この物悲しさをどう対処しようかと思いつつ、生かされている、ということに感謝したくなり、そろそろ寝ないと次の日にひびくと考え、いそいそと寝床につきました。

近藤勇が死んでしまったのです。

大河ドラマの話です。

京都の八木邸を見学して以来、魅入られたようになり、香取君が主役をつとめた大河ドラマをずっと見ていました。
毎日コツコツ。ものごとを継続する心がけが希薄な私ですが、こういうことはコツコツできるようです。

鴨さんが、殺されたときに、ショックを受け、山南さんが切腹した後はなにも見たくなくなり、ついに主役も消えてしまいました。

大学受験のとき、たいがいの人が選ぶ日本史をあえて選ばず、世界史を選択した私。世界に興味があったことは間違えではありませんが、それ以上に、日本史が嫌いだったのです。だって、戦ってばかりだし、漢字ばかり並んでゴツイイメージだったし、なんとなく野暮ったい感じがしていたから。男性の中には、「ロマンがあるじゃん」なんて言ってやたら幕末が好きな人がいますが、一番理解できないのがその時代だった。

しかし、八木邸で新撰組の話を聞いてから、すぐに影響を受ける私は「なんか、カッコイイ」とロマンっぽいものを感じてしまい、毎日テレビ画面に食いついていました。

およそ1ヶ月半。

途中、時間の無駄のような気がしてきて、早く解放されたいという気にもなりましたが、やっぱ見てよかったです。

こんな現実が、たった百数十年前にあっただなんて。

就活がうまくいかない、とか、やりたいことがやれない、なんて愚痴っていましたが、そんなの新撰組からみればちっぽけなことなのでしょう。

「命がけでなんかやってやりたい」なんて大それたことは言えないけれど、たまには生きている、ってただそれだけのことに心から感謝しようと思うのでした。