昨夜に台湾の統一地方選の結果が出ましたね。
民進党は桃園・基隆を落とし
国民党は主要都市にポストを獲得したことに。
今回の選挙結果をもって
蔡英文さんは民進党党主席の辞任を表明。
日本だと総理大臣が党主を退く場合
そのまま総理大臣も辞任することになりますが
台湾の場合は党主は辞任しても
総統は任期まで続けます。
蔡英文さんは2024年までが任期です。
今回の選挙は「九合一選挙」とも言われていて
①直轄市長
②直轄市議員
③縣(市)長
④縣(市)議員
⑤鄉(鎮、市)長
⑥鄉(鎮、市)民代表
⑦直轄市山地原住民区長
⑧直轄市山地原住民区民代表
⑨村(里)長
を一度に行うから「九合一」と言います。
今回は「選挙権を18歳まで引き下げる」というのも
合わせて台湾の民衆に問われていたんですが
どの年代も賛成・反対が50 : 50 だったので
今回は見送られることになりました。
今回は親中派と言われる国民党が
ポストをたくさん獲得しましたので
中国へ寄っていくのでは
という考えを持つ人もいるかもしれませんが
基本的に台湾の人たちは
経済的には友好的にいたいけれど
最近の香港をその目で見ており
周りにも香港から移住してきた香港の人たちもいて
急激に中国と近づくと自由がなくなると思ってるので
中国に吸収されるようなことはないです。
あと2年の任期でどうなるか
これからも見ていきたいと思います。