我が家にとって
最初の猫はアメショーのシルバータビー
シエル 娘が名付けたCIELだ。
30年近く前だったと思う
当時幼稚園だった下の娘と買い物ついでに
ふらっと立ち寄ったペットショップ
ケージの中で大人な顔した猫がいた。
小さいケージに合わない大きな身体
ペットショップで売れずにそのまま大人になってしまったのだろう。
身動きできなそうで可哀想に見えた。
当然、他の猫達はみんな子猫だ
そのつまらなそうな大人顔が
ペットショップに不釣り合いで
娘とずーっと見ていた。
ゲージに貼り付けてある価格も
特売のような値段
「こんな大人になった猫誰も買わないよ」
娘がポツリ
「そうだよな、じゃ、家に連れて帰ろうか？」
そもそも猫など飼った事も無けりゃ、
飼うつもりも無かったのだ。
とりあえず必要な一式を買い揃えて
そのまま連れて帰った。
当然
主人にも上の娘にも知らせずに連れて帰った。笑
ワタシは産まれた頃から常に犬が居て育った。
シェパードにコリー、秋田犬など
みんな大型犬
まさか、猫を飼うと言う事が私の人生にあるとは、、、
いつまで経っても身体が小さな猫だった。
2匹の猫達と
楽しく幸せな日々が続いていくと思っていた。
シエルが11歳の時
予防注射が原因の癌になってしまう
首の後ろ、みかん大に膨れ上がった腫瘍
3回も手術をしたが、取りきれなかったと返され
それから数日後
動けない身体を引きずり、何時も下の娘が座っていたリビングの椅子の上に這い上がり
眠るように亡くなっていた。
娘達とシエルを祖母の庭の紫陽花の下に埋めお墓を作った。
翌年見事な虹色の紫陽花が咲いた。
ドゥンドゥンは9歳
その時既に現在のチビが居た。
チビは2011、3月
当時関東も余震が続いていた頃
一人暮らしを始めたばかりの下の娘は
1人で住むのは心細いと
今のチビを迎えた。
スコティッシュの立ち耳の女の子
まだ産まれたばかりで小さかった。
最初に娘が付けた名前はAdam
だがアダムは呼びにくかった！
小さいからチビかいいよ。と。
娘は結婚のためチビはすぐに我が家にやって来た
先住ドゥンドゥンとも直ぐに仲良くなった。
ドゥンドゥンはチビの事をいつも気にかけて
自分の子供のように面倒みていた。
だが、
ある時急にチビを攻撃するようになった。
じゃれているのではなく、真剣に攻撃した。
まだ小さかったチビは恐怖のあまりうんちを漏らしながら血だらけになり部屋中を逃げ回った。
ネットで調べても原因がわからず
かかりつけ動物病院に連れて行き
先生に相談した。
すると、避妊手術をするとおとなしくなるはずだと言われた。
おそらくイライラしているのだと。
その言葉を鵜呑みにしたわたしは、お願いした。
だか、、、
結果、
手術するも帰ってきてすぐ亡くなってしまった。
ワタシの腕の中で
今まで聞いた事の無いような大きな声で
「 ニャー ギャー 」
雄叫びと言う表現であっているのか
大きな声で2回鳴くとそのまま息を引き取った。
何で死んでしまったのか
手術が原因だったのか
他の病気だったのか
わからないままだった。
ただ、
予防注射と避妊手術は2度としない！
そう心に誓っていた。
予防注射と避妊手術のせいだ。
可愛いシエルとドゥンドゥンを
死なせてしまった原因は全てそのせい！
何かのせい！
何かのせいにするのは
自分の心が楽になるから
今まさにその状況
チビが肺がんになったのは
、。、
違う
定期的に健康診断してたら
もっと早く気づいてあげられたんだ。
アタシのせいだ。