8年前の話の続きです
後から考えると、初めからこれは本当に神さまの導きとしか思えないようなできごとが続いていました。
①告知は4月でしたが、
5月に教会の全国的な行事があったため、手術を6月中旬まで延ばしたこと。
②検査で使うラジオ・アイソトープを作るカナダの工場の機械が故障し、手術日がさらに延期になったこと。
③手術日の延期に伴い、病理診断の結果も遅くなったこと。
④そのため、日本乳がん学会が病理診断よりも前に行われ、主治医も参加していたこと。
その年の2月には2年に1度のザンクト・ガレンも行われていたこと。
当時は、患者一人ひとりの乳がん細胞の性格に合わせた、テーラーメイドの治療法が行われてゆく流れが始まった時期だったかも知れません。
Ki67という、がん細胞の増殖マーカーとして機能するタンパク質もその一つでした。
主治医も他の再発リスクを考慮して、今回は主たる判断材料にはしないにせよ、Ki67の値もとっていてくれて、先方の先生に伝えてくれました。
⑤Ki67も考慮してくれるお医者さんが、教会の人の知人だったため、紹介してくれたこと。
そのため、2回目の抗がん剤投与までにセカンド・オピニオンがとれて、やめる決断ができたこと。
セカンド・オピニオンを取りに行った医師は、
このタイプは抗がん剤は効きにくい。
不要でもいいが、
歳も微妙に若いし、
FEC×4ではどうか。
とのことでした。
結果、自分自身の納得と安心を得られたので、抗がん剤は1回だけでやめることにしました。
※Ki67が強調された書き方になってしまいましたが、Ki67については、どこをカットオフ値にするか未だエビデンス不足だそうです。私の場合は10%以下でした。
前々からパニック障害の発作があり、神さまにはいつもいつも助けてもらっていたので、より強く神さまと繋がった気がしました。
でも、健康だと神さまを忘れてしまうんです。
神さまとした約束
奉仕をちゃんとすること
身体をもっと大事にすること
食事や運動を気をつけること
できていません。
私はどうしようもないです。
でも、聖書にはちゃんと書いてあります。
神に誓ってはいけない、と。
人間の弱さを全て知っている神さま。
結局、何が言いたかったのかと言うと…
神さまは本当にいて、
祈りを聞いてくださる
ということなんです。
でも、聞いてくださらない時もあります。
それは、神さまのみ心に叶わない時です。
その時はわからなくて、とても悲しいですが、
後から考えたら
大きな恵みであったことが分かったりもします。
苦しかったけれど、
同じような境遇の人と寄り添えた時は、私などでも人の役に立ったのかと、感謝することもあります。
神さまのなさることは人にはわからない。
放射線、ホルモン治療も終わり今は無治療ですが、
10年まで、あと2年あります。
昨年は腫瘍マーカーが上がり
ヒヤリとしましたが、
歳をとると上がったり下がったりするそうです。
祈ろうと思います。
神さまのみ心がなりますように…と。
私は神さまが大好きです。