今日の私たちはかつての天動説から地動説に科学的概念を更新されたに等しい、あるいはそれ以上に重大な人類史に最も影響を与えるであろう転換点にいます。
現代貨幣理論(MMT)と呼ばれるものを科学的概念として人類が共有できるかどうかで今後の人類史は大きく変わります。明日の皆さんの生活も含め、地球文明の未来が掛かっています。何しろ話題が世界的ですからね。乗るしかないでしょ!このビッグウェーブに。
MMTとは何ぞやという所ですが、詳しくは三橋貴明さんのブログやチャンネル桜の経済討論番組、藤井聡さん監修メルマガである令和ピボットニュース、最近の書籍だと中野剛志さんの「目からウロコがおちる奇跡の経済教室」が非常に分かりやすかったです。ただし大学などで経済学を真剣に学び優秀な成績を修め、それを自身のアイデンティティにされてる方にとっては非常に難解で生理的嫌悪感をもよおす恐れがありますので癇癪を起さない様お気を付けください。
筆者なりに学んだMMTと実務上の経済政策手順を併せて考えてみますととんでもない事実を理解するに至りました。
社会保障、安全保障、医療保障、インフラ整備、科学技術投資、教育などなどに私たちの税金は一円たりとも使われていなかった!と言われたら驚きませんか?極論だけど曲論ではありません。どういうことかこれから説明いたします。
その前に誰かの支出(負債)は誰かの収入(資産)や、通貨発行権を有する中央政府が自国通貨建て負債で債務不履行なることは無いといった経済学の基礎の基礎のところは理解しておいてください。
-ここからしばらくは読み飛ばして構いません-
政府は毎年次年度の予算を国会で組みます。例えば令和元年度(平成31年4月から令和2年3月分)の予算は平成30年度末(平成31年3月末)までに組み立てます。で、予算が決まれば執行するわけですがその予算ってどこから来るのでしょう。昨年の税収ですか?でもそれっておかしくないですか?
当年度の予算の最大枠が昨年度の税収だとしたら、税額が決まるのは2019年3月です。予算を決めるのは2018年6月頃~2019年3月末です。2019年3月末ぎりぎりで確定申告の決算が完了し、予算案の議決も毎年3月末日に決済が下せるのでしょうか。一円たりとも誤魔化してはならない国民の血税や予算がまさか毎年3月31日の日付変更間際に過不足なく見事に落とし込まれているのでしょうか。そうだとしたら政治家も官僚も超天才集団です。
-読み飛ばし終了-
①国会で予算案を決定します。②政府は予算案に従い予算分の財務省証券を発行し、日銀に引き受けさせ通貨を発行します。③発行された通貨は政府小切手を通じて民間(企業や家計)の貨幣貯蓄になります。④民間に渡った貨幣の一部が所得税や法人税、消費税などで徴税されます。
この部分ではっと気づかれた方は現代貨幣理論マスターです、現代のコペルニクスです。一見何でもないカラクリを見究めた時、天動説から地動説へと科学的知見がシフトし二度と天動説には戻れなくなるが如きショックを受ける事になります。パラダイムシフトが起きるかもしれないという今でしか味わえない感動ですので新鮮なうちにお召し上がりください。
①~②の過程において、予算案確定から予算執行までのプロセスに我々の税金は全く関与していません。もう一度上記を読み返してください。政府は予算案に対し財務省証券を発行し、日銀から通貨を手にしています。当年度予算が100兆円だとしたら100兆円の財務省証券を発行し日銀に引き受けさせ政府預金に100兆円振り込まれるのです。これだとタイムラグが発生しても秒単位の話です。
昨年度の税収が100兆円だから100兆円政府預金に振り込まれるのではありませんし、本年度の予測税収が100兆円だから100兆円の財務省証券を発行するのでもありません。ましてや我々の預金口座から100兆円を毟り取っている訳でも借りている訳でもありません。
予算が100兆円だから、100兆円の財務省証券を発行し、日本銀行に100兆円分の財務省証券という借用証書を渡して100兆円の日本円通貨を政府が日銀から借り受けているのです。日銀は政府預金口座に100兆円入金操作するだけです。誰からもどこからも調達していません。これを万年筆マネーと言います。三橋さんのブログなどを読むと理解しやすいですが、我々が銀行で借金をするときも銀行は通帳データに貸出金額を書き込むだけです。誰の預金の数字も減りません。
そして予算が消化された後、諸政策の結果として税収額が確定します。これをスペンディングファーストと言います。そして我々が身を削って納められた本年度予算から周回遅れで回収された税金はどうなるのでしょう。平成30年度で言えば59兆円の税収ですが、当年度に発行された財務省証券の回収つまり借金の返済に全額充てられます。
社会保障費だの教育だのインフラ整備だの科学技術投資だのといった予算は皆さんから税金で徴収する年度末よりずっと前の年度初めに「無」から生み出されて支払われているのです。「無」から自在に生み出せるお金が足りないという理由で我々は使われもしない税金に苦しめられ、社会保障を削られ、自然災害に怯え、貧困にあえぎ、時として自らの人生を自らの手で終わらせているのです。
それでは税金の存在意義って何なのでしょう。その回答については中野剛志さんの「目からウロコがおちる奇跡の経済教室」をご一読下さい。