先日、横浜歴史博物館で開催された「平成28年度 横浜市指定・登録文化財展」でお会いした仏様です。
松蔭寺の仏像 市文化財に
市内最古の彫刻
東寺尾の松蔭寺(川上敬之住職=人物風土記で紹介)が所有する銅造如来坐像(伝阿弥陀如来像)が、このほど横浜市の文化財に指定された。
横浜市は、1987年に横浜市文化財保護条例を制定し、重要な価値を持つ市内の文化財や史跡などを指定・登録している。
銅造如来坐像は、高さ25・3cmの飛鳥時代後期の金銅仏。仏像彫刻としては市内最古で、関東地方でも希少な作例。もともとは松蔭寺が管理していた神奈川区の八幡宮に祀られていたが、明治期の神仏分離で同寺へ移された。「当時は天皇の権威を高めるため、壊された仏像もあったが、苦難を乗り越えた」と同寺の川上敬吾閑栖は話す。
現在は東京国立博物館へ寄託され、寺内で見ることはできない。川上住職は、「地元で知る人は少ない。実は鶴見にあったと知ってもらえたら」と話している。
タウンニュース
横浜市は、市指定文化財に「銅造如来(にょらい)坐像(ざぞう)」など3件を決定した。「旧川合玉堂別邸(二松庵)」(金沢区富岡東)については、庭園を新たに指定する一方で、2013年10月に火災で全焼した主屋と表門の指定を解除した。正式な指定・登録は4日付。
指定文化財は「国や県指定文化財以外で、横浜の歴史や文化、自然を理解するのに重要なもの」を基準に市文化財保護審議会が審査。今回で計159件となる。
「銅造如来坐像」は松蔭寺(鶴見区東寺尾)が所有。関東では希少な飛鳥時代後期の金銅仏で、現存する市内最古の仏像彫刻。東京国立博物館へ寄託されている。
ほかに指定された「宝生寺聖教(ほうしょうじしょうぎょう)」は、宝生寺(南区堀ノ内町)の所有。鎌倉時代から江戸時代までの1910点に上る聖教(経典)で、市域の中世の仏教文化を伝える貴重な文化財。県立金沢文庫へ寄託されている。
「旧川合玉堂別邸」の庭園は、日本画家川合玉堂が1917年に建てた別荘の庭園で、かつての富岡地域が別荘地であった雰囲気を残している。
神奈川新聞
白鳳時代の特徴がよく出ています。
今後、県文、重文に指定されるのではないかと思われます。
またお会いするのが楽しみです。
1300年もよく守られてきたと思いました。
