お母さんが仕事から帰ってきた。

僕はいつものように三つ指ついて車から降りてくるのを待っている。

お母さんは帰ってくると頭を撫でてくれるから。

今日もお母さんは僕の方にやってきた。

でも手に何か持っている。

…?

プリンだ!

食べかけみたいだけど?

牛乳嫌いのお母さんが残したんだ。

きっと口に合わなかったんだね。

大丈夫。

僕が食べてあげるよ。

僕が小さなプリンの容器に舌を入れて必死に食べ始めると。

お母さんは別の袋から何かを出そうとしている。

今日は他にお土産があるんだ!

通勤距離の長いお母さんは時々何か食べながら帰ってきて。

残ると僕にくれる。

ヤッター!

お母さんにに向かおうとすると。

お母さんはプリンの容器を回収しようとした。

僕はプリンを取られたくなくて戻るけど袋の中身も気になる。

右往左往の落ち着かない状態が続き。

お母さんが僕のゴハンのお皿に袋の中身を出した。

つい僕はプリンを忘れて別の食べ物に…

食べ切って戻ると。

プリンがない!

お母さんが片付けたらしい。

お母さん。
プリンまだ残っていたよね?

訴えても片付けられたプリンが戻ってくることはなかった。

ちゃんと食べておけば良かったなぁ。

お皿の食べ物は取り上げられないのに。

焦って欲張ったら損しちゃったよ。

次にお母さんが口に合わないプリンに巡り会うのはいつ?

今度は浮気しないで食べるからプリンお願いします!