先日、熱海のMOA美術館にて
毎年2月の梅の季節にしか公開されない
尾形光琳の国宝・紅白梅図屏風を観てきました。

私が好きで好きで堪らない作品。

この作品が描かれた300年前に
デザインという概念がどこまであったのか
私はよく知りませんが
この作品は素晴らしいデザイン画だと思います。





老梅の白梅と若い紅梅の枝ぶりのリズム。
光琳波の美しさ。
この光琳波は今でも着物の柄などで
使われ続けてますもんねー







そしてデザイン画なのに写実的でもある。
たらしこみ技法で描かれた梅の木の
苔むした様な表現なんてゾクゾクしてしまう。
波もデザインなのに
うねるような今にも動き出しそうな迫力!
雪解け水で激しくなった流れが
見事に表現されてますよねー

国宝なんて、解説を聞いても
「ふーん、だから国宝なんだねー」
くらいにしか理解できない頭の私ですが
この作品だけは違う。

日本の、世界へ誇れる芸術だなと心から思えます。
美しいなんて平凡なものじゃなくて
もっと他に表現できる相応しい言葉はないものか?

いくら眺めていても飽きない!
許されるなら一晩中観ていたい‼️
とても幸せな時間でした。

※ MOA美術館ではフラッシュを使わなければ
美術品の撮影は許可されています。