お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。

 

TECLAST T65 Maxを購入しました。

 

 

中華ガジェットメーカーTECLAST(テクラスト)製のタブレットです。

 

格安タブレットを探したことがある人なら1度くらい目にしたことがある名前かもしれませんね?

 

TECLASTは個人的に推しメーカーでこれまでに3台のタブレットをレビューしています。

本記事でレビューするTECLAST T65 Max最大のメリットはディスプレイがデカいこと。
 
なんと脅威の13インチ!もはやノートパソコンくらいの大きさになっております。
 
 
2024年5月に発表されたXiaomiの「POCO Pad」や同モデル別シリーズの「Redmi Pad Pro」も12.1インチの大型ディスプレイを搭載していたりして、大画面タブレットのニーズは結構ありそうな感じです。
 
果たしてTECLAST T65 Maxの実力はどれほどなのか?
 
本記事で実際に使ってみた様子をサクッとレビューしていきます。

 

TECLAST T65 Maxのデザインはシンプル

 
まずはTECLAST T65 Maの外観・付属品をチェックしていきましょう。
 
TECLAST T65 Maxにカラーバリエーションはなく「スペースグレー」の1色のみ。
 
 
本当は背面パネルの透明シートも剥がして使いたいところなんですが、シートの下に「技適マーク」のシールが貼ってあるので怖くて剥がせないんですよ・・・。もし剥がれてしまったら違反になっちゃうので。
 
 
購入予定の人もご注意ください。もし剥がしたら法律上使えませんからね。
 
デザイン的にはThe中華タブレットと言ったところで超シンプル。
 
カメラ周りにギザギザ(Aura Ring)があるのが特徴的ではあります。
 
 
カメラは1300万画素のメインカメラと、あと1個が謎の10万画素カメラ。
 
こんな大きなタブレットを持って写真撮影する人も少ないと思いますが、画質はイマイチなのでメモ代わりと言ったところでしょうか。
 
 
ちなみにインカメラは800万画素。
 
 
オフィシャルなWeb会議には使わない方が良いですが、友達とのビデオ通話に使う分には問題ないでしょう。
 
横持ちでディスプレイを上にして右側面にスピーカー・USB Type-Cポート・カードスロット・イヤホンジャック。
 
 
カードスロットは2枚のnano SIMカードを装着できるタイプ。排他的利用なので1枚をmicroSDカードにすることも可能です。
 
 
左側面にはスピーカーのみ。
 
 
上部には電源ボタン・音量ボタンがありました。
 
 

TECLAST T65 Maxは大画面ゆえに重い

TECLAST T65 Maxのサイズは305×199×8.2mm。

 

さすが13インチディスプレイを搭載しているだけあってめちゃくちゃデカいです。

 

 

比較用に10.61インチタブレットのRedmi Padを重ねてみるとこんな感じ。

 

 

10インチタブレットでも十分大きいんだからTECLAST T65 Maxがいかに巨大なのかが分かりますね笑

 

まぁ大きいのは買う前から分かってたんですが、問題は重さ。なんと実測で728gと横綱級。

 

 

10インチタブレットは500g前後のことが多いんですが、圧倒的にTECLAST T65 Maxは重いです。

 

なんとか片手持ちもできなくはないですが、長時間持っていると筋トレになっちゃうので素直に両手で持つか、置いたり、スタンドに立てかけたりしましょう。

 

手がプルプルしてくる

 

TECLAST T65 Maxは付属品が充実してる

TECLAST T65 Maxの付属品は以下の通り。

  • マニュアル
  • SIMピン
  • 充電器
  • 充電ケーブル
  • 保護フィルム

 

付属品がなにも付いてないことも普通にありますが、充実しているので購入後すぐに使い始めることができます。

 

充電器が付いているのも嬉しいポイント。コンパクトですが18W急速充電に対応しています。

 

 

保護フィルムも予め貼ってあります。

 

 

使う前に薄いシートを剥がす必要があるんですが、保護フィルムごと剥がしてしまう可能性があるので気を付けてペリペリ剥がしてくださいね。ゆっくりと慎重に。

 

 

なお残念ながら保護ケースは付いていませんでした。

 

なので僕は純正ケースを同時購入。ネイビーでなかなか良い感じでしたよ。

 

 

側面は樹脂製のクリアタイプ。四隅に厚みがあるのでそれなりに耐久性もありそうです。

 

 

ケースを開けるとディスプレイが点灯して、閉じるとロックされますよ。便利。

 

 

ケースをスタンドとして使えるところもGOOD。

 

主に僕は動画視聴に使っているので重宝しています。2段階の角度調整が可能です。

 

 

ただし!純正ケースを装着すると重さに拍車がかかります笑

 

 

なんと約1,250g!

 

ずっしり重いので毎日持ち運んで使うのはちょっと厳しいかもしれませんね・・・。

 

TECLAST T65 Maxのは13インチ大迫力ディスプレイ

 

TECLAST T65 Maxの特徴は13インチの大画面ディスプレイ。

 

購入前は10インチに毛が生えた程度かなーとか思ってたんですが、想像を遥かに超えてデカかったです笑

 

 

これだけ見ても大きさを実感できないと思うので10インチタブレットと並べてみました。

 

 

ほら!全然違うでしょ?まじでめちゃくちゃデカいんですって!

 

画面解像度も1920×1200とFHD+相当。液晶ディスプレイではあるものの、何の問題もなく表示は綺麗ですよ。

 

 

動画視聴はもちろんのこと、ネットサーフィンや電子書籍での読書も超快適。

 

 

またこれだけ大きければ画面分割しても小さくなりすぎずに使えます。

 

 

ネット見ながらSNSをチェックしたり、ゲームしながら攻略サイトでカンニングしたりと思う存分エンタメコンテンツを楽しめます。いや最高。

 

 

なおディスプレイの輝度は300nitsと高くはありません。

 

屋外で使うシチュエーションは多くないかもしれませんが、そこまで暗く感じることはなかったです。

 

 

カンカン照りの砂浜で使う以外なら困ることはないでしょう。

 

TECLAST T65 MaxはWidevine L1

TECLAST T65 Maxは動画視聴用のデバイスとして最適。

 

しかもデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。

 

 

低価格帯のタブレットだとL3になっているものも多いですが、TECLAST T65 Maxなら高画質での視聴が可能となります。

 

HDR機能には非対応なもののNetflixではFull HD再生可能。

 

ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでも「HD 1080p」で視聴可能です。

 

 

YouTubeでは「1440p60」まで設定できました。

 

 

いつでもどこでもサクッと大画面で動画視聴できるのはメリットでしかありません。

 

買ってよかったなーとつくづく思いました。

 

TECLAST T65 MaxのAnTuTuスコアは40万点

 

タブレットの基本性能・動作性能を司るSoC(CPU/GPU)には「MediaTek Helio G99」が搭載されております。

2022年5月に台湾のMediaTekが発表した4G通信のチップセットでです。

 

スマホやタブレットの基本性能を数値化できるのAnTuTuベンチマークでスコアを計測してみたところ405,298点でした。

 

 
2024年6月現在の最高スコアは200万点を超えている状況。
 
40万点だと日常使いで最低限のスコアと言えます。
 
これまでに僕がレビューしたスマホの中ではエントリーモデルと同等です。
超サクサク!って感じではないものの、ネットサーフィン・SNS・動画視聴・電子書籍リーダー・音楽鑑賞。
 
それくらいであればストレスなく使えちゃう印象です。
 
 

以下のページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。

 

>>AnTuTuベンチマークランキング

 

TECLAST T65 Maxはメモリ拡張可能

TECLAST T65 Maxに搭載されているRAM容量は8GB。

 

これでも普段使いなら十分ですが、さらに使わないストレージ(ROM)の最大12GB分を仮想メモリにする「メモリ拡張」機能が搭載されております。

 

 
有効にするとRAM容量を最大20GBまで増量可能です。

もちろん標準メモリと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリと同じように動作が速くなることはありません。

とは言え、元々のRAMがフルに使われるような場合でもさらに余裕ができるので積極的に使っていきましょう。
 
 

TECLAST T65 Maxのゲーム性能は高くない

 

普段使いであればそれなりに動くTECLAST T65 Maxですが、重いゲームが快適に遊べるほどではないのでご注意ください。

 

例えばゲーム性能のベンチマーク的な損zないである原神のデフォルトグラフィック設定は「最低/30FPS」。

 

 
遊べないことはありませんが、表示はかなり粗いですしカクつきやモタつきもあるので厳しめ。
 
 
そもそも原神をプレイするならこんな感じになっちゃうので重くて現実的ではないです。
 
 
コントローラーに対応していればまた違うかもしれないですけどね。残念ながらAndroid版は非対応。
 
崩壊スターレイルはターン制のバトルなので移動の時に頑張ればなんとかなるかな?あ、もちろん快適に動くかどうかは別問題として。操作性的な話です。
 
 
僕がプレイしてる中で1番イけると思ったのはNIKKEですね。
 
性能不足でロード時間とかは長くなっちゃうものの、横画面プレイが快適で最高でした。
 
色んな意味で迫力がすげーっす・・・。
 
基本的にTECLAST T65 Maxはゲームには不向きのタブレットです。
 
普段使い+ゲームが使用用途になるなら、もっと動作性能が高いタブレットを購入するべきでしょう。
 

TECLAST T65 Maxはバッテリー持ちがイマイチ

 

TECLAST T65 Maxは10,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているものの、バッテリー持ちはイマイチ。

 

普段スマホレビューで使用しているベンチマークアプリPCMarkのバッテリースコアは9時間46分でした。

 

 

画面が大きいだけにバッテリー消耗も激しいのかもしれませんね。

 

また、実際に使っている時でも動画視聴しているとグングンバッテリーを消費していきました。

 

  • Amazon Musicで音楽再生1時間:2%消費
  • YouTube(1080p60)動画視聴1時間:13%消費
スマホなんかに比べるとバッテリー消耗が激しめなので注意しましょう。
 

以下の記事でこれまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。

 

>>PCMarkバッテリーテストランキング

 

TECLAST T65 Maxの充電時間は長い

 

TECLAST T65 Maxは付属充電器で18W急速充電が可能なものの、バッテリー容量が多いので充電時間は長めです。
 
バッテリー残量2%からフル充電までにかかった時間は2時間40分
 
 
 
それなりに時間がかかるので、ちょっと長めに使ったなーと思ったら充電してあげるようにしましょう。

 

TECLAST T65 Maxはステレオスピーカー搭載

 

TECLAST T65 Maxは横持ちで左右にスピーカーが搭載されているのでステレオサウンドを楽しめます。

 

肝心の音質は低音が抜けて中高音域中心。スカスカ感があるのであんまり良くはないです。

 

音質に拘りがあるなら、Dolby Atmosなんかに対応しているタブレットの方が良いかもしれません。

 

まぁ僕はそこまで求めてないですし、普通に動画が見れれば良いので十分ですけど。

 

また、幸いTECLAST T65 Maxにはイヤホンジャックもあるので、素直にイヤホンやヘッドホンを使うのもありでしょう。

 

 

ワイヤレスイヤホンを使う人も多いかもしれませんが、対応BluetoothコーデックはSBC・AAC・LDAC

 

 

残念ながらaptX系のコーデックには非対応なのでご注意ください。

 

ちなみに僕が使ってみた限りでは、SRCを回避しているようで、Amazon Musicのストリーミング再生では日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」にも対応してました。

 

 

TECLAST T65 MaxはSIMカード装着できる

 
TECLAST T65 Maxはカードスロットに最大2枚のnanoSIMカードを装着可能。
 
他社製タブレットでは見かけないので貴重な機能と言えます。
 
対応Bandは以下の通りで、エリア問わずに使えるのはSoftBank回線と考えて良いでしょう。
  • FDD-LTE: B1/B3/B5/B7/B8/B20
  • TD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41
試しにワイモバイル・楽天モバイルのSIMカードを装着してみたのですが、しっかり使えましたよ。
 
楽天モバイルはパートナー回線には非対応
 
持ち歩いて使う人は少ないかもしれませんが、外出先や旅行中でも使えるのは便利なメリットになります。
 
また実際に試したわけではないので、精度・正確性は保証できませんが衛星測位にも対応しているのでナビ代わりにも使えるかもしれません。
 
 
なお対応している衛星測位システムは以下の4つとのことです。
  • GPS
  • GLONASS
  • Beidou
  • Galileo

TECLAST T65 Maxは顔認証が使える

 

TECLAST T65 Maxはインカメラを利用した簡易的な顔認証が使えます。
 
 
インカメラをしっかり見れば、すぐにロック解除してくれるので精度はまずまず。
 
欲を言えば指紋認証にも対応して欲しかったですが、まぁ何も付いてないよりも100倍便利。
 
いちいちパスコードを入力するのは面倒ですもんね。
 

TECLAST T65 Maxのスペック

 

TECLAST T65 Maxの主要スペックは以下の通りです。

  • OS:Android 14
  • SoC:MediaTek Helio G99
  • ディスプレイ:12.9インチ/1920×1200
  • RAM:8GB
  • ROM:256GB
  • Bluetooth:Ver.5.0
  • SIM:nanoSIM×2
  • FDD-LTE: B1/B3/B5/B7/B8/B20
  • TD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41
  • リアカメラ:1,300万画素
  • インカメラ:800万画素
  • 生体認証:顔認証
  • バッテリー容量:10,000mAh
  • 充電速度:18W
  • スピーカー:ステレオ
  • サイズ:305× 199 × 8.2mm
  • 重さ:710g

まとめ:TECLAST T65 Maxを買うべき人は?

 

TECLAST T65 Maxをレビューしました。

 

実際に使って感じたメリットは以下のとおり。

  • 13インチ大画面は迫力満点
  • Widevine L1で動画が高画質
  • 動作性能は普段使いに困らない
  • ステレオスピーカーが嬉しい
  • SIMカードを装着できる
一方、TECLAST T65 Maxのイマイチな部分は以下のとおりです。
  • 重い
  • ゲーム性能は高くない
  • スピーカーの音質が物足りない
 
13インチタブレットと聞いてすぐに思い浮かぶのはiPad ProやiPad Airですが、価格は安くても12万円と超高額。
 
この点、TECLAST T65 Maxはセールなら35,000円ほどで買えちゃいます。
 
何でもできる万能タブレットが欲しいなら素直にiPadを選ぶべきですが、ネットサーフィンや動画視聴が中心で、なるべく安く大画面タブレットが欲しいならTECLAST T65 Maxが有力候補になるでしょう。
 
僕はTECLAST T65 Maxを購入して非常に満足しています。買って良かった!
なおサイズは少し小さくなりますが、12インチで良いならXiaomiのPOCO PadやRedmi Pad Proを購入しても良いかもしれません。価格は1万円高くなるもののディスプレイ・スピーカーがTECLAST T65 Maxよりも高性能です。
 
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!