組合大会が始まる前にちょっとした打ち合わせがありました。

ちゃんとシナリオがあります。

議長は二人なのですが議長名の一人は空白のシナリオです。

そこが私です。

まあ、シナリオがあれば大丈夫です。

シナリオ通りに議長が決まり議長席に座りました。

自己紹介で所属と職種を言った後に「今日、日本で一番震度が高かった場所のそばに住んでいます。」と言いました。

会場にシラットした雰囲気が流れました。

掴みは失敗です。

それを感じたもう一人の議長はよけいなことを言いませんでした。

開会の挨拶や来賓の挨拶が続きました。

その間にお祝いのメッセージが後ろから回ってきました。

上部団体の偉い人からでした。

でも名前を見ると別の部署の人です。

この人は誤字脱字で有名な人です。

スタッフをスッタフと書いても気づきません。

言いづらいです。

恐怖で頭がパニックになりました。

とりあえず、一通り黙読しました。

全く文章に破綻がありません。

代筆だとわかりました。

安心してメッセージを読み始めました。

ところが後ろから爆笑されました。

本人がいました。

都合で出席できないからきたメッセージなのに馬鹿馬鹿しくなりました。