若草山山頂から次に向かったのは、
東大寺二月堂。
修二会(お水取り)が行なわれている場所です。
小さい頃は、「東大寺=大仏殿」と思っていて、
「お水取り」とニュースで見ても、
それが東大寺二月堂で行なわれていることだと
思っていませんでした。
中学生くらいになってやっと、東大寺は広いんだなぁと気づきました。
⇒ここで東大寺3Dバーチャル参拝が出来るので興味のある方はどうぞ。
さて、この二月堂。
若かりし頃よく来たというねーやんは、テンションアップ。
よし!上までのぼってみよう!
さて、ここで行なわれるお水取りについてご説明しましょう。
毎年3月1日から3月14日まで東大寺二月堂で行なわれる修二会。
今年で1261回目です。
一度も途絶えることなく1261回続けられてきた行事だと思うと
背筋がピーンとなんだかします。
特に3月12日の深夜(正確に言えば、13日の午前2時前後)に
若狭井(わかさい)という井戸から観音様に
お供えするお水(お香水)を汲みとる儀式が行われ
それを「お水取り」ということから、東大寺の修二会のことを通称「お水取り」と言っています。
このことに少しだけ補足すると「お水取り」に先がけて
3月2日は福井県小浜市神宮寺では「お水送り」という儀式が行われ、
この神宮寺から送られた水が東大寺の若狭井に届き、
3月12日の深夜に湧き上がると伝えられています。
(小浜市(若狭)から水がわき上がるから若狭井という名前なんですね。)
私たちは、小さいころから
「お水取り終わったら、ぬくなんで
(お水取りが終わったら、暖かくなるよ)」
と言われて、育ってきました。
確かに日も3月の中旬を過ぎた頃なので、
お水取りが終わると途端に春らしい日が続きます。
なので、奈良県民にとって節分よりも桃の節句よりも
冬の終わりを告げる春らしい行事がお水取りというわけです。
(ちょっと大げさに言いすぎたかも?)
この二月堂から見る景色が、大好き。
特に、夕暮れ時は最高です。
3人で、しばらくボーっと景色を眺めて、次に移動したのは、
奈良公園・鷺池に浮かぶ浮見堂。
檜皮葺き(ひわだぶき)、八角堂形式(六角形)のお堂です。
急ぎ足での観光でしたが、
この日も池に映った姿が綺麗でした。
ということで、急ぎ足の
「南都七大寺を半分だけ巡るツアー」
大安寺 ⇒唐招提寺 ⇒薬師寺 ⇒昼食(吉野本葛)若草山
⇒東大寺二月堂と浮見堂(この記事)
お姉さま達、楽しんでいただけましたでしょうか?
半分だけ巡るツアーということは、
残り半分も巡ってもらわないといけないということで、
次回の来奈良お待ちしております。
さて、私たちは、
この後、皆の待つ大阪へと向かったのでした。
つ・づ・く