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奈良市の奈良国立博物館は22日、「なら仏像館」の大がかりな改修を終え、4月29日に再び開館すると発表した。
約1年半かけて屋根の銅板を換えたり、免震装置のついた展示設備に改めたりした。
1894(明治27)年に博物館の本館として建てられた。
木骨れんが造り、クリーム色のしっくいで塗られ、優れた洋風建築として重要文化財になっている。
2010年、「なら仏像館」にリニューアルした。
120年経ち、建物の劣化や汚れが目立ってきたほか、仏像専門にふさわしい展示環境にするため、14年秋から修理にかかった。
大小13室のうち、中心の3室は展示ケースをなくし、間近に見られるようにした。
ほか10室のケースも透明度の高いものに一新。
スポット照明はLEDにして、自在に動かせるように改めた。
岩田茂樹・上席研究員は「仏像の立体感を出し、より魅力的に見せられるようになったはず」と話す。
6月26日まで、名品展「珠玉の仏たち」と題して国宝4件、重要文化財53件を含む105件を紹介する。博物館が所蔵する国宝の薬師如来坐像(ざぞう)、文化庁蔵の重要文化財の文殊菩薩騎獅像(もんじゅぼさつきしぞう)、室生寺の仁王門で昨年見つかった仏像2体(以上いずれも平安時代、木造)などを展示予定。
大人520円、大学生260円。
5月22日までは博物館の東・西新館の特別展「国宝 信貴山縁起絵巻」の観覧券、半券で入れる。
先日奈良博に行きましたが、仏像館に寄らないと物足りない気持ちになります。
皆さんの予想通りに室生寺像の展示がありました。
国宝の薬師如来様は京都・熊野若王子神社に伝来したもので、この大工事のきっかけとなった大雨で濡れた記憶があります。
傘をさされて天蓋をさされての展示になると思います。
