コロナ禍3年。全ての生活が変わってしまった。

週に3、4回通っている筋トレ教室もあれ以来(マシンやステップボードの間隔を空けるため)空間に余裕がなくなり、運動後のストレッチも、立ったまゝ出来る上半身しか出来なくなった。

「下半身ストレッチは自宅でお願いします」って言われても、もはや我が家にスペース無し!


   ※  10年前のブログのカットイラスト


あの頃は、こんなスタイルで新聞を拡げて読むのが習慣だった。

孫の成長と共に部屋の狭小度も爆上がり。
個室どころかリビングキッチンまでもが蟹歩きじゃないと駄目なんだから…。
そんな今。
加齢も加わり自分の体がどんどん固くなっていて時々ショックを受ける。

78と95の会話。
「お〜い、今日はいたね。魔女バアさん、生きてるかい!
  惣菜届けに来たって、いっつも留守。どこをほっつき歩いてんのさ
   仕方ないから合鍵で入って、上り框に置いてるんだよ〜」
「生きてて悪かったね!友達夫婦とドライブや食事だよ。全く口が悪い妹だ。
  アタシみたい器量が良くて上品な女を見習えって〜の」
「へっ、ど〜こが上品だよ。同じ親の子なんだからね
   お姉ちゃんだって口も悪いし、ついでに言えば性格も頭も悪い」
「あ〜、ホントに可愛くない妹だ!
   でも……いつもありがとね。美味しく食べてるよ。涙が出るわ」
魔女姉Bとの、そんないつもの会話の中で
わたしゃ、自分の体が硬くなってきてるという話をした。


   ※  過去ブログからのカットイラスト2枚



「ほら、こんなに硬くなっちゃった」実際に立って手を床につけて見せた。
「そうだね、もっと柔らかだったよね。いやだ、悲しいとこ見せないでよ」
姉もやってみた。
プールにも行かなくなったし太ってきたし…と言いながら
足 まっすぐ。膝は曲げずに両手を床に。
ゲッ!手のひらまで床に付いてるぞ! 
やっぱり彼女は “化け物” “魔女” だった。恐れ入ったわ。

三味線の稽古時は相変わらず厳しいという、お弟子さん達の言葉。
ふざけた会話のキャッチボールなら、芸人並みに頭の回転が早いけれど
さっき言った事を直ぐに忘れてしまうようになった姉。
涙もろくもなった姉。

昨日のテレビで90になる草笛光子さんを見ていて、凄いなぁと感じたわ。


今回の人間ウオッチチングイラスト