病院の朝は早い。
というか、私の同室の人たちは早い。
朝の5時過ぎから看護師さんが部屋にやってきて
朝の検温と血圧はかりまーす
揺り起こされました・・・
測ったあとはまた寝れるんですけど、
同室の方々はそうはいかないですね。
そこからガタガタ動くので、
私は寝ることはできず、
ベッドに横たわったまま。
朝ごはんはだいたい7時過ぎに配膳され、
その後はみなさんそれぞれに過ごしています。
朝ごはんを食べ終わった後、
昨日に説明をしてくれたおばちゃんに
声をかけられました。
おはよー、調子はどーや
もう食べ終わったんやろ
ちょうどウチらも食べ終わったし、
その食器を持っていってあげるわ。
なんか動くのツラそうやしな。
気にせんでかまへんしなー。
後で聞いたら、
配膳されたものは食後に戻さないとダメとのこと。
おばちゃんは自分たちの分と
私の分をわざわざ持っていってくれたんです。
まだ薬の副作用でゆっくり、
しかもまっすぐ歩けない状態だったので、
めっちゃ助かりました。

部屋に戻ってきたおばちゃんに
何で入院することになったのかを聞かれ、
一通り話をすると、
がんばりすぎたんやなー、
入院してるときはゆっくりしたらえーねん。
ウチらは介護専門やから、
気になることあったら聞いてや。
もうこの道20年やから、何でも知ってるで。
会社から派遣されて担当の人について、
その人が退院したらまた別の人を担当するんよ。
いつもこの病院に派遣されてるから、
何がどこにあるのかも知ってるし、
看護師さんや医師とも顔見知りみたいなもんやわ。
そーいや、あんたの使ってる点滴台、
からからからから うるさいなー。
ウチが交換してきたげるわー。
と、看護師さんに許可を得たのかはわかりませんが、
どこからか音のしない
移動できる点滴台を持ってきてくれました。
しかも高さ調整までしてくれるという
痒い所に手が届くサービス付き。
おばちゃん、ほんますごいなっ
確かに私の部屋のもう1人にも介護のプロが。
どうやらこの2ペアは仲良しというか、
おしゃべり好きなようで、
常におしゃべりをしていました。
この人たちは泊まり込みなんですが、
部屋にスペースはそんなにないため、
寝るときはそばについているソファーで寝ていました。
夜中に担当患者が起きたり、
透析患者の尿の処理、
動けない人の手助けなどなど、
いろんなことをされています。
なかなか大変な仕事だと思います。