2010年10月17日(日)の夜中の2時過ぎ、チビボビーは月に帰りました。

10/6から熱や食欲不振で体調を壊し、流動食になっていましたがまだ元気で・・・
10/15からは何も食べず、3日程度でお別れになってしまいました。

いつもケージから、顔を出してこっちを見ていたチビがいないなんて
今でも信じられない。
穏やかで優しくて、誰にでもフレンドリーだったチビ。
ずっとずっと一緒にいられると思っていたのに。

 

 

チビは2003年6月28日に来たんだよね。
あのときはボビーが6月6日に月に帰ってから、

ボビーの生まれ変わりと思える子を探していたんだよ。
汚いペット屋にボビーの写真を見せて「似た子が欲しい。」

とお願いして、チビを市場から連れてきてもらったんだ。
ペットショップのおじさん、うちに来るチビに
「一晩だけだったけど、元気でな」と言ってたっけ。
あまりに小さくて、頼りない、育つのか心配だったよ。

 

 

チビはどんどん大きくなったね。
最初は壊れそうだった体も、うさぎらしくなって。
バイトをしていて、帰りが遅い私を
いつも平和な顔をして待っていてくれたね。
疲れてても、チビの平和な顔が待ってるとまた仕事する気になれたよ。


9月

 

10月

 

秋頃には、大人の大きさになって
夜になると走りたくて仕方が無かったね。
子猫2匹と、追いかけっこしていたじゃない。

絨毯の上を走りまわったり、ソファに飛び乗ったり。
カーテンの裏に入っていくのも好きだった。
疲れるとソファに座る、私の横に来て
腹ばいになって休んでたりしてたよね。

 

これがチビの定番のポーズだよね。
乗り出してきて、じっと見る。
落ちそうな位に、こちらに寄って来る。
だからいつも開けておいたんだよ。

 

 

 

ある時から、牧草を加えてゆらゆらとケージの中を走ったよね。
それが面白くて、チビに注目が集まると
更に気を引かせたくてようと、もっと長い牧草を咥えて
ケージをこするように走ったよね。「タララン」と音を出して。
チビが牧草をこっちに持ってきてくれるのが可愛いかったよ。
「すごいね~」って言うと、グルグル回ってくれた。
時々は、焦って牧草を抜いたりして。
こんなことするウサギは、チビ以外にはいないよ。





牧草をくわえて高く持ち上げ・・・

 

 

ケージの中を一回りして・・・

 

また戻ってきて、私に渡してくれる

 

7年なんてあっという間だったよね。
いろんなお友達が虹の橋に行ってしまって。
チビはいつも、優しい目をして顔をなめてくれたね。
気がついてみたら、チビはとっくに私の年齢を越して
いたんだね。

多摩川にも行ったよね。
大きな目をして、珍しそうに広い空やハトが飛ぶのを
見ていたね。

 




色々なことがあったよね。
ジョニーを迎えたら、男の子同士なのに来たばかりのジョニーと遊んでくれた。
一緒に走って、ジョニーの相手をしてくれたよね。

 

いつも帰りが遅かったり、仕事だったで
十分に遊ぶ時間が取れなくてごめんね。
チビはいつも遊びたかったのにね。
だから今回の転職期間、出来るだけチビと一緒にいようと思っていたんだ。

2010年の春あたりから、ちょっと足腰が弱くなって鼻のあたりに炎症が出来てしまったね。
白い涙が出るようになって、目薬も欠かせなかった。
それが奥歯が伸びてるなんて、ずっと分からなかった。
チビは毎朝、薬とかサプリ、目薬が欠かせなくなった。
でも大人しくいい子で飲んでくれてたね。
チビはいつも、窓の方を向いて寝ていたね。
時々は、餌箱の下に頭を入れたりして。

 

 

実家の引っ越しのときには、まだ元気に猫のウーに組みついていたのにね。
ゆきの外トイレに飛び込もうとしたりすると足がもつれてしまった。
でもチビはステロイドで復活してくれた。目の方は、朝の顔ふきが欠かせなくなってたけど。
出してあげれば、いつも決まったコースをランニングし
て戻ってきてた。

当たり前のように玄関に行って、戻ってきたり通り過ぎたり。
チビは走ることが好きだったもね。。。
チビの足音が可愛かったよ。
あれは良かったと思ってやっていたの。
チビはもう苦しかったの?

 

 

酷暑を乗り越えてくれたけど、10月に入ると、チビは体調を崩したね。

10/5 動物病院へ あまり食べない
    病院では朝、診療してくれず。。
    耳掃除と爪切りで帰る。
    足がもつれるが夕方治る。
10/6 元気ない。I
動物病院へ。

            発熱。動悸がひどい
10/7 I動物病院へ。

            熱は下がるが耳がひどい汚れ

10/8 I動物病院へ。熱が少しある。
10/10 I動物病院へ。
10/14 T動物病院でチビの確認。

     やはり歯の治療は麻酔じゃない                   とダメ。動悸については何も言                   われず。チビ、ステロイドのせい               か、夜にたくさん野菜を食べる。


チビの流動食生活が始まってしまったね
ミキサーもサプリも、リンゴも梨もバナナも。色々買って、どうにかチビが食べてくれるように祈ったんだよ。
あの時は苦しかったの?心臓が弱っていたなんて。。。
でもチビは、小さい口で一生懸命に野菜ジュースもすりおろしりんごも食べてくれた。アイス、好きだったよね。
とにかくチビが食べてくれることが一番嬉しかったんだよ。

 

 

チビが立っている最後の写真

 

まさかここまで急に悪くなるなんて思わなかった。
病院から帰ってきて、出してあげても手足がふらふらで開いてしまって、立てないなんて。急いでこうやってセットしたけど、怖くて悲しくて。

でも一番怖かったのはチビだよね。
いつも通り動こうとしたら、何も出来ないんだもの。

息が荒くて、苦しそうで。
とっても見ていられなくて、また病院になってしまった。注射、痛いよね。
でも少しでも楽になってほしかったの。
まだチビは、もう一度立ち上がるって思ってた。

 

10/15 一緒の部屋で寝たよね。
私も具合が悪かったけど、チビの苦しみを少しで分けて欲しかった。
横になってチビを見ると、マンモスみたいな頭が見える。気になって気になって・・・おしっこの汚れが嫌でチビが動くのが心配で何回も目が覚めた。でも動いてるから、安心出来た。
「チビ、一緒にいるからね」何回もチビに言った。
チビは安心してくれたの?あの時。

 

 

 

10/16おばあちゃんの命日だから、実家に行かなきゃいけなかった。
いや、チビのためならずっと一緒にいてもいいと思ったけれど
チビの呼吸があまりに苦しそうで、見ていられなくて。
だから病院の酸素室に行ったんだよ。
チビが面倒になったからじゃない。本当は一緒にいたかったんだ。

(当時は家庭での酸素なんて一般的では無かった)

こんなになっても、チビは動いていたよね。
こっちに来ようとしてた。下膨れの顔とぽっこりした中で
こっちを見てた。

夕方、また先生にお願いしたのもチビが少しでも楽ならと思ったんだ。

チビとうちで過ごしたいから、酸素室レンタルのことも考えていたんだよ。

 

 

チビちゃんがもういないなんて、信じられなくて。
チビちゃんは、生まれて数週間でうちに来て、それからずっと一緒にいたんだよ。
可愛くて、可愛くて。よく手をなめてくれたよね。

「いいのよ、舐めてくれなくても」って言っても・・・

 

チビちゃん、絶対にまた逢えるよね?
いつか虹の橋で逢えるんだよね?
また万歳とかさせてよ。また牧草ダンス見せてよ。
自由にランニングしてるんだよね、今は。
ボビーもまろんもみんな一緒にいるの?
チビちゃんがいなくなって、ケージには花とお骨だけがある。
下膨れの顔が、あの入口から出てないなんてさびしいよ。

 

絶対にまた会えるよね?

チビちゃん、本当に待っててね。