に関してはあまり期待しない方がいいのかもしれませんが、このサイドバックの層の薄さは致命的な気がします。


もちろん資金的な事もありますし、優秀なサイドバックは希少価値が高いうえに、口説き文句としても『即レギュラー』というのは使えないでしょうから、かなり難しい面はあると思いますが、後半戦に臨むにあたってサイドバックの層の薄さは懸念材料なのは間違いありません。本職のバックアッパーが欲しいところです。



さて…次節、後半の初戦はセレッソ大阪戦。


ACLでは日本勢唯一の生き残りと健闘していますが、リーグ戦では序盤から波に乗り切れていないようです。


最近は守備にも不安があるようですし、更にエースストライカーのホドリゴ・ピンパォンの電撃退団でチーム状況はあまり良くないのかな?という印象ですが、2列目に乾や清武などの優秀なアタッカーを擁する危険なチームです。


こちらのメンバーがどうなるのか分かりませんが、ここ数試合同様に守備では辛抱強く粘り、不安視されているセレッソの守備をなるべく早い時間帯でこじ開けたいところです。


リーグ戦はここからアウェイでの3連戦になります。思うようにいかない時間帯も増えてくるでしょうから、この日の新潟戦のようにセットプレーを活かし、勝機を見出だす事も必要になるでしょうね。


…前半戦総括とかも書いておきたいのですが、それはまた改めて…気分次第という事で…。





2011.7/13(水)19:03キックオフ
@ユアテックスタジアム仙台
観衆:11585人 天候:晴れ
主審:村上伸次


清水エスパルス0‐0ベガルタ仙台

▽清水スタメン


-------アレックス--------
-高木----------大前-
--------小野--------
-----真希--枝村-----
太田-ボスナー-平岡-村松
--------碓井--------


▽仙台スタメン

----太田----赤嶺----
-梁勇基--------松下-
----角田----富田----
-朴---曹---鎌田-菅井
---------林---------


《得点》

《選手交代》
53分(清)伸二→高原
67分(仙)赤嶺→中島
70分(清)アレックス→大悟
78分(清)元紀→永井
78分(仙)太田→中原
88分(仙)松下→関口

《警告》
51分(清)元紀
90分(清)俊幸

清水エスパルス:勝点24
(6勝4敗6分/±0)8位→9位



現地観戦された清水サポーターの方々お疲れ様でした。熱い応援とサポートありがとうございました。


私は自宅でスカパー観戦でした。日程変更がなければ4月に初ユアスタ参戦の予定の試合だったのですが…。



その日程変更により、6/26の前回対戦から間僅か2試合で再び迎えた仙台戦でしたが…やはり難しかったと思います、いろいろと。


何しろつい2週間ほど前、出し惜しみなくガチンコで対戦しているワケですから…相手がどう戦ってくるかもある程度分かっているワケですし、特に前回対戦で勝利した清水側は『変えるか変えないか』といった部分の駆け引きは本当に難しかったのではないでしょうか?


守備に関しては前回対戦ではある程度狙い通りだったとは思いますが…


この日はそのディフェンスに関して、ここまで全試合に先発していた岩下と辻尾が共に負傷により先発出来ないという緊急事態(岩下はベンチ入り、辻尾はベンチ外)


それに伴い、ここ数試合の中で主にボランチでの先発を果たしていた大輔(この日は右SBで先発)と、平岡(同CB)を先発ディフェンスラインに組み込む布陣。


ボランチには真希&枝村の清水ユース出身の2人がコンビを組み、伸二がトップ下。


前線はアレックスがセンターに、右は元紀、左には久々の先発となる俊幸が入りました。



試合結果はご存知の通り、スコアレスドロー。


結果に関しては『悪くはない』という意見が大半でしょうか。


アウェイという事もあり、中3日の過密日程という事もあり…。


更に怪我人が出てのスクランブル布陣だったという事…そして『今季の仙台は簡単に勝てる相手ではない』という事。



試合内容に関しては賛否両論といった感じですかね?まぁ『賛』という意見も、手放しで喜ぶというわけではなく…現状を踏まえたうえで『上出来』という意見が多いようですが。



私的にも『勝ちにいく』という事に関しては少し不満が残るものの、『負けない試合をする』という事に関してならば、結果・内容ともに上々の試合だったと思いました。


試合は序盤、トップ下に入った伸二にゲームメイクの意識の高さを感じました。


受け手もある事なので、全て完璧というワケではありませんでしたが、伸二を経由してのパス回しが多く、中央でタメも出来ます。中央が活きれば、サイドも活きてきます。やはり伸二の調子が上がってくると、中盤はある程度支配出来るかな?という感じ。


ただ、攻撃での誤算(?)はアレックスの1トップが機能しなかった事でしょうか。

アレックスの能力はいまや疑いようもなく、清水にとって欠かせない選手の1人なのは間違いありませんが、彼はやはり1列下がったポジションの方が、より良さを出せる選手だと思います。

相手を背負ってプレイするよりも、空いたスペースに入ってのプレイを得意とすると言ってもいいかもしれません。


ですから、高原のように前戦で体を張ってポストや潰れ役になるという仕事においては機能していませんでした。

ただ…裏を狙い続けて、相手のDFラインを下げさせようとするなど、工夫のある動きで頑張っていたとは思います。



元紀、俊幸の両WBも仙台の強固な守備に苦しめられました。


特に俊幸は、一時期の勢いが感じられず、いわゆる『壁にぶつかっている』状態です。

ゴールが奪えずに悩んでいる選手に『1つゴールを決めれば楽になるよ』というアドバイスも変だとは思いますが、

本当に1点とれれば勢いに乗って量産するんじゃないか?と期待しているのは私だけではないと思います。


今は産みの苦しみに悩んでるのかもしれませんが、この壁を乗り越えてまたひとつ成長してもらいたい選手です。



枝村と真希のボランチですが、ダブルボランチで望むならこの組み合わせがベスト、というぐらい良かったのではないでしょうか?


ユース時代から共に戦っているだけあって、お互いやりやすさもあるでしょうし、

ボランチはゴトビ戦術としては『まず守備』という感じですが、この2人は運動量で守備に貢献したうえで、場合によっては前で仕事が出来る選手なので、バランスも良いと感じます。


スコアレスドローという結果にあって、この日のヒーローはまたも健平でした。


前半のCKからの赤嶺の決定的なヘディングを防いだシーンをはじめ、この日もファインセーブ連発で勝ち点1奪取に多大な貢献を果たしました。


本来、GKが目立つという事はチームとしては、あまり喜ばしい事ではないのかもしれませんが、


ここ数試合の健平の活躍振りは目を見張るものがありますし、その急成長振りは素直に嬉しく、そして頼もしさすら感じます。



負けない試合は出来るようになってきました。あとはこれをどう勝ち切る試合にもっていくか。


もちろん必要なのはゴールであり、攻撃陣の奮起です。


先発の選手はもちろん、特に途中交代で結果を出せる、いわゆる『ラッキーボーイ』的な選手が待望されます。


仙台戦では先発でしたが、例えば枝村、そして俊幸。更に大悟や永井など…。


守備がある程度計算出来るようになってきたチーム状況にあって、このあたりの選手にゴールが産まれてくれば上位戦線に殴り込みをかける状態になるでしょう。



さて、次節…と言っても、あと4時間ほどでキックオフですが(笑)相手はアルビレックス新潟。


昨年のリーグ戦では2連敗を喫した相手です。


しかも今回はこちらが中2日に対し、新潟は中5日で迎える試合となり、前々節の甲府戦と逆に日程的、コンディション的に不利な立場での試合となります。


しかし、ゴトビ監督は甲府戦、仙台戦、そして今日の新潟戦という7日間で行われる3試合を、あらかじめ1セットと考えていて、3試合目となる新潟戦まで戦えるように計算済みでの選手起用を行っていたようですね。


私は実は今、仕事中です。


もう少しで終わります。


まっすぐにアウスタに向かいます。




2011.7/9(土)18:33キックオフ
@山梨中銀スタジアム
観衆:12114人 天候:曇り
主審:井上知大


清水エスパルス2‐1ヴァンフォーレ甲府

▽清水スタメン


--------高原--------
-アレックス---------大前-
-----小林--小野-----
--------村松--------
太田-ボスナー-岩下-辻尾
--------碓井--------


▽甲府スタメン

----Hマイク--パウリーニョ---
-内田----------阿部-
-----石原---伊東----
吉田-山本-ダニエル-市川
---------荻---------


《得点》
29分(清)小野伸二 1-0
42分(甲)パウリーニョ 1-1
46分(清)大前元紀 2-1

《選手交代》
46分(清)岩下→平岡
46分(甲)内田→片桐
60分(清)伸二→浩太
70分(甲)石原→柏
73分(清)辻尾→枝村
84分(甲)阿部→永里

《警告》
53分(甲)吉田
68分(清)大輔


清水エスパルス:勝点23
(6勝4敗5分/±0)9位→8位



甲府まで駆け付けた清水サポーターの皆様、お疲れ様でした。熱い応援とサポートありがとうございました。


私は仕事の為に残念ながら不参戦。スカパーの中継が始まるまでに自宅に戻るのが精一杯でした…。


ちなみにこの日は知人が中銀スタジアムに駆け付けていましたので『適当に写メ送って』と頼んでおきました。


送られてきたのがコチラ↓


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聞いた話ですと、開場前にはかなり激しい雨が降ったようですね。試合開始前にはやんだようですが。


この日のスタメンですが…

中盤は大輔アンカー1枚。その前にトップ下2枚、伸二と大悟が並ぶカタチ。小林大悟は清水加入後リーグ戦初先発になります。ディフェンスと前3枚は前節と同じ顔触れです。


この試合…清水が前節・鹿島戦から中6日で迎えたのに対し、甲府は変則日程で7/6(水)にアウェイで新潟戦をこなしており、中2日で迎える試合になります。

これにより、コンディション的には清水に分があると予想されていましたが…。



試合は立ち上がり、清水としては悪くない入りでした。


最初のチャンスは前半7分。中盤ハーフライン付近でボールを奪うと大悟→元紀→高原→大悟と素早く繋ぎ、右サイドから攻め込みます。

右サイド大悟のスルーパスを中央で受けたアレックスがペナ内、はぼGKと1対1になり、右足でシュートを放ちますが、これは甲府GK荻のファインセーブに防がれてしまいます。


更に11分のCKでは岩下がフリーでヘディングシュートを放ちますが、これは惜しくも枠外へ。


この日はトップ下にゲームメイクが出来る2人が入った事により、やはり前線まで運べればある程度、良い攻撃が出来ていました。


その『前線まで運ぶ』という過程において、ビルドアップにはこれまでの試合と同様に拙さを感じたところもありましたが…


前半の甲府は全体的に間延びしていて、ディフェンスと中盤の間にスペースがあった為に、清水としてみると序盤はここ数試合に比べると比較的パスは回せていた印象です。



28分。最終ライン岩下から元紀へ。フリーの元紀からゴール前の大悟にクロスが送られますが、これは甲府DFダニエルがクリア。

クリアボールは甲府の選手が拾うかに見えましたが、元紀が素早くプレスをかけ相手のミスを誘います。

このミスを逃さず、大輔がボールを奪うと高原へ。

高原から伸二へ。伸二からリターン、再び高原へ。更に高原から、スペースへ一歩下がった伸二へパスが渡ると…


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すかさずルックアップ。

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シュートコースあり!と見るや、右足一閃!!!


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ワールドクラスのミドルシュートが突き刺さり、清水先制!!



この時間帯は、序盤の清水の攻勢を受け、甲府がロングボールを中心にリズムを掴みかけ始めた矢先の先制ゴールでした。


昨年のアウェイ鹿島戦を彷彿させる伸二のスーパーミドルで、まずは清水がリードを奪います。



このまま勢いに乗って一気に押し込みたい清水でしたが、この後はビハインドを負った甲府が少し重心を前にかけ、同点を目指し攻撃のギアを上げてきた事により一進一退の攻防に。



それでも1-0のまま、前半も残り5分。しかしここからの5分間+αが結果的に試合結果を左右するうえで重要な時間になりました。


前半42分。ハーフラインから少し甲府陣内に入った辺り…宏介から高原へ縦パスが出ます。高原はこのボールを頭でアレックスに落としますが、最終ラインから上がってきたダニエルがこの落としをカット。


このダニエルから阿部へのパスを伸二が後方からスライディングでカットします…が、


このカットしたボールが、清水最終ラインの裏へスルーパスのようなカタチで抜けてしまいます。

これに素早く反応したパウリーニョがボールに追い付くと、スピードに乗ったドリブルで完全に抜け出します。

最後は1対1になったGK健平をかわし、更にカバーに入った岩下を外しシュート。これが清水ゴールへ吸い込まれ、同点に。


…しいて言うならアクシデントとでも言うべきか、何とも不運な失点でした。



この同点劇が前半42分。清水としては嫌な時間で、甲府としては最高の時間で試合を振り出しに戻しました…が、前半はまだ終わりません。



前半もロスタイムに突入。清水は甲府陣内に攻め込みますが、甲府は既に自陣にブロックを形成しており、攻めあぐねます。

そこでボスナーがボールを受けに前線近くまで上がってきます。


このボスナーから引き気味にポジションをとっていた伸二にパスが渡ると


伸二はシュートフェイントを入れ、相手DFを引き付け、右スペースに入ってきた辻尾に開きます。



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右45℃、辻尾からアーリークロス。


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高原がヘッドを狙いますが、僅かに届かず。抜けたボールがダニエルに当たり、左に流れると…


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待っていたのはフリーの元紀。


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抜けてきたボールに対し、ノートラップでハーフボレー。


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これが決まり、再び清水がリード!


左にポジションを変えていた元紀の今季4点目。流れの中からのゴールは今季初です。


この直後に前半終了のホイッスルが鳴り、清水にとっては最高の流れでハーフタイムを迎えます。



後半から岩下に代えて、平岡を投入(※試合後の監督コメントによると岩下は以前から痛めていた膝の状態が悪化したとの事)


後半、開始から清水がいいカタチで甲府陣内に攻め込みます。

ペナルティエリア内まで攻め込み、惜しいチャンスを作りかけるなど、後半10分頃までは優位に試合を進めていました…が、


後半11分でした。甲府、右から阿部がクロス。これはハーフナーの手前で平岡がクリアしますが、こぼれ球の処理をボスナーが誤り、ボールはエリア内フリーのパウリーニョの元へ。

パウリーニョの強烈なシュートは健平がファインセーブで防ぎましたが、跳ね返ったボールを走り込んできたフリーの阿部が再びシュート。

このシュートは僅かに右に外れ、事なきを得ますが…今にして思えば、この決定機が甲府に勇気と自信を与えてしまったような気もします。


直後の13分にはクリアボールのこぼれ球を拾った片桐が際どいミドルシュートを放つなど、この辺りから試合の流れは徐々に甲府に傾いていきます。


後半15分。清水は伸二に代え、今季初出場となる杉山浩太をピッチに送り、布陣をダブルボランチへと変更します。


しかし、甲府に傾きかけた流れは変わらず。


18分。中央の片桐から左の吉田へ。吉田からのクロスはボスナーがクリアしますが、セカンドボールを伊東に拾われ、右に展開されます。

これを受けた右の市川から絶妙なアーリークロスが上がり、ここにパウリーニョが飛び込みますが、その手前で辻尾が間一髪カット、という危険なシーンを作られてしまいます。


更に清水にアクシデント。清水CKのクリアボールをめぐるシーンで、辻尾と甲府・片桐の両者が激しく接触。

この接触で右膝を痛めた辻尾はプレー続行不可能となり、交代を余儀なくされます。


交代カード3枚のうち、2枚を負傷によるアクシデントで切らざるをえなくなった清水。決して良い流れではなかった為、攻撃的なカードを切れなくなったのはベンチとしては痛かったと思います。


こうして最後のカードは辻尾に代えて枝村を投入。大輔を右SBに変更するスクランブル布陣になります。



対する甲府も後半開始時に投入した片桐に加え、柏…そして永里と攻撃的な選手を次々にピッチに送り込み勝負に出ますが、こちらにもアクシデントが起こります。


40分、元紀と吉田が右サイドライン際で接触。このプレイで今度は吉田がプレー続行不可能に。


しかも甲府は既に交代枠を使い切っていた為、残り時間を1人少ない10人で戦わざるをえない状況になりました。


逆に清水からしてみたら1人多い状況になったワケで、なるべくマイボールで繋いで、うまく時間を使いながら試合をクローズさせたいところでしたが…10人となった甲府の勢いを止める事が出来ません。


後半42分。清水陣内で甲府のスローイン。ボールを受けたハーフナーからパウリーニョへ。ドリブルでエリア内に侵入してきたパウリーニョから、柏へ決定的なパスが繋がります。

フリーの柏がゴール正面の至近距離から強烈なシュートを放ちますが、これは健平がファインセーブで凌ぎます。


更にロスタイムの46分。左サイドを突破した片桐が大輔をかわしクロス。ファーでフリーになっていた柏がダイビングヘッドにいきますが、これも再び健平が超ファインセーブ!


終盤は甲府の猛攻に晒され、かなり苦しい展開でしたが、これを必死の守りで凌ぎ、タイムアップ。


辛くも勝利し、勝点3を手にしました。



戦前は日程的な事もあり、『まず、走り勝つのは大前提』とみていました。


しかも、前半は悪くない内容だっただけに、まさか後半になってここまで押し込まれるとは思いもしませんでした。


当然、1点リードしていたので、終盤は『攻める甲府、守る清水』という構図になる事に、多少仕方ない面はあるにせよ…


あそこまで押し込まれっぱなしになり…後半はシュート僅かに1本、中盤以降はチャンスすら作れなかった事は余りにも情けないのではないでしょうか?



そういう意味で、この日のMVPは何と言っても彼。


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碓井健平。つい先日、プロデビューした選手とは思えぬ好プレイ連発で勝利の立役者に。

この日は1失点は喫してしまったものの、ここ2試合の完封劇に匹敵する“清水の新守護神”として大活躍でした。



ここ数試合は勝ち点を重ねているものの、なかなか内容が伴わず『大丈夫か?』と心配したくもなる清水ですが、あれよあれよで順位も気付けば8位まで浮上ですね。

上位との勝点差も実はそんなにでもない?と思えてきてしまいますが、実はまだ下との差もかなり詰まっています…。


この試合でのポジティブ要素としては、大悟が先発フル出場!浩太今季初出場!伸二&元紀、流れの中から今季初ゴール!といった感じでしょうか。何より勝点3が一番の収穫には違いありませんが。


逆に心配なのは岩下と辻尾の怪我の状態。たいした事ないといいのですが…。


大混戦の2011夏のJ。少しの差が順位を大きく左右するであろう状況が続きますね。

次節は…アウェイ仙台戦。平日ですし、これはさすがに行けません(泣)

またも不参戦です。行ける方に託します。

苦戦が予想されますが、勝利を期待しています。