偶然、こんな記事を見つけました。



廃仏毀釈を逃れた板彫仁王像、復活 庄内


山形県庄内町南野の「板彫仁王像」(町文化財、江戸後期)が31日、修復を終えて皇大神社の神門(旧仁王門)に安置された。

自立する板彫り仁王像は、全国でも数少ないとされる。

明治初めの廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)から逃れるために集落の人々が神門の奥を仕切って隠していた。

一昨年の門の修繕で偶然発見され、開村400年に当たる今年、住民たちの寄付金で見事によみがえった。


 仁王像は阿形(あぎょう、写真右)と吽形(うんぎょう)の2体1対で、天衣や腕などが欠けていた。

裏書から1841(天保12)年に庄内藩松山領内の細工師が制作したとわかっている。

高さ約185センチに対し厚さ6・5センチだが、「見ての通り力強く、見れば見るほど見事な仁王像」と、修復にあたった東北古典彫刻修復研究所(上山市)。


 修復費は約300万円。神門の修繕にも約350万円かかり、110戸ある南野集落では負担に異論もあったようだ。

しかし、修復された仁王像を間近に見た住民たちは異口同音に「感動した」。


 仁王像が制作された年代は「天保の飢饉(ききん)」(1833~36)から間もない。

400年祭実行委員長の荒木伸弥さん(73)や集落会長の渋谷孝士さん(68)は「飢饉後、精神的な支えとしてまつり、守り継いできたのだろう。

我々も守っていきたい」と話していた。


 仁王像は8月10日の遷座祭の後、一般公開される。






板彫りで最も有名なのが興福寺の十二神将です。





次に有名なのは京都神護寺の弘法大師像だと思います。






他にはあまり聞いたことがありません。


しかも185cmの高さなど驚きです。



出羽三山神社に行ったあとにこの記事を見つけました。

近くだったのに・・・