大阪市内は四天王寺を始め、戦争などで古い時代に作られた仏様はほとんどいらっしゃいません。
市内を外れた例えば河内長野市などにはたくさんの古い仏様がいらっしゃいますが…
大阪市内についてそのような先入観を持っていました。
ところが市内の私の知らなかったお寺で平安時代の仏様の特別公開があるそうです。
市指定文化財 「三津寺仏像群」 の特別公開について
御堂筋沿いの賑やかな町中に寺地を構える三津寺(みつてら)は、奈良時代の建立と伝えられる市内有数の密教寺院です。度重なる火災を逃れて、平安時代、900年代後半に製作がさかのぼる、木造地蔵菩薩立像をはじめ、中世から近世に造像された古仏を、まとまって伝えています。
これらの仏像は、通常は非公開ですが、今回、期間を限定して、特別に一般に公開していただけることになりました。質量ともに、大阪市域随一の古仏群であり、12点が大阪市の有形文化財の指定を受けています。全容が一般に公開されるのは、今回が初めてとなります。
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特別公開の会場・期間について
【公開会場】宗教法人三津寺(中央区心斎橋筋2-7-12)
地下鉄「なんば」駅、近鉄・阪神線「大阪難波」駅下車、14番出口から北に徒歩3分
【公開期間】平成28年3月10日(木曜日)~3月15日(火曜日)
【開場時間】午後1時~4時(入場は午後3時30分まで)
※事前の申し込み等は不要です。ただし、観覧者の人数によって、入場をお待ちいただく場合がございます。
※ 各日午後2時30分より、大阪市教育委員会学芸員による解説を予定しています。
【観覧料】資料代100円 ※学生は無料(大学生・専門学校生含む)
パンフレットを見るととても興味がある仏様たちです。
普段は非公開のお寺のようです。
決められた日にある御開帳ではないので次にいつお会いできるかわかりません。
京の冬の旅などで、この時期に関西に行かれる方は足を伸ばして拝観されてはいかがでしょうか?

