城南宮の近くにある北向山不動院。
鳥羽上皇が難治の病気になった際
真言宗の僧に病気の治癒を祈ってもらったところ
不動明王が出現して病気が治ったことから
上皇の勅命によって北向山不動院が建てられました。
平安京を護る意味もあって
不動明王像は北の平安京に向けられているので
そのため「北向山」の名が付けられています。
京都は大きな戦乱がたびたび起こっており
北向山不動院も火災や地震の災害に遭っていますが
そのたびに再興されています。
本尊不動明王は重要文化財です。
現在の本堂は霊元天皇の命により
東山天皇の宮殿を移築したものです。
本堂の裏に薬師如来やお地蔵さんもあります。
京都市伏見区竹田浄菩提院町61