ルイダ イン ワンダーランド 15-4 | ちびちゃ ちゃんのブログ

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ルイダ ”御久しぶりです。” ”無事に帰ってきました。”

エイダ ”ただいま。”


クラスメイト ”おかえりなさいっ。”


 ルイダとエイダが南国から 学校にに戻ってきた時 一通りのセンセーションがまき起こり 窓際の2人の席の周りに 人だかりができ 大騒ぎになった。 先生は少し 頭を抱える。


 それでも 2日ほど過ぎると やはり騒ぎは静まり 何事もなかったように 時間は過ぎていく。

エイダ ”ルイダちゃんの御爺さんの言ったとおりだわ。” 


 練馬のルイダちゃんのお家で・・ 昼食を御馳走になる。(出前の ラーメンが届けられた。)

おじいさん ”水面に 小石が落ち た如く 波紋は遠くまで広がり 次第に希薄に薄まっていくよ。”


 映画は公開され。 御仕事まで落ち着いてしまいました。 ぐすん。


 ルイダは 女優業が将来の夢であり 舞台にもあがり 少しずつ 夢に近づいていく。 

 エイダは 海外の仕事が終わって 親との約束で 暫く 身体を休め 遅れ気味の学業に専念するつもりだったが 何が気負いみたいなものが 消せなく しだいによゆうがなくなり 家事や 実の周りの仕事を詰めてしまう。


 エイダは新しいバトンを持ち キラデコマイクを召喚してはみるが MP(マジカルポイント)のランプが赤く変わっていて マイクに変わらない。 あれっ。 元気なのに。 HPは 青。 技術・努力が 青。 でもMPが赤っ。


 エイダちゃんはオーストラリアで 撮影の時に 魔法界のルイダちゃんに 魔法の力を貰っていた。けど マジカルパワーには制約があって 使いすぎが出来ないようになっている。 (リフレッシュすればMPがたまるようになっている。)


 たくさん寝れば 回復すると思ったのに MP回復しないわっ。 オーストラリアで 動物達の森が 火事になった時に 2人のミラクルパワーで 雨を降らしてく。 この時エイダのパワーだけが いきなり ゼロになり力をなくしてしまう。 (どおしよぉ。)


 ケーキを焼きながら 遠くから見まもっていた 父親はもと 演歌歌手。娘の気持ち(おさなさ てんぱり)を察して 手綱を引こうと試みはじめた。 GWの連休に1日お休みを取り 家族で日帰り旅行に行こうと提案した。”何もしない日を1日作ろう。 自然の中で のんびりと凄かせよう。”


 ジャジャン 「よみがえれ魔法の力っ。」 タララッ。


 家族で旅行っ。 後部座席の真ん中に座っている。 ケーキの車は乗り心地は それほど良くないけれど 後ろには キャンピングカー顔負けのキッチンが備えてます。 けど 家族でとまれるベットはないの。 ぶーん。 

 ルイダちゃんも 日帰り旅行にお誘いしたのですけれど 御仕事の都合で うちだけになりました。 エイダは 黄色ネズミのトムと木葉から差し込むキラキラの日差しと 新緑の風を感じている。 気持ち良いわ。


 舞台の稽古に汗を流し 休憩中に スポーツドリンクを飲みながらツブヤク・・

ルイダ ”わたしも行きたいー。”



 高台の駐車場 キャンプ場から 谷に降りる小道が あって 奥へ歩いて行く。 父親は湧き水を手で汲み 美味しそうに飲む。 ごくりっ。 ひえっ。 どうした。 美味しいいぞ。 いえっ わたしはいいです。 (のどが渇いてません。) そうかぁ。


 エイダは 海外に滞在してミネラルウォータばかり飲んでいた。 熱帯のジャングルで 野性のヒルとか ムカデを 払い避けて暮らしていて 天然の湧き水が怖くて飲めない。 (いいわけも しないで固まっている。) 

 この様子を 木々の奥から タヌキがみていた。 (森の映画館でみた 動物女神さんのピンチだ。) ザザッ。


 東京のルーイックス事務所 営業部には エイダちゃんを 指名した仕事が 入ってくる。動物女神の役を始めてから 動物関連の御仕事が増えているわ。 山キツネ組合。 山タヌキ組合。 牧場うま組合。 牧場豚組合。 ねこねこ商店街。 GW開けに仕事に戻ってきたら びっくりするぞぉ。 でも みんな おにゃかが痛いっ。 (アニメの歌の仕事も取ってこよう。)


 ザーッ。 (キキッキキッ。) 谷川の音 遠くで聞こえる。 とことこ。 くんかくんか。 キノコの匂いがするわ。 渓流に お魚がいる。 ヤマメだわ。 遠くに釣竿がみえる。 大柄の人誰だろう。 とおくで熊が釣り糸を垂らしている。 ほえ~っ。


 マジカルバトンは反応して現われるが MPエンプティマーク点滅っ。 ドキドキッ。 動物達を掌握できない。 目線があっても 今は なぜが お話出来なくなっている。


トム ”鈴を鳴らせ。今やぁ。エイダっ。”

エイダ ”う”~っ。逆効果になるわよぉ。”


 エイダ達の声で 熊さんが 蜂蜜を付けた 片足を浸して 呼び寄せた たくさんのヤマメが逃げていく。 むかっ。がるるっ。 ちらりと こちらをにらむと 熊は森の奥に去っていく。 ほっ。よかったわぁ。 許してくれたみたい。


魔法界の王様 ”潜在的なトラウマが原因している。” 恐怖が起きていてMPを貯められてない。

(動物女神は どこかで 動物を拒絶しているのでは・・。)


 飯盒でご飯を炊き 鉄板の上で 海外A2ランクのお肉を焼いている。じゅーうっ。 隣のたき火でヤマメが焼かれている。 ”誰か 親切な人が 置いていってくれたんだよ。” 薪と一緒に どうぞと書いてあって木に吊るしててあったんだ。 ふ~んっ。 美味しいわっ。


 焼肉の煙が立ち上る 森の木々の上の方で・・

謎の敵 ”クインシー、ケイシィー。見つけたわ 才能のある子供よ。 このまま 崖に向かわせ 谷に誘い込む。” ”この世は均等。 完全にまったいら世界にすれば お魚が陸にぶつから無くなり 公平になる。 前には進ませないわよ。”フフフッ。


 ルイダは 休憩時間に マジカルきゅわりんを視ている。 フフフッ。


 アルムの山々のような風景が広がっているっ。 エンゴサクの花が咲き乱れてるわ 。 エイダは 駐車場の売店を覗いて 道を とことこ降りていく。 ・・カタン。カタン。 林道の看板の向きが 故意に 変えられていく。 

エイダ ”ええとぉ。 こっちよねぇ。”

トム ”・・?”


 木々合間 その奥 陽が射し 滝が流れていた。 ドドドドドォッ。 暫く 歩くと 間欠泉。 ぴゅーっ。 わーい。 温泉だわ。


 切り立った崖 谷川の上空。お天気。 さんさん。 エイダは 木のつり橋を トムを肩に乗せて 歩いて行く。 ぎぃっ。 ぎぃっ。


トム ”迷っちゃったねっ。”  ”うっうん。”

”お父さんに連絡しよう。 最新GPSのエマージェンシーを使うといいよ。” ”うん。”


 ぴぴぴっ。 ”エイダだよ。 道に迷いました。 場所は此処でーす。”

ルイダは いそいで事務所を飛び出し 車を急がせた。


謎の敵 ”クインシー。ケイシィー。 才能のある子供を 誘いだしたわ。” フフフッ。  


つづく