◆間の悪いスフレ/近藤史恵

下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは、変人シェフ三舟さんとスーシェフの志村さん、ソムリエールの金子さん、ギャルソンの高築くんの四人。
コロナ禍で厳しい状況の飲食店業界、〈パ・マル〉でも、テイクアウトメニューを考えたり、料理教室を始めたり……。そんななかで、料理教室で起きた気まずい出来事、ひとり分のテイクアウトを買いにくる男子中学生の謎、自身のレストランにスタッフが定着しない理由がわからず悩む他店のシェフ、高築くんのいとこのプロポーズ計画等々、名探偵シェフのまわりには相変わらず謎や相談ごとがいっぱい。全七編を収めた待望のシリーズ第四弾。(東京創元社サイトより)


読了。

ビストロ パ・マルシリーズの第4弾。


パ・マルにもコロナ禍の影響が…。

同じ近藤史恵さんの『それでも旅に出るカフェ』はお客さんと経営者側から見たコロナ禍の悩みですが

今回は雇われる者(高築くん)からの目線での悩みが伝わります。高築くんのような被雇用者もコロナ禍は大変だったよね。


連作短編集で1編1編は短めで伝えたいメッセージも前向きでわかりやすいし、読後感もいいです。いくつかは「わかるなぁ〜」って思いながら読みました。


このシリーズも飯テロ系なので…読んでるとお腹がすいてきます(*´艸`*)。パ・マルみたいなビストロが近くにあったらいいのになぁー(毎回言ってる)。