息子の習い事について。
•幼稚園の年長から、水泳選手コース
•小学校1年生から、ヤマハ音楽教室の専門コース
2つを並行してきました。
水泳の選手コースは、週6
ヤマハ音楽教室の専門コースは、週2
のレッスンがあります。
水泳は、家ですることといえば筋トレやランニングぐらいですが、ヤマハは毎日1時間〜1時間半の練習は必須です。
ヤマハの専門コースは、グループレッスン(エレクトーンやアンサンブルや作曲理論を習う)と個人レッスン(ピアノ)の両方を受講するコースです。進度がかなり速く、家での練習をサボるとグループレッスンでメンバーに迷惑をかけることになります。ピアノの個人レッスンも、別口で練習が必要だし、コンクールへの参加は必須です。
小学校3年生でソナチネやバッハのインベンションを弾いているレベル感。
さすがに、中学受験塾とヤマハの専門コースと水泳選手コースを並行してやっていくには、1日が24時間では足りなくて、小学校4年生になるときにまず何を辞めるのか息子に選ばせました。
その結果、彼はヤマハからの引退を選びました。
ピアノや作曲編曲の勉強が嫌いだったわけではないのですが、ちょっと負担が重すぎました。
ただ、息子の中で一生懸命音楽に取り組んだという経験は、無駄ではなかったようです。
中学受験が佳境に入りつつあった小5の終わりに、小学校の卒業生をお祝いする会で合唱をした際にピアノ伴奏に自ら手を挙げて選ばれました。
毎日通塾しなければならない生活のなかで、ピアノのレッスンは受けていませんでしたが、伴奏譜を読んで一言
「伴奏って、カデンツなんだね。とりあえず、歌のメロディーにあったカデンツとリズムを作って、前奏間奏と最後はそれらしく弾けばokだね」
と謎のつぶやき。
勝手に伴奏譜を弾きやすく編曲して、3日で仕上げていきました。本番の演奏を聴いてもちゃんと伴奏になっていたので結果オーライです。
同じ塾に通っている女子から、
「あんた、ピアノなんて弾けないくせになんで伴奏なんてなんで立候補してんの?さっさと辞退しなさいよ」
と執拗に謎の横槍。
そんな失礼なことを塾のクラスメイトみんなの前で言われても「僕、ピアノ弾けるよ〜」としか言い返さない息子は気が弱いのかなんなのか。
まあ、全体練習が始まったら黙ったらしいですが。
水泳選手コースは、中学受験塾が週7になっても実は辞めませんでした。
タイムターナー使いました。
というのは嘘で。
クラブのコーチに、「中学受験をするので、一般コースに移ります」と親が申し出た際に、
「チビくんは、中学以降に伸びる子なので、中学以降も選手として頑張りたいのなら、一般コースではなく選手コースに在籍して来られる時に練習に来てください」と言っていただきました。
週末の練習が、朝6時から8時なので、週末に塾に行く前•なんなら模試に行く前に泳がせてもらいました。
塾長からは、「水泳は辞めたんだろうな?」と詰められたらしいですが、「はい!」と答えて継続しておりました。通塾の時間は削ってないし、カリキュラムはしっかりやった上で、週末の早朝練習ぐらい良いんじゃないかと。
数年後には、全中から水泳競技がなくなりますので、水泳クラブでの選手登録がない子は、大会出場の場がなくなります。中学受験塾の言いなりになって選手コースを辞めてしまうと、選手として復帰することは不可能です。小6の1年間は大会出場はしませんでしたし、タイムも落ちまくりですし、体力はだだ下がりですが、選手生命はかろうじて保つことができました。受験が終わってから、水泳の練習に通い詰めており、半年後くらいには体を戻すことを目標に今は頑張っています。
週末だけの練習参加を許していただき、選手生命を守ってくださったコーチに感謝してもしきれません。水泳選手として帰る場があるということが、厳しい受験戦争の中でも心の支えの1つになりました。