何となく目に元気が無かった。
夕食までは食べるが、足を引きずる。
翌朝より急激に呼吸が激しくなり
2008年4月16日15:40永眠。

 

 

グレーとの出会い

先代のグレーが亡くなって、私はチャーのお嫁さんに

なりそうな女の子を捜していた。

チャーの好みなど分からないが、まずは先代グレーに

似た感じの子と、まったくタイプが違う子・・・

2羽連れて行けば、どっちか気に入ってくれると思った。

ぴゅあとグレーを迎える。

ちなみに、店で聞いた時ぴゅあは女の子と言われたのだ。

 

後で男の子であることが発覚。

やがて成長して、チャーと結婚

 

 

グレーは大病をしている。

おしっこが止まらなくなり、病院で先天性に

膀胱の位置がおかしい・子宮と癒着していると

言われ手術を受ける。

 

やっと帰って来てチャーに会えたが、今度は

チャーが入院。永遠の別れとなる。

この頃のグレーはすごく小さくなってしまった。

 

それを慰めたのが、一緒にホームセンターからやってきた

ぴゅあだった。手のひらに乗る位からの幼馴染。

 

 

ぴゅあは、最初はキャロルと相思相愛だったがある日突然

キャロルに追い出されてしまっていた。

 

ぴゅあはとにかく、いつもグレーをかばって

守っているように見えた。

グレーもぴゅあの下に入ってしまったりして、

ぴゅあを頼りにしていた。

グレーの頭をなでたりすると、ぴゅあはすぐ出てきて

人間が触ったところを舐めたりする。

自分の大事な奥さんだったのね。。。

 

グレーも病気やチャーとの別れ、ぴゅあと再び仲良くなる・・・という色々な出来事を乗り越えてきた。

 

虹の橋に向う前日の画像。。。

いつも大人しく座ってるグレーだから、何でも無いと思った。

ただ、目に元気が無くて足を引きずっていた。

だから、前みたいにソアホックが痛いのかと包帯なんか巻いた。

思えば、あの体制・・・脊髄を損傷してたら痛かったんじゃないの?

グレーは何も言わなかった。暴れもしなかった。

ぴゅあもいつも通り、心配そうにグレーをかばっていた。

 

 

その日の朝、もう立てないグレーがいた。

懸命に立とうとしても体がグラっと横になってしまう。

意識は確か。眩暈には見えない。

 

 

いつもの病院はお休み。

徒歩2分の時々行く病院に電話して連れていく。

心配そうなぴゅあ、首を伸ばしてグレーを見るぴゅあ。

「大丈夫、グレーはすぐに戻るから」

と頭をなでて慰めた。

でも、あったかいグレーは戻って来なかった。

ぴゅあ、ごめんね・・・

 

会社から病院へ電話すると、「脊髄が損傷してます」との答え。

一体、何でそうなったの?

普段、暴れてる訳でもないし、私らが何かした訳でもない。

心当たりが無い。

「急激に悪くなってます。夕方まで危ないでしょう。」

 

呼吸が苦しそうとのことで、あまり苦しむようなら安楽死を

お願いする。

医師が安楽死のために、ちょっと強い麻酔を用意して

グレーの所に行ってみると、「キー!」とも言わずに

静かに横になったまま息を引き取ったそうだ。

 

帰りに病院からグレーを受け取った。綺麗な顔をしていた。

レントゲンを見ると、首の辺りの骨が真ん中が溶けたように

損傷していた。

段々に、骨が弱くなっていったかも、

脊髄カリエスかもとい言われた。

 

ぴゅあとか仲間に報告した。

母は「見せるな」と言ったけど、どうなんだろう・・・

ハチ公みたいに、ずっと待ってるというのも可哀想で

私はお別れをさせている。

それに、グレーに自分の家に帰らせてあげたかった。

 

グレーに寄り、あちこち舐めたりして理解したのか

固まってしまったぴゅあ。

ご飯はしばらく食べなかった。

 

 

複数ウサギがいると、人間同様に出会いと別れがあったりする。

 

人間でも「何故、こんなときに」「何故、私なの?」

と思うこともあるが、うさぎの場合でも

何か起きるときは皮肉な運命だったりもする。

あの小さな体と頭脳で、どうやってウサギは

乗り越えてくのだろう。

 

グレーも病気やチャーとの別れ、ぴゅあと再び仲良くなる・・・という色々な出来事を乗り越えてきた。

 

グレー、今はみんなと遊んでいるの?

足はもう痛くないし、跳ねられるよね?

 

涼しい顔をした綺麗な女の子でした。

 

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2006.07.09.Sun / 15:01 



お互いにいたわりあって一緒にいます。
大人しいお二人・・・
お互いに幼馴染で、手のひらに乗る位の時に一緒にうちに来て。
ぴゅあは離婚、グレーは死別なと色々あったけど
今はお互いに安心できる存在になったのでしょう。