メンズフィジーク・ビキニフィットネスの日本一を決めるグランドチャンピオンシップが終了し、
入賞を果たした選手のSNSで見られるのが、「世界大会に出場するかどうか?」のお話。
ここで、
”JBBFが属するIFFBのジャッジ基準ってどこかに明記されているのかな?”
と疑問に思い、調べてみたら、IFFBのHPの中のRuleの中にありました
まずは評価が割れやすいと勝手に私が思っているビキニフィットネスを読んでみる。
ビキニフィットネスRule参照⇒☆
この中で特に注目したのが
『Appendix 2: How to Assess Women’s Bikini Quarter Turns』
のクォーターターン時の評価方法
舞台の入場から退場までの間の身体全体を評価する事が記載されていて、
評価する点、評価してはいけない点が記載されています。
まず、身体全体の定義として、
・髪型
・メイク
・顔
・全身の発達具合と輪郭
が、この通りの順番で挙げられています。
つまり、髪型、メイクも考慮して良いし、第1印象でここを確認しても良いと解釈できるのでは?
と感じました
そして、面白いなぁと感じたのは、
「筋肉の発達度合いと筋肉の質は評価されない」
と明記されている点。
一見 筋量(bulk:バルク)があってはいけないと認識しちゃうけれど、
評価してはいけないと明記しているのが
too muscular, too hard, too dry ,またはtoo leanであって、
バルクとは記載されていないなぁと
念のためにボディビルの方を確認すると、
バルクが評価の対象のひとつとして明記されていました
つまり、ビキフィットネスの場合、筋肉が強調されていなければ、
・バルクがあっても良い
・「柔らかく」「滑らかな」印象を与えれば良い
という印象。
この辺りは減量度合いで調整できそう
もちろん、バルクと筋肉の強調は紙一重で異なるとは思ってます
一方、酷だなあと思ったのは、ガニ股、X脚、胴長、短足はダメと、
生まれ持った癖や体格を否定している点
胴長、短足は努力では…どうにもならないような・・・
特にビキニのように、隠しようのないコスチュームだと
そのカテゴリーで勝つことをあきらめなきゃいけないのかと。。。酷だ。。。
全体を読んでの印象では、ビキニは、
『体脂肪が少なく、柔らかく滑らかな印象を与える身体で、優雅さを持って自分を表現する』
を、カテゴリーのコンセプトとして掲げているように思いました。
一方のメンズフィジークはというと、
ビキニフィットネスとほぼ同じなのですが、
筋肉の深いカットと、鋭いストリエーションは評価してはいけないというのが記載されていました。
メンズフィジークRule参照⇒☆
もちろんメイクに関する記載はありませんでした
でも、髪型はあったよ
メンズフィジークでは、“ボディビルとは切り離してください。”というような、ボディビルの基準ありきの説明が散見され、
ボディビルのようはドライな質感はダメ、筋肉の深いカットも鋭いストリエーションも要らないということが強調されている感じでした。
メンズフィジークにおいてもバルクに関する記載がなく、ボディビルのような非常に低い体脂肪は必要ないと記載されております。
なので、メンズフィジークでも
『体脂肪が少なく、柔らかく滑らかな印象を与える身体で、優雅さを持って自分を表現する』
を、カテゴリーのコンセプトとして掲げているように思いました。
最終的には審査員の先生の審美眼に左右されますが、日本基準と世界基準とで審美眼に差が出るのかも楽しみにしてみたいなぁと
上記の解釈は、私の英語レベルでの解釈なので、IFFBが2021年の評価方法として打ち出している意図をキチンと解釈できているかは不安です
IFFBのRuleを読んでみたいという方はコチラへ⇒☆