胎児発育不全
の続きになります。

不規則抗体陽性で転院後、21週で発育が遅れ気味と言われた後の話になります。
発育遅延から発育不全、入院・出産の記録になります。

妊娠6ヶ月(20w~23w)
[~21w]
不規則抗体陽性で市立の総合病院に入院し、エコーで赤ちゃんの経過を詳しく見ていくことになりました。
いくつかの同意書にサインをしました。

・帝王切開の同意書
赤ちゃんがお腹の中で貧血がひどくなった場合には、緊急で帝王切開をするための同意書です。

・輸血の同意書
帝王切開や赤ちゃんが産後不規則抗体による貧血が出た場合に交換輸血をしていいですという同意書です。

・胎児の状態告知の同意書
赤ちゃんの性別を含む、エコーで確認出来る状態をどこまで知りたいかという同意書です。
事前にわかる心疾患や奇形等も含みます。

私は迷わずに全て同意しました。 
私に出来る事はそれくらいでした。

[21w3d]
306g(推定体重300~450g) 
 
この日初めて少し小さめと言われました。
私自身も小さく、娘も2600gとあまり大きくはなかったので、小さめと言われてもそんなに深刻にとらえてはいませんでした。

22週から早産。
でもせめて500g超えていないとね……と言われました。

次は2週間後になりました。


[23w3d]
447g(推定体重450~750g)

やはり小さめだと。
ただマイペースなだけかも知れないけど注意して見ていきましょうと言われました。

ただ少しでも増えているうちは、1日でも長くお腹の中にいる方がいい。
でも、お腹の中で成長が止まってしまったら、お外に出してあげた方がいい。

お腹の中が赤ちゃんにとって、1番だけどそうじゃない事もあるんだって知りました。

1人目の時、なかなか赤ちゃんが出来なくて、それでも出来た赤ちゃんは何事もなく妊娠、出産しました。
血液検査で引っかかることも、発育遅延になることもなかったので、それがどれだけ奇跡なのか改めて知りました。

赤ちゃんに少し貧血が出ていると言われました。

絶対に無事に産まれてくる!
信じていたけれど、1人で病院に行った私は病院終わりの駐車場で泣きました。
不安を何もかも見たくなかったけど、全部受け止めて何があっても大丈夫と信じていたけれど、心のどこかで心構えをしました。

この日、私達夫婦は初めて赤ちゃんは無事に産まれてこれないかもしれない、お腹は元気に動いているけど会えないかもしれないことを覚悟しました。
出来る事をしよう、上の子がいて良かったね。
救われてるね、と泣きながら話をしました。

病院は1週間後に行くことになりました。