今日、このような本が届きました。



本来なら昨年に発売される予定でしたが何度か延期になっていてやっと発売になりました。




1冊でわかる滋賀の仏像: 文化財鑑賞ハンドブック

文化財鑑賞ハンドブック監修会議 (監修), 滋賀県教育委員会事務局文化財保護課 (編集)

¥ 1,080

単行本: 118ページ

出版社: サンライズ出版

ISBN-10: 4883255468

ISBN-13: 978-4883255467

内容紹介

奈良・京都と並ぶ仏教文化財の宝庫、滋賀県の国宝・重要文化財を含む主要な仏像を、種類ごとにわかりやすく紹介したハンディーなカラーガイドブック。主要寺院の境内図も収録。



できれば地域、寺院ごとの方が良かったかな?と思います。

私にとっては滋賀はまだまだお会いしていない仏様がたくさんいらっしゃいます。

仏像歴30年です。

折り返し地点にいる気がします。

残り30年の人生は徐々に初対面の仏様にお会いできたらといつも思っています。

シャイなあん畜生なので初めての仏様にはいつも照れてしまいます。

でも30年前、ネットなど無かった時代の方がいつも新鮮なそして神聖な気持ちでお会いできた気がします。



(追記)


とここまで下書きして、読んでから感想等を書こうと思いました。


ところが誤って公開ボタンを押してしまいました。


済みませんでした。


やっと2/22(日)に届きました。


発売日よりも前にAmazonに予約していましたが、全然入荷されません。


直接、出版社に依頼して届いた次第です。


送料300円よけいにかかりました。




目次


第1章 滋賀の仏像の歴史
1仏像の誕生と仏教の伝播─紀元前5世紀~紀元6世紀
 

2日本への仏教の伝来─飛鳥時代
 

3近江国での寺院の建立─飛鳥時代から奈良時代
  ―名品ギャラリー1 石山寺縁起絵巻

4比叡山と天台仏教─奈良時代から平安時代前期

5浄土教ブームで阿弥陀仏造立─平安時代後期

6写実的な新時代の造形─鎌倉時代

7禅宗が武家へ、浄土真宗が庶民へ─南北朝・室町・江戸時代
 

8危機を迎えた仏像と保護の取り組み─明治時代以降


第2章 種類別滋賀のさまざまな仏像
 

 仏像の分類(一覧図/如来/釈迦如来/阿弥陀如来
 

 ―名品ギャラリー2 洞照寺阿弥陀如来坐像

 薬師如来/大日如来/弥勒如来/多宝如来/菩薩/普賢菩薩
 文殊菩薩/日光菩薩/月光菩薩/観音菩薩/聖観音/十一面観音
 

 ―名品ギャラリー3 向源寺十一面観音立像

 千手観音/如意輪観音/その他の観音/勢至菩薩/弥勒菩薩
 地蔵菩薩/虚空蔵菩薩/明王/不動明王/軍荼利明王
 大威徳明王/降三世明王/金剛夜叉明王/愛染明王/天部/梵天
 帝釈天/四天王/毘沙門天/吉祥天/大黒天/弁才天/閻魔天
 金剛力士/十二神将/二十八部衆/高僧/聖徳太子/維摩居士
 役行者/釈迦十大弟子/弘法大師(空海)/淳祐内供
 慈恵大師(良源)/空也上人/寂室元光/神像/僧形神/男神神


第3章 仏像のある寺院をめぐる
 

1大津・高島エリア
 

2湖南・甲賀エリア
 

3湖東・東近江エリア

4湖北エリア

掲載寺院と神社

仏教美術を見ることができる滋賀の博物館・美術館

県、市町文化財主管課

参考文献



写真を見ると、どの仏様もお会いしたくなります。


奈良の仏様には敵わないですが、たくさん焼けてしまった京都の仏様以上にたくさんの魅力的な仏様がいらっしゃる気がします。


印刷もきれいで、価格もリーズナブルな本だと思います。


文化庁からも補助金が出ているようです。


もう少し工夫がほしかったのが2点あります。


①御開帳日、拝観時間などの情報がありませんでした。これは非常に大事なことだと思います。紹介された仏像に対する連絡先は書いてあるのですが、御開帳日が記載されていればわざわざ電話しなくとも良くなります。電話される側にも余計な面倒がかからなくて済むと思います。


②巻末に県内を4エリアに分けた地図が掲載されています。本文で紹介された寺院の位置関係がわかり見やすいです。できれば地図に掲載ページを小さくとも良いから記載されていたら便利だったと思います。その後ろのページに掲載寺院の一覧が出ているのですが二度手間になってしまいます。



でも、滋賀の仏様を知るにはとても良い本だと思います。


是非お買い求め下さい。


できれば三重県版もほしいところです。