11月3日は東京近郊で仏様の特別公開が多い日です。
遠出をしなければ行く場所が自宅近くにあります。
疲れのせいか12時に起きて、出かけました。
まずは自宅から10分ほどにある上染屋不動堂です。
お堂自体地元の方に守られています。
不動明王様だけでなく矜羯羅童子、制吒迦童子までいます。
ここには重文の阿弥陀如来様がいらっしゃいます。
善光寺式の中尊です。
この仏様にはこんな由来があります。
一時行方不明になっていましたが、巡って徳川家達のもとに渡り「ソメヤに返して」とその夢枕に立ったことから、この不動堂に返され、安置されたと言い伝えられています。
脇侍様たちも「ソメヤに返して」と枕元に立って欲しいです。
拝観を終えて、近くの多摩霊園駅に向かいました。
あまり良くない駅名です。
改札口に向かうと20代から40代くらいの男女がたくさんいました。
この駅で待ち合わせをする人はお墓参りくらいしかいません。
しかも皆さん、待ち合わせにしてはよそよそしいです。
思い出しました。
その日は寺社コンで、13時に多摩霊園駅で待ち合わせでした。
宿坊研究会のメルマガを配信しているホーリーさんの姿がありました。
寺社コンも主宰されています。
「いつも配信ありがとうございます。」とあいさつしようと思いましたが、出席者のチェックで忙しそうでしたので止めておきました。
その後府中駅まで出て、いつもの大国魂神社に向かいました。
神輿や大きな太鼓や狛犬を観ました。
西の参道をまっすぐ行き、JRの跨線橋を渡りきると善明寺があります。
そこには日本最大級の重文の鉄仏様がいらっしゃいます。
阿弥陀如来坐像様で像高が1.5m以上あります。
とてもゴツいお像です。
この阿弥陀様も11月3日が特別公開です。
府中市の文化財という小冊子の表紙にもなっています。
そんな11月3日は府中市にとって誇り高く大事な日です。

