ぼく、このうちの子になれたんだよ。
はじめまして!ぼくパルですミニチュアダックスの男の子、
4歳半だよ。スムースっていう種類で、珍しい毛の色をしてるんだって・・
確かブルータンっていったかな。光に当たるとぼくの目は時々ブルーに見える。
「まるで深い海の底みたい・・」って、ママはたまにうっとり・・
ぼくはめったに吠えたりしない。おとなしくて、甘えん坊な性格だよ。
寝るのが大好き(‐^▽^‐)
そうそう、この前テレビで観た「セラピードック」に憧れてるよ
ぼくがこのおうちの子になったのは1歳半の時。
こう見えて、それまでは千葉のワンワンふれあいパークでお仕事してたんだよ。
1日中、人間の子供たちやお兄さん、お姉さんに触られたり写真を撮られたり・・
お友達のチワワちゃんやプードル君ははしゃぎまわっていたけれど、
ぼくはあんまりお仕事が好きじゃなかった・・暑くて、寒くて、寂しくて・・。
だって、ぼくのこと抱っこしてくれる人たちは
すぐに次々と帰ってしまうんだもの(>_<、)
だからぼく、夜になると毎日神様にお願いしてたんだ。
どうか、毎日ぼくを抱っこしてくれる
パパとママができますように、って・・・
ママがふれあいパークに来てくれた時、ぼく、すぐにピンときたよ!
ママは違うワンちゃんばかり見ていたけど
そんなの気にしない。しゃがんでるママの右側から回り込んで、
ヒョイってひざに飛び乗ったんだ。
「重くなってきたからごめんね」って降ろされても、
めげずに何度も何度もママのひざに飛び乗ったんだ。
最初は不思議そうな顔して笑ってたママも、
ひざで丸くなってるぼくの顔を覗き込んでびっくりしたんだって。
「降ろさないで!どうか、ぼくを連れてって下さい!」って、
必死な顔をしてたらしい。人間にしか見えなかったって言ってた。
そして・・ぼくは、このおうちの子になった。夢みたいだったよ。
だって、ぼく、本当は売り物のワンちゃんじゃなかったんだもん。
それでもママが何度も何度も施設に電話をかけて
“あの子がいいんです。
あの子じゃなきゃだめなんです”
って説得してくれたんだって・・
ぼくね、パパもママも大好き!(*^▽^*)
二人とも忙しいから、ぼくお留守番が長いけど、すっごく幸せだよ
これからも、ぼくの日記、読んでね