母の身体はほぼ動かすことが出来なくなっていた。

それでもおはよう!と声をかけると、はよー!と手先をちょっと動かして、ニコッと笑顔をみせてくれた。

食事もほんの少し。
食べやすく調理したものを2口くらい
食べ終わると
あー美味しかった
もうお腹いっぱい
後は、もこちゃん食べなさい
お腹いっぱい食べなさい

お母さんなんです
親って凄いと思う
この年になっても、親の深い愛と慈悲をこんなに感じることが出来たことが、私の宝物。



この頃、尿も自力では出せず腹圧をかけて何とか1回か2回でている感じ。
便も2日おきに浣腸をかけて敵便。

母は苦笑いしながら
やだね~と言っていた。

酸素飽和量も90あるかないか
看護士さんから酸素の提案が何度もあった。

やんわり拒否

ホントに頑固ばぁさん(笑)



この頃、自宅で亡くなる方の様子を書いたプリントが渡された

家族で回覧した。

もうすぐ目の前でおこる出来事を受け止めるために、個々で想像し
心の準備をして、後悔しないように母に向き合おうとした。


子供達は読んだあと、目を赤くしていた。

それを見て、少し安心した。
ちゃんと想像しようとしたんだ


おそらく、とても貴重な勉強になる


ありがとうございます