2日の夜にバスタ新宿からもぐじと一緒に京都行きの夜行バスに乗ったよ、ボール。

たくさんの乗り場があってビックリしたよ、ボール。

4月4日に開業してから初めてのGWでテレビの取材もあったよ、ボール。

もぐじはヅラだから画面映えが悪いので選ばれなかったよ、ボール。

ついでに生え際も悪いよね、ボール。

もぐじは2階建バスの一番前の左側の席だったよ、ボール。

昼間だったら凄く良い景色を見ながらだけど、夜はカーテンで閉ざされている席さ、ボール。

事故があったら真っ先に死ぬ席だね、ボール。

ところで新宿では隣の席は空いていたよ、ボール。

ラッキーと思っていたら横浜駅から乗ってきた人がいたよ、ボール。

その人は座るなりバスの前面の窓ガラスに足を投げ出したよ、ボール。

もぐじの横に遮断機ができたよ、ボール。

カーテンをしていたからどんな人かわからないよ、ボール。

嫌だなぁと思っていたら横浜駅から出発するときに「ガシャンガシャン」と音がして、バスは急ブレーキをかけて止まったよ、ボール。

そして元の位置にバックしたよ、ボール。

さらにもぐじの不安材料が増したよ、ボール。

もぐじは、最初の休憩のSAでトイレに行こうと思っていたよ、ボール。

1時前にトイレに行けばあとは大丈夫だと計算していたみたいだよ、ボール。

でもバスは10分後に出発したよ、ボール。

1つ不安が消えたけど、遮断機がまだ残っているよ、ボール。

隣の人は寝てしまい、もぐじはどうしたら一番不快ないセリフで遮断機をどけてもらうか一生懸命に考えていたよ、ボール。

本当に気の小さい男だよ、ボール。

SAに着いて「お休みのところ申し訳ございませんが休憩なので通していただけませんか?」と言ったよ、ボール。

ところが隣の人はもぐじよりもはるかにバリバリに仕事ができそうなサラリーマン風だったよ、ボール。

あっさりと「申し訳ございません」と言って遮断機をどけてくれたよ、ボール。

もぐじは1時間も下らない悩みを抱えていたよ、ボール。

でもその後4時間以上も熟睡していたもぐじは本当に気の小さい男なのかわからないよ、ボール。