続き。

 

 

それから、何事もなく、今年に突入。

あっ、何事もなかったワケではない。

 

まずは、旦那が転職した。

放課後デイサービスから社内SEに転職したのだ。

 

そして、私も仕事を始めた。

個人で経営している車屋さんの事務だ。

ここは、社長(40代男性)、社員(40代女性)の

2人だった。

まず、何の説明もなかったので、夫婦かと思った。

違ったらしい。

しかし、お揃いのマグカップ、2人で就業後に行った

食事の領収書、社長の世話を甲斐甲斐しく社員

2人で社長室にこもる等々を見ていると

付き合ってるのか?

と思っても仕方ない。

元から口調がきつい社員さんではあったが、ある日

「確認せな不安にならへん!?」

と怒られた。

ので

「確認なのですが…」

と聞くと

「そんなん確認するまでもないことや!」

と。

もう意味が分からなかった。

楽しかった仕事も、段々苦痛になり、病み、また旦那に

「前も一緒のパターンやったで?」

と言われ、3カ月で辞めた。

 

 

 

 

そして、今年に突入。

ここから同時に色んなことが起きる。

 

まずは、私は、中学校の給食の仕事に就いていた。

3人しかいなく、体力もいる職場だったが

とても良い職場だった。

 

 

 

 

 

そして、心療内科。

今まで、引っ越し前から通っている、市外の病院まで

通っていたのだが、ひょんなことから信用できなくなった。

そこで、旦那が通っている心療内科に行ってみることにした。

旦那はパニック障害で通っている。

問診表を書き、診察室に呼ばれる。

そこで、今までの事を説明。

 

「僕が診る限りね、適応障害じゃなくて、双極性障害

やね。

今飲んでる薬なくして、別の薬に変えて行こうか。

今の薬も効かんこともないけど、あなたには意味ないと

思う」

 

と言われた。

 

ずっと、この約5年間、良くならなかったのは、そのせいか

と。

 

「今、調子良さそうに見えるけど、それは表の顔?」

 

と言われた瞬間、涙が止まらない。

私が、裏ではつらい思いをもっていると

理解されたのが、嬉しかった。

(心療内科では「減薬したい」とだけ伝えていた)

 

それと

“あなたの不安に理由はない”

と言われたことが大きかった。

病んで、旦那に不安だと伝えれても

説明が出来なかったのだ。

旦那は一所懸命、不安を取り除こうと、原因を見つけ

て解決してくれようとしてくれていた。

でも、それに理由がないとわかった。

もしかすると、旦那にはこれが一番の難題になって

いるのかもしれないが…

 

 

 

 

その頃から、長女が徐々に学校を休みがちになっていた。

 

4月、新学期始まって3日目。

着替えはするが、部屋から出てこない。

部屋に行ってみると、真ん中でポツンと俯いて座ったいた。

「何か嫌なことがあったん?」「なんで行きたくないん?」

色々、聞いてみる。

何も返って来ない。

少し考えて、自分の落ちた時の事を思い出してみる。

「何もないけど、つらいんか?」

すると、長女はするりと涙をこぼした。

 

“理由はわからないけど、ただただ、つらい”

 

この感情はなった人にしかわからないと思う。

そして

「今までいっぱい頑張ってきたんやな。

よう頑張った」

と言って、抱きしめた。

 

 

数日、そんな日が続いていたのだが

ある日、フッと思った。

昼間も降りてこない。

何をしている…?

もしや…

長女が下にいる間に、部屋に行ってみる。

まくらをあげた。

そこには、実家から持って帰ってきたタブレットがあった。

そう、学校を休んでいた間、ゲームをしていたのだ。

 

私は、裏切られた

騙された

なめられてる

 

その感情でいっぱいになった。

タブレットを持ち長女のところへ。

 

「これなに?

隠れてゲームしとったん?

ええ加減にせえよ」

 

と静かに、それだけ言った。

 

もちろんタブレットは没収。

 

その直後、長女は部屋に籠った。

イヤな予感がする。

 

 

私なら……

 

 

部屋に向かった。

嫌な予感は的中することになる。

 

次回。

 

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