『三人姉妹』 | ちびっこねぇちゃんのブログ

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堤さん主演ではないけど、
久しぶりに観劇してきました。
(主演でなく出演はしていますよー)


チェーホフの4大戯曲のひとつ、
『三人姉妹』
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主演の三人姉妹は、
余貴美子さん
宮沢りえさん
蒼井優さん

他の出演者も、とっても豪華。

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演出は、
ケラリーノ・サンドロヴィッチさん


ケラさんの演出は、
難しいーって思う事もあるけど、
いろいろな含みを考えながら観ると
とっても考えさせられる事があって、
観終わった後からもじわじわ楽しめるのが好き。


今回の原作は有名なのに知らなかったので、
事前にどんなお話か調べたら、
演出家と演者次第で面白くもつまらなくもなる戯曲なのね。


ケラさんがどんな演出するのか、
そして、豪華な出演者の方々の演技が、
とっても楽しみでした。


あらすじは…
将軍だった父が亡くなって1年…
父の最後の赴任地だった片田舎で、
田舎暮らしに飽き飽きしながら、
以前住んでいた都会に戻る事を夢見て、
暮らしている三姉妹の元に、
都会の地から新しく赴任してきた将校。
憧れの都会暮らしの雰囲気に心が浮かれ、
一層、田舎暮らしに嫌気が増す。
それから数年後…
この田舎の地から軍隊が引き上げる事になり別れが訪れる。


夢ばかり見て、
現実を受け入れられない人達。
世の中は動いているのに、
理想ばかりを追って周囲を見ようとしない人達。


そんな人達のお話。



余貴美子さんの演技はさすがだし、
宮沢りえさんのアンニュイさは美しかったし、
蒼井優さんの若々しさが役にぴったりだったし、
堤さん、山崎さん、段田さんも素敵だったー。


この役だからこの方なのね。ってとっても納得。


最後のシーンの三人姉妹のセリフは、
今の時代でも考えさせられる感じで、
心に止まってしみじみと感じたー。



舞台美術も、
1部の場面での豪華な内装に比べて、
4部の場面での質素な家の外装が、
ここに住む三人姉妹と家族そのものを表している様で、素晴らしかった。


公演時間は前後半合計で2時間45分。
戯曲の1部2部を前半、
3部4部を後半って言う構成。
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2時間45分、あっと言う間に過ぎました。


とっても楽しかったです。


前向いて毎日過ごそうっー!